『世界一素晴らしい制度』が崩壊する時★

今日のテーマは、『世界一素晴らしい制度が崩壊する時』です(^_^)★

 

 

『世界一素晴らしい制度』

 

 

皆さん、何のことを言っているかわかりますか??

 

 

『勘』の良い方は、ピンと来るかも知れませんね(^_^)

 

 

世界の大部分を占める途上国にはもちろん存在せず、

世界トップの米国ですら、この制度は存在していない。

 

 

にも関わらず、

 

 

私たちが居住する『日本』には存在し、

国民の暮らしを『リスク』から守ってくれている(過去?)制度。

 

 

そう、『国民皆保険制度』です。

 

 

全ての国民が『強制加入』という制約はありますが、

これが存在することで、国民は一定水準の医療を平等に受けることが出来る。

 

 

しかも、

 

 

世界トップクラスの衛生環境と技術を持ってして、

更に、世界トップクラスの薬剤を活用して、です。

 

 

これは、世界全体から見たら驚異的なことです。

 

 

現在、世界の『トップ』として認められている米国でさえ、

『国民皆保険』の制度は存在せず、所得格差は医療行為にモロに反映されます。

 

 

20代中盤、東南アジアを旅した際、

 

 

街中を走るトゥクトゥクが事故を起こして救急車が来た際、

まず、『こいつ(事故者)は、お金を持っているのか??』という質問をされているのを目の当たりにしました。

 

 

『お金』を持っていなくて、支払うことが出来なければ、

目の前で怪我している人間でさえ、医療は受けられないのです。

 

 

これこそが、『世界』においてはスタンダード。

 

 

ここまで数十年ほど日本の国民を支えてきた『国民皆保険』は、

世界の人たちから見たら、本当に考えられない制度なのです。

 

 

その『素晴らしい制度』ですが、

日本の財政状況の悪化と共に、徐々に、徐々に、崩壊しつつあります。

 

 

私のブログのコア読者の方々はご存知ですが、

現在、日本の税収に対して、毎年の歳出(一般会計)はマイナス状態。

 

 

約60兆円そこそこの歳入(国としての収入)に対して、

補正も含めて、予算は毎年最高値更新の100兆円オーバー。

 

 

ここまで来ると、金額が大き過ぎてイメージがつきませんね(^_^)

 

 

その歳出の部分で大きな割合を占めるのが、

『医療』『年金』『福祉』等から構成される『社会保障費』。

 

 

本当に国の財政健全化を実行していくためには、

ここの部分に『メス』を入れる以外に、方法は存在しないことは周知の事実です。

 

 

でも、

 

 

なかなか、ドラスティックに大きな変革はやらない(^_^)

 

 

何故なら、

 

 

このように確立した制度に大きな変化をもたらすと、

既得権益を得ていた人たちから反発が起こるのは必至だからです。

 

 

例えば、

 

 

『年金を大幅に減額する!』と言ったら、

今の年金受給者世代の方々は、一斉に反発されますよね??

 

 

『国の財政健全化の為には、しょうがないな。』

『子や孫に、借金を残すわけにはいかない。』

 

 

このように割り切って考えられる聖人君子は、

おそらく、この世では絶滅危惧種並みの少なさだと思います。

 

 

もちろん、私も、その立場であれば嫌ですね(^_^)

 

 

だから、

 

 

『文句はあるけど、大きな反発はない』程度の、

微妙なラインで保障の削減を、段階的に繰り返していく。

 

 

『タバコ』の価格なんかはイメージしやすいですが、

恐らく、この20年で2倍くらいにはなってますよね??

 

 

いきなり『価格2倍』であれば喫煙者も減るでしょうが、

段階的に進めることで、反発はほぼ皆無で価格アップが可能です。

 

 

そして、

 

 

『社会保障費』のそれに相当する変化も、

ニュースや新聞を見ていれば、ほぼ毎日のように『サイン』が出ています。

 

 

私が会社員時代に所属した『製薬業界』。

 

 

2年に1回のペースで診療報酬・薬価改定がありますが、

政府は、2018年度改定で大幅なマイナスを見込んでいます。

 

 

医療行為の本体部分にあたる『技術料』と『薬価』、

この2つの項目が大きく構成要素になっていますが、

全体としてマイナス買い手になれば、2016年度から2回連続。

 

 

それでも、

 

 

内訳はもちろん同じではなくて、

発言権の強い医師会は、技術料のマイナスについては異議申立てするでしょう。

 

 

そうなって来ると、製薬業界にしわ寄せがくる。

 

 

誰もが『ババ』は引きたくないわけですが、

現在の日本の財政状況を考えると、そんなことも言っていられません。

 

 

年間総額40兆円とも言われる医療費の中で、

国の予算に占める医療費総額は約12兆円程度。

 

 

高齢化社会が本格化するこれから数十年の中で、

『現行制度』をそのまま維持してしまうと、

それこそ日本の国自体がデフォルトしてしまいます。

 

 

『世界一素晴らしい制度』と言われた『国民皆保険』は、

私たちが考えているよりも、近い将来に破綻してしまいます。

 

 

その時、あなたは安定して生活していけるでしょうか??

 

 

この観点から考えても、これからの時代、

『資産形成』は自助努力で、国民一人一人が取り組むべき課題です。

 

 

『資産形成』、やっていきましょう!

 

 

これから、日本も含めて、多くの国々が激動の時代に入ってきます。

 

 

どのような『大きな変化』が訪れたとしても、

自身の『経済的基盤』がしっかりと整っていれば、大丈夫。

 

 

大抵の『波』は、きっと乗り越えることが出来ます(^_^)

 

 

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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

本当に人生は好転していくものだと思います。

 

 

ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。

皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております(^_^)★

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

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