今日のテーマは、『ブラックスワンへの備えを怠った人々の末路』です。
昨日の公式ブログでは、『日本経済悲観論は不要なのか??』という話をしました。
『お金』『資産形成』というテーマの発信をする場合、
より『ポジティブ』な話題を提供した方が、受けるのかも知れません。
また、
『お金』というテーマに限らず、あらゆる全ての分野で、
『現実』を直視するのは苦痛を伴い、それから目を逸らして生きる方が『楽』です。
ただ、
(*人生を通して逃げ切れたら良いのでしょうが。)
それを続けたところで『課題』の根本解決にはならず、
むしろ、先送りした『リスク』は顕在化した際には挽回不可能になります。
私自身、
それほど強い人間では無いので、偉そうに言えませんが、
どこかのタイミングで意を決して、現実と向き合い、
『具体的なアクション』を起こして行くことが大切と考えます。
『ブラックスワン』
皆さんは、この言葉を知っているでしょうか??
決して、
動物としての『ブラックスワン』そのものを言っているのでは無く、
『イベント発生時、大きな衝撃を与えるもの』と比喩として使われます。
かつて、
『白い』ことが当たり前だと考えられていた『白鳥』の中に、
(突然変異か何か?)『黒い』ものの存在が明らかになった時、
世間に多大なるインパクト(衝撃)を与えたことに由来します。
例えば、
私は『保険』という金融商品は否定派として活動していますが、
それでも、『火災保険』に加入していない人は存在しないと思います。
『定住する家を持っていない』という特殊な方々は『例外』ですが、
人間としての生活を営む上で、『住環境』を保有している人にとって、
『火災保険』は『ブラックスワン』への備えとして必要不可欠です。
この場合、
『ブラックスワン』に該当するのは、もちろん『火災』で、
自身の責任で出火した時、その責任を背負いこむのは、
『個人』としては莫大なものになる恐れがあるからです。
また、
日常的に自動車を運転する方々では、自賠責は義務なのでもちろん、
任意の『自動車保険』に追加加入していない人もまずいないでしょう。
これも、
決して起こってほしくは無い事象ですが、
自動車に関する『ブラックスワン』も、発生時には多大なる脅威となり得ます。
このように、
『保険という金融商品も、確率計算して入らないといけない』とは言うものの、
イベント発生確率が低くても、発生時のインパクトが莫大なものには『備え』は不可欠です。
最近、
西日本を中心とした集中豪雨や、活動拠点とする大阪では大きな地震もありましたが、
あの出来事を経験して、『もう数十年間はないからええやろ』となる人はいないと思います。
自身が経験した『ブラックスワン』から適切に学び、
将来に対する、適切な『備え』ができる方々が、様々な波を乗り越えていける方ですよね。
ただし、
この方法に問題があるとしたら、
それは、『ブラックスワン』を経験した人以外は、あくまで『他人事』でしかないという事。
私を含め、
多くの方々は『経験』『体験』からしか学ぶことが出来ず、
『ブラックスワン』に直面した時、それが『初体験』である事が多いのです。
その場合は、どうしたら良いのでしょうか??
その『答え』は、リアルタイムでその事象に遭遇している『他者』から学ぶのです。
例えば、
『国家』単位での経済危機に直面している国・地域を、
皆さんは、果たしてどれだけ知っているでしょうか??
残念ながら、
『平和ボケ』し切ってしまった日本国民の大多数は、
『え??今、経済危機に陥っている所なんて、あるの??』と言った反応だと思います。
数年前、
ユーロ危機の発端となった『ギリシャ』も、全く問題解決していないですし、
強烈なハイパーインフレに見舞われた『ジンバブエ』なんかもありますよね。
さらに、
経済状況が悪化した国・地域ではインフレ・デノミのセット販売も常ですし、
財政破綻した『米国領:プエルトリコ』も、公共サービスはストップしています。
日本のメディアは、意図的か無意識かわかりませんが、
このような世界の『シビア』な状況を映そうとはしません。
結果、日本人はさらに、『平和ボケ』を日々強めていくことになるのです。
『ベネズエラ』という国も、然りですよね。
こちらは報道も出ているので、ご存知の方も、少しいらっしゃると思います。
『IMF(国際通貨基金)』の発表では、同国のインフレ率は、
2018年内で『100万%』にも達するという推測が出ています。
いや、数字をしっかり見てくださいよ(笑)
例えば、
インフレ率が『プラス100%』と言われても、
1年間の間に物価が『2倍』になる事ですから、なかなかの異常事態だと思いますよね。
日本も緩やかに物価が上昇していて、
私が子供の頃に『100円』で売られていたジュースやお菓子は、
現在では『150円』程まで値上がりしている事もザラにあります。
ただし、それでも『20年間』ほどの時間がかかっているのです。
そういった『経験則』から考えてみると、
『1年間で2倍』の値上がりも、相当なものである事がわかります。
しかし、
『ベネズエラ』という国のインフレ率は常軌を逸していて、
『100【万】%』という、表現のしようもない、途轍もない数字になっています。
このような状況では、
日常の生活必需品に加えて、食料、医薬品も恒常的に不足し、
同国では、国外脱出して難民になる人が後を絶たちません。
さらに、
昨夜から今日にかけて新たなニュースも出てきていて、
なんと、通貨価値を『5桁』切り下げる、『デノミネーション』の実施も決定しました。
現在、
ベネズエラの流通通貨は『ボリバル・ソベラノ』ですが、
当初、8月4日付けで考えていた『3桁切り下げ』では間に合わず、
8月20日付け『5桁切り下げ』での実施が確定的になっています。
これにより、当然の話ですが、
『10万ボリバル・ソベラノ』が『1ボリバル・ソベラノ』になります(笑)
我が身に置き換えて考えると、
『10万円』という貨幣価値が、ある時を境に『1円』まで下落してしまうのです。
どうですか??
この切実で、緊迫した状況、少しだけわかってきたでしょうか??
決して『ベネズエラ』が特別なのではなく、
経済状況が悪化した国において、このような事は普通に起こります。
リアルタイムに事象が発生している『他者』に学び、
『ブラックスワン』に対する『備え』をする人だけが、
自らを助けて、希望ある人生を過ごしていけるのです。
『ブラックスワンに備え、資産形成をスタートしたい!』という方に、
最適なセミナーを、大阪・梅田は、明日7月27日(金)に開催致します。
*テーマは『つみたてNISA』となっていますが、会場では、
リアルな場だからこそ、ご提供できる情報もお伝えさせて頂きます。
■2018年7月27日(金)開催!つみたてNISAポイントまるわかりセミナーin大阪・梅田■
****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****
今年(2018年)1月からスタートして有効な新制度、
『つみたてNISA』をわかりやすく解説するセミナーです。
『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております。
セミナーを受講する間でもなく、
『今すぐ、具体的に資産形成をスタートしたい!』という方は、
ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。
****プライベートセッションご案内はこちらをクリック****
****『お金のセッション』ご予約はこちらをクリック****
井上耕太事務所
代表 井上耕太