今日のテーマは、『いよいよ、ニーゼロ・ニーゼロ(2020年)が幕開けです!』
昨日の公式ブログでは、1点、致命的な間違いをしています。
もしかしたら、気が付かれた方もいらっしゃるかもですね。
記事中で、
『日本・米国市場ともに大納会を迎えて』という旨発言しましたが、
正確には、米国市場は『12月31日』まで取引継続していました(笑)
最終的に、
米国市場の代表指数『NYダウ平均株価』は、前日比『+76.30ドル』、
年末値としては過去最高値となる『2万8,538.44ドル』で取引終了です。
11年前、
サブプライム・ショックが発生した2008年においては、
一時、同指数は『7,000ドル台』まで落ち込みましたが、
このような未来が待っている事は、誰も予想していませんでした。
この状況を、
単純に『回復した』と表現することには違和感を覚えますが、
少なくとも、当時懸念された『経済的メルトダウン』は、今のところ免れています。
昨日の記事中でも展開しましたが、
昨年(2019年)1年間は、日本・米国両市場だけに留まらず、
世界全体として、あらゆる市場が上昇する『異次元』的な年となりました。
上記で、
『株式』という枕詞を付けずに、単純に『市場』と表記したのがミソで、
言葉とおり、『株式』に限定せず、あらゆる『市場』で資金流入が続いています。
原則的に、
『株式市場』と『債権市場』は、反比例関係が成立している為、
前者が上昇している局面で、後者も同時に上昇する事は、理屈上有り得ません。
少しだけ説明すると、
世間一般が『リスク志向(株式投資)』に傾いている局面で、
同時に、『リスク嫌気(債権投資)』的選択肢が選ばれる事は考えにくいのです。
また、
『株式市場』の循環サイクルと『コモディティ』のそれは、若干ズレており、
こちらの2対象についても、同時上昇する局面というのは、そう有りません。
昨年(2019年)の場合、
先ほど『異次元』と表現した理由は、この辺りにあって、
市場間格差はあるものの、前年比として、全市場が上昇するロジックは説明不能です。
言うなれば、
『ゼロ・サムゲーム(勝ち・負けの総和が常にゼロ)』をしているにも関わらず、
『敗者』はほとんど存在せず、ほとんどの人間が『勝者』となっている状況です。
これは、どういう『理屈』なのか??
結局、
現在、『勝者』のように映っている人間の中にも『潜在的敗者』がおり、
パーティー終焉のタイミングを以って『真の勝者』が分かる仕組みです。
一時的に、
『含み益』という形で利益(?)を上げている方々もいますが、
利益確定していない現時点で、本当に『勝者』と表現して良いか分からないのです。
しかし、
もしそれが『虚像』だと分かっていたとしても、
『熱狂的なパーティー』は、刺激的で、参加していてとても楽しいですよね。
この辺り、
昨年1年間で最も『リターン』を得られた市場に注目して、
少しだけ、振り返ってみることにしましょう。
2019年、最も投資リターンをもたらした市場は『ロシア』です。
世界の覇権国、
米国から複数回にわたる『経済制裁』を受けながらも、
通貨『ルーブル』の対ドル高という要因もあり、
株式市場は平均『50%超』という大幅上昇を見せます。
要因として、
『原油価格』が、年間通して比較的安定的に推移したことと、
中央銀行が「利下げ』を5回敢行し、『経済回復』を全面的に支えていました。
前述の通り、
『コモディティ市場』にも、多額の投資マネーが流入する昨今、
『資源国』としての強みが発揮されたことも、大きかったと考えます。
何れにせよ、
市場平均が『年間50%超』も上昇する相場にもそう巡り合えず、
ロシア国民(投資家)を中心に、昨年は『良い時間』を過ごしたことが想像できます。
それに続く第二位は、
約8年前『欧州危機』の起点となり、存続すら危ぶまれた『ギリシャ』で、
『平均株価』の年初来リターンは、驚愕の『約40%』を記録しました。
根本的には、
『財政健全化』の根本的課題が何も解決されていない『ゾンビ国家』ですが、
年半のルール変更による『緩和マネー』で、株式・債権両市場とも見事に上昇。
特に『債権市場』では、
ブルームバーグ追跡調査の主要19市場『年初来上昇率』で、
『10年物国債相場』が世界ナンバーワンを上げるという快挙。
ECB(欧州中央銀行)からの潤沢な緩和マネーにも支えられて、
『EU連合』の一員であることのメリットを最も享受しています。
番外編としては、
これまで殆ど話題にはがることの無かった国『ウクライナ』が、
ブルームバーグ調査の130ローカル通貨中『最高リターン』を記録。
(*ウクライナ自国通貨『フリブナ』。)
情勢不安もあり、
ここ数年、非常に不安定な動きとなっていた事も起因しますが、
対米ドル比で、年初来リターンとして『20%超』の上昇を見せています。
例えば、
上記3投資対象に資金拠出していれば、『仮想通貨バブル』とはいかないまでも、
『1年間』という短期間のうち、保有資産を激増させる事も出来たと思います。
しかし、
それは、過去を振り返った際の『結果論』であるという事に加えて、
もしも『先見性』があったとしても、あなた自身は手を出すべきではない。
個人的考えですが、
『経済成長』に対する『超過リターン』を求めようとする行動は、
どこまで行っても『ギャンブル』としての領域を抜ける事はなく、
運よく『勝つ』ことが出来たとしても、一過性しか有りません。
本家『ギャンブル』同様に、
『ビギナーズ・ラック』で不運にも、序盤で味をしめてしまうと、
その後、必ず遭遇する『敗戦』の傷跡が大きくなり、立ち直れなくなります。
いよいよ、『ニーゼロ・ニーゼロ(2020年)』が幕開けします。
今年の『相場動向』がどのようなものになるか、現時点では、
正確に予測できる人間は、地球上には誰も存在していません。
『2019年』を継続し、『(異次元)上昇相場』の道をひた走るのか??
それとも、
何が『トリガー(引き金)』になるのかは分かりませんが、
早々に『宴』が終焉し、過去の金融危機級の『ショック』を迎えるのか??
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井上耕太事務所
代表 井上耕太
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