21世紀以降の世界でも、【グレシャムの法則】は成立するのか??

今日のテーマは、『21世紀以降の世界でも、グレシャムの法則は成立するのか??』です。

 

 

1つだけ、質問からスタートしようと思います。

 

 

皆さんは、【グレシャムの法則】を知っていますか??

 

 

言葉を変えたら、知っている方もいるかも知れません。

 

 

【悪貨】は【良貨】を駆逐する。

 

 

未だ、金本位制度が成立して頃の、代表的な経済法則。

 

 

貨幣の『額面価値』と『実質価値』に乖離が生じた場合、

『実質価値』の高い貨幣は、常に流通過程から駆逐され、

『実質価値』の低い貨幣が市場支配するという法則です。

 

 

これは、人間の『真理』をまさに表していると考えます。

 

 

幸いなことに、

 

 

印刷技術の革新等により、21世紀に突入した世界では、

先進国市場で『偽札製造』はほとんど行われていません。

 

 

この辺り、

 

 

世界全体で『キャッシュレス決済』が進んでいることも、

『悪貨』の製造が減少している大きな理由になりますね。

 

 

要は、

 

 

名作『カリオストロの城』に描かれていた時代はともかく、

現在は『偽札製造』が、全く割が合わないということです。

 

 

2024年、

 

 

日本国は『紙幣刷新』というイベントを画策していますが、

これも、『時代遅れ』と言われる時が来るかも知れません。

 

 

その意味で、

 

 

21世紀以降の世界は、『グレシャムの法則』が示す所の、

『悪貨』が登場する場面は、減少していくように思えます。

 

 

しかし、

 

 

それが完全に無くならないのが、人間社会の興味深い所で、

21世紀以降の『悪貨』は、形態を変化させて存続します。

 

 

明言はしませんが、分かる方には、理解できると思います。

 

 

先日、暗号資産(仮想通貨)市場で1つ出来事がありました。

 

 

ご存知の方も、いらっしゃるでしょうか??

 

 

人口600万人の小国、中米に位置するエルサルバドルが、

『ビットコイン』を法定通過に採用すると発表したのです。

 

 

過去20年間、

 

 

法定通過としては、『米ドル』を採用してきた同国ですが、

国内全決済『ビットコイン』を利用可能とする法案が通過。

 

 

同国では、

 

 

国民全体に対して、ごく一部しか銀行口座を保有しておらず、

国外出稼ぎ労働者の送金コスト削減が狙いと、対外的に説明。

 

 

更に、

 

 

国家プロジェクトとして、マイニング事業展開も公表しており、

暗号資産(仮想通貨)に、起死回生の活路を見出そうと画策中。

 

 

ただし、

 

 

この動きは『暗号資産』の将来性に期待感を抱くからではなく、

慢性的な経済苦境に喘ぐ国が、外貨獲得の1手段を講じたもの。

 

 

明らかに、

 

 

中長期的な『将来』を見据えたものではなくて、短期視点で、

『目先のお金(外貨獲得)』を追うことに対しての決定です。

 

 

しかし、

 

 

この動きが1つと、著名投資家の発言も『きっかけ』となり、

暗号資産(仮想通貨)市場は、直近、再上昇に転じています。

 

 

一時的に、

 

 

『3万ドル割れ』が懸念されていた、代表通過ビットコインは、

ステラ社の決済再開報道を受けて、再び『4万ドル』へと肉薄。

 

 

勿論、

 

 

今春、ピークを迎えた時期の『6万ドル』には届きませんが、

直近における『危機的状態』は、一旦脱したように思えます。

 

 

以前、

 

 

『ヘッジ資産』としての価値は懐疑的な意見を紹介しましたが、

経済循環が回復すれば、同市場の循環速度も、必然上がります。

 

 

正直、

 

 

次回、『過去最高値』を更新する正確な時期は分かりませんが、

時間をかけて、着実に、取引価格を上昇させてくると考えます。

 

 

それでも、

 

 

私自身、暗号資産(仮想通貨)が現存法定通過に対して、

取って代わる時代が来るかと聞かれれば、返答は『NO』。

 

 

確かに、

 

 

『現存法定通過』の時代が、未来永劫続くことはないですが、

一瞬の『大転換』が起こることも、起こり得ないと考えます。

 

 

この辺り、

 

 

暗号資産(仮想通貨)の将来性に対して『肯定派』と言える、

外資系投資銀行でも、同様のスタンスが取られていますよね。

 

 

直近では、

 

 

様々な『顧客ニーズ』に対応すべく、派生商品も展開しますが、

顧客に対し推奨する『保有ウェイト』は、依然として低いまま。

 

 

長期的視点として、

 

 

法定通貨、基軸通貨(米ドル)にかわる可能性を示しながら、

現時点の変動幅は大き過ぎて、それに賭けるのは時期尚早と。

 

 

冒頭ご紹介の通り、

 

 

古今東西、『グレシャムの法則』の成立を証明する形で、

凡ゆる『悪貨』は、凡ゆる『良貨』を駆逐して来ました。

 

 

果たして、

 

 

21世紀以降も、その『真理』は成立するでしょうか??

 

 

凡ゆる『例外』は、存在しないことを理解しながらも、

現代の『悪貨』について、懐疑的な視点で見ています。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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