『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★
いよいよ、その動向が騒がし気なってきましたね。
6月に行われるであろう衆参統一選挙に向けて、
1つの『争点』の目玉に持ち上げられた『消費増税』です。
少し前の話になりますが、
一週間前の4月1日に『日銀短観』が発表されました。
結果、芳しくなかったんですね(^_^)
大企業・中小企業、製造業・非製造業すべての業種で業況判断が良くなかった。
指標とされる『大企業製造業業況判断ＤＩ』は、
昨年12月の前回比6ポイントと大幅下落し『6』となり、市場予想の『8』を下回りました。
先行きも決して明るくはなくて、日銀では、
①中国・新興国経済の減速
②インバウンド需要の鈍化
が今後も響いてくると予想されてます。
単純に、ほんとシンプルに考えて、
『日本経済』は市場縮小で伸びないからね。
どうしても『外部要因』頼みの経済になってしまいます。
全体としての『パイ』が縮小するから、
もうそれはどうしようも無い。
それも受けて、『消費増税延期』論が強まってきたのだけど。
それで、昨夜？今朝？に新たなニュースも出てきましたよね。
『消費増税』は予定どおり行うけれど、
『所得税減税』『クーポン配布』を併せてやるんじゃ無いかと（笑）
『所得税減税』は僕は賛成です★
でも、それは『自分も負担が減るから』とか目先のことじゃ無いです(^_^)
会社員の方々は理解されて無い方が多いですが、
自分の『手取り額』と『給与支給額』には大きな差があります。
実際、『所得税』『住民税』『社会保険料』等々、
結構な金額を差し引かれてるんですよね。
『会社』は、あなたが思っているより払ってくれてる。
だから、もっと感謝した方が良いです(^_^)
で、単純に『人間』って手取りが増えたら使うんですよね。
『今』を最大限評価する脳の作りになっているから、
『目の前のお金』が増えたら単純に嬉しい。
『税金』の基本は、『お金の移動によって徴収する』ことだから、
世の中に流動する量・スピードが増えるほど税収も増します。
また、その『移動』に伴い皆さんのニーズも満たされるので、
『消費者』も『商売人』も『政府』もみんな嬉しい。
ほんと、『Win-Win』の関係が成立します★
でも、『クーポン配布』には反対。
だって、極限的に『一時的』なものでしょ？？
例えば、あまり良い例では無いかもやけど、
あなたが道で『１万円札』を拾ったとします。
倫理的には交番に届けて欲しいんやけど（笑）、
それ、ほとんどの方が使っちゃいますよね(^_^)
で、その時、
『拾った1万円に自腹の4万円足して、5万円の料理食べに行こか〜』ってならないんですよね。
普通は、『1万円以内の飯食べに行こ〜』ってなる。
この時拾った『あぶく銭』の波及経済効果は『1万円』です。
それ以上、その後ろまで広がってはいかない。
『クーポン』、この『あぶく銭』と一緒ですよね(^_^)
それ以上は、無い。
『所得税減税』は違います。
これは恒久的な制度やから、皆『その先の収入』まで頭に入れて行動する。
だから、『景気刺激策』になるんですよね。
5月26、27日の『伊勢志摩サミット』までに、
安倍首相も結論を出すといわれています。
ほんまは、安倍首相も今『消費増税』したく無いですよ。
だって、明らかに『景気減速』を招く事態になるもん。
唯一の逃げ道は、『リーマン・大震災級の経済危機』です。
2月下旬だったかな、僕はblogの中で、
『もう直ぐ経済危機が来ます』ということを書きました。
『理屈』的には起こっても全く不思議じゃ無いんやけど、
それを今一番望んでいるのは、他ならぬ政府かもしれません(^_^)
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