今日のテーマは、『債券市場から漂い始めたリセッション(景気後退)の気配』です。
相変わらず、『猛暑』が続いていますね。
今夜、主催する『ビジネスセミナー』が控えている為、
今、大阪から東京へと向かっている道中です。
『資産形成(投資)』『ビジネス』
独立系ファイナンシャル・プランナーとして、
私の本業(専門)は『前者』ですが、『後者』のテーマをお話しするのも大好きです。
私自身、
20代を『会社員』として過ごした後、30歳を機に起業したので、
前者『両輪(資産形成・ビジネス)』を確立する事で、
人生の『自由度』が格段に高まることは、体験的に熟知しています。
今夏から、
『働き方改革セミナー』を大阪・東京で始動しようと試みましたが、
皆さんからの反響の良好さに、主催する私自身、少し驚いています。
会社員を卒業して僅か『5年』程。
しかし、
この『5年間』での社会情勢の変化は凄まじく、
『一生安泰』の代名詞だった企業・業界が、失職可能性の筆頭に名を連ね、
かつて『先生』と言われた方々も『AI』に置き換わると予想されています。
今、大きく時代が変化していますよね。
これまで、日本型雇用形態の代名詞『終身雇用』についても、
経団連会長や、トップ企業・トヨタ自動車までもが『不可能』と公表しています。
この状況で、
『自分は大丈夫』と考えるのであれば、あなたは天才的な楽天家で、
一生『ネバーランド』に居住が可能なのであれば、それはそれで良いと思います。
ただ、
多くの方々は、このように『頭の中お花畑状態』では無いので、
『リスク』に対して適切に『危機感』を感じて、『アクション』を模索しています。
その結果が、
私が始動した『働き方改革セミナー』への反応の良好さに繋がり、
セミナー受講希望者の方々が、早くからお集まり頂いている要因だと思います。
今後、
9月以降の開催日程も決まり次第、公式ブログでアナウンスするので、
ご興味持って頂き、受講ご希望される方々は、ぜひご参加頂けたら幸いです。
久しぶりに、恐ろしく『前置き』が長くなりました(笑)
先日から、世界の『株式市場』の不安定さをご紹介する記事が続きました。
先ず、
FRB(米国連邦準備理事会)が発表した『利下げ』のインパクトの弱さから始まり、
ドナルド・トランプ米国大統領の『対中制裁関税』発動のツイートで一気に深刻化。
更に、
中国『人民元』が、対ドル『7元台』になっても、元安を容認したことから、
米国が、中国を『為替操作国』と認定した報道が広がると、緊張が走ります。
その後、
一気に『リセッション(景気後退)』の『トリガー』が引かれるかと思われたものの、
『米国市場』『日本市場』とも、一時停滞、反発と、何とか持ち堪えている状況です。
昨日(8月8日)、
『NYダウ平均株価』は『26,378.19ドル』と前日比300ドル超の上昇を見せ、
本日(8月9日)の『日経平均株価』も、『2万0700円台』を超えて堅調に推移。
先週末から今週初め、あれだけ『ピリピリ・モード』だった株式市場にも、
どこか『平穏な空気』が漂い始めて、『楽観的な雰囲気』さえ漂い始めました。
果たして、
世界市場は、『リセッション(景気後退)』の危機を乗り越えたのでしょうか??
残念ながら、現実は、違います。
世界市場では、今も尚、日増しに『警戒感』が強まってきており、
その1つの兆候は、『債券市場』に見て取ることが出来ます。
基本的に、
『リセッション(景気後退)』への懸念が強まると、
投資家は『リスク回避的行動』をとる事が一般的で、
具体的には『安全資産』へと逃避行動をとろうとします。
ここで、
『安全資産』と考えられるものは、時代や世界情勢により流動的に変化しますが、
現代・現在であれば『貴金属』『信用格付け高い債券・通貨』といった所でしょうか。
数日前から、
この観点で『日本円』も買い込まれる傾向にあり、
現在では『1米ドル=106円台』を割り込む水準で、推移し続けています。
また、
『債券市場』に話を戻すと、格付けが『世界トップ水準』を誇る『ドイツ国債』で、
既に、全年限(短・中・長期)利回りが『ゼロ金利』を下回る『異次元状態』です。
それ以外にも、
欧州を中心に、世界の国債利回りが、次々と『過去最低値』を更新しており、
スペイン、ポルトガルといった経済劣等国の『10年(長期)債券』さえも、
利回りが『マイナス圏』に近付きつつある状況なのです。
先日は、米国が、政策金利を『0.25%』下げることが世界的に話題になりました。
が、
その陰に隠れる形で『ニュージーランド準備銀行:0.5ポイント』、
『タイ中銀:0.25ポイント』『インド中銀:0.35ポイント』と、
世界の中央銀行で『政策金利』を下げる動きが連続しています。
先日の公式ブログでもご紹介させて頂きましたが、
『政策金利』を下げるという事は、『景気後退』への転換点を意味しますよね。
各国中央銀行が、『実際の感覚』として感じ取っているように、
『実際の景気感』は、株式市場が示す『数字』とは乖離して、シビアという事です。
話を戻すと、
前述『中央銀行:政策金利下げ』のイベントを受けて、
該当国の『通貨』は、今週に入り、軒並み下落し続けています。
他にも、
東南アジアを始めとした『経済基盤』が脆弱な途上国を中心に『通貨下落』と、
それに伴う『対外(特に、対ドル)債務上昇』が急ピッチで進んでいるとの事。
一説では、
『直近一週間』という短期間の間に、『米ドル建債務負担額』が、
アジア圏全体で『2.3兆円』も上昇したという、途轍もない話さえ出ています。
当然の話、
もともと、『経済基盤』が先進国ほど盤石ではない途上国の国々において、
『債務負担』が急増すると、一気に『情勢不安』に見舞われるケースも想定されます。
米国・日本市場は一見、堅調に推移しながらも、
実際、世界全体では、市場はまだまだ『リスク』を孕んでおり、
『薄氷を踏む』ような思いで、日々を乗り切っているという方が正確です。
その事をきちんと理解しながら、暫く、市場を注視して頂けたら幸いです。
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代表 井上耕太