今日のテーマは、『あなたは、自分の頭で判断・決断することが出来ますか??』です。
ちょうど1年前、
昨年(2019年)のこの時期は、
新元号『令和』への移行に伴って、
史上初の『公休10連休』が話題になっていましたよね。
この時も、
一時的に、日本全国『大型連休』を迎えた訳ですが、
まさか、1年後、このような状況になっているとは、
誰も、想像すらしていませんでした。
今年(2020年)は、
カレンダーの巡りという観点では『5連休』が通常ですが、
飛び石となる『平日』もすべて『公休』として埋める事で、
昨年以上の『大型連休』扱いにする企業が多いようです。
中には、
4月25日から、来月5月10日まで休暇の方もいるようで、
上記スケジュールの場合、実に、『16連休』が完成します。
ただ、
普段であれば、皆さん、嬉しく感じる『大型連休』ですが、
『緊急事態宣言』が続く状況では『高揚感』も有りません。
また、
所属する業界・立場によっては、死活問題に直面する方もおり、
とてもじゃないですが、連休を楽しめる気分では無いですよね。
それでも、
昨日の『公式ブログ』でご紹介した通り、この状況においても、
未だに、『健全な危機感』すら、抱いていない方々も居ますが。
例えるなら、
『肺がん:ステージⅣ』の末期を迎えている患者さんが、
未だに『1日20本』の煙草を吸い続けている状況です。
確かに、
『それで死ぬなら、本望』という哲学をお持ちなら良いですが、
大半は『自覚無し』で、その行動を取っているように見えます。
それは、それで、『幸せな生き方』なのかも知れません。
現在、直面している『コロナ危機』の話に戻すと、
ここ数日でも、『新たなステージ』を迎えつつある『肌感覚』があります。
勿論、
『感染拡大』を抑制するという観点では、
『緊急事態宣言』の延長を早々に宣言し、
2020年いっぱいは、継続する決断をした方が良いです。
恐らく、
そこまで徹底すれば『感染拡大』も収束に向かいますし、
この事について、『異論』を唱える方はいないでしょう。
しかし、
『現実社会』において、実行に移すことが『善』かと言えば、
『決して、そうではない』というのが、『真実』と考えます。
世の中において、
『パラメータ(変数)』は、常に『複数』存在しており、
『1つ』に視点を固定化して『善・悪』の判断をしても、
まったく意味を為しません。
例えば、
現在、メディア各社や行政機関から、
特定の『公営ギャンブル』が槍玉に上げられていますが、
この業界への『休業要請(強制)』が、本当に善なのか。
世間では、
『倫理観』からか、『それが当然』のように報じられますが、
該当業界の経営者、従業員の方々にも、当然、生活は存在し、
『収入』が途絶えることで、確実に、露頭に迷います。
また、
『休業期間』が長引けば、倒産件数も確実に増えますから、
『経済困窮者』が増加すれば、確実に『犯罪件数』も増加します。
古今東西、これは『自明の事実』です。
『地獄への道は、善意で敷き詰められている』
人間社会における、とても皮肉な『真理』です。
本公式ブログでも、何度かご紹介しているこの言葉ですが、
今回の『コロナ危機』でも、正にそれが展開されています。
話を戻すと、
『感染拡大抑制』という、『単独』の視点においては、
このまま『経済活動』をストップする事が最善策です。
しかし、
本当に、そんなことを実行してしまえば、『日本』だけでなく、
世界全体の『経済』が、『死滅への一途』を辿ってしまいます。
確かに、
『新型ウイルス』に感染して、死ぬことも避けなければいけませんが、
それを理由に『経済的理由』で死んでしまっては、洒落になりません。
当然、
日本をはじめ、各国首脳も、そのことに気付きはじめて、
『感染拡大抑制』をすような演出も、始まりましたよね。
『日本』においても、
直近の『新規感染患者』の減少傾向が、報道され始めましたし、
ロックダウンを敢行していた欧米各国も、来月での解除を示唆しています。
WHO(世界保健機構)は、
『終息の見通しは、全く立っていない』と主張していますが、
『コロナ危機』の最中でも、収入に変化のない同機関職員の、
『理想論』に付き合うほど、民間人は暇では有りません。
私の事務所は、
大阪は『西天満』というエリアに存在していますが、
暫くの期間『臨時休業』していた飲食店においても、
『営業再開』に踏み切る雰囲気が、高まって来ました。
流石に、
むやみに外出して、街を歩きまわることは無いですが、
窓から眺める景色は、少しずつ、動きはじめています。
これから、
『コロナ危機』を取り巻く、社会全体における展開策として、
私自身は、『画一的な解答』は、存在しないと考えています。
先日、
橋下徹・元大阪府知事も、発言されていましたが、
ある程度の『感染拡大』を、全員が覚悟しながら、
緩やかにでも『経済』を回していかなければ、いけない。
それでも、
税金や、それに準ずるもので収入の守られた『理想論者』は、
きっと、『横槍』を入れて、騒ぎ立てることが予想されます。
ただし、
その意見に屈して、『善意』を敷き詰めたとしても、
先程もご紹介した通り、それが通じるのは『地獄』への道です。
勿論、
私自身の意見も、数ある中の『1選択肢』に過ぎず、
正直、『正しい』のかどうかは、全く分かりません。
ただ、
政府・識者から『与えられた解答』に、従順に従うのではなく、
それぞれが、『自らの答え』を模索する時代に突入しています。
ところで、
あなたは、『自分の頭』で、思考する能力が残っていますか??
また、
自ら『責任』を取り、判断・決断していくことが出来るでしょうか??
これからの時代において、どちらも『必須の能力』だと感じています。
尚、
定期開催する『資産形成セミナー』は、来月(5月)以降も暫くの期間、
大阪・神戸ともに、『完全個別:Zoom受講』へと切り替えて行います。
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*受講希望日程・時間帯を、3候補挙げて頂けたら幸いです。
(平日、土日祝日に関わらず、挙げて頂いて結構です。)
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最後になりますが、
新型コロナ・ウイルス感染拡大に伴う、事態の早期収束・終息と、
ご覧頂いている皆様のご健康を、心より、お祈り申し上げます。
井上耕太事務所
代表 井上耕太