今日のテーマは、『何故、各国首脳が自己資産を海外移転するのか??』です。
昨日の公式ブログでは、
『ブラックスワンへの備えを怠った人々の末路』という話をしました。
このブログを読んでくださっている賢明な読者の方々は、
私たちが生活する『日本』の経済状況が良くないことはご存知だと思います。
ただし、
これは決して『日本』に限った話ではなく、
世界には、日本同様に『国家』の財政状況が思わしくない国が溢れています。
『企業』であっても、『国家』であっても。
やはり、『大きなお金』が集まる所で、
『能力』と『理性』を併せ持って、それを扱い切れる人間はそういません。
組織が大きくなり、『無駄』が許容できるようになると、
いつの間にかそれが増大し、気付いた時には『致命傷』に至っています。
これが、『大企業病』と揶揄されるものですよね。
前述の通りですが、『企業』に限らず、これは全ての『大きな組織』に当てはまります。
組織が小さなうちは、『責任』の所在も明確で、
『お金』の管理にしても、隅々まで目が行き届く範囲で物事が完結します。
しかし、
構成要員・構成組織が肥大化するにつれて、
『責任』の所在は誰にも不明になり、『無駄』ばかりが増大していくのです。
市役所・区役所といった行政サービスを提供する場所に行く事で、
この事実は、読者の皆さんも、日々実感されている事と思います。
話を元に戻すと、
『効率化』と『責任』を失い、『贅肉』を溜め込んだ組織は弱体化し、
その崩壊のスピードに多少の差はあるにせよ、悲しい末路へと収束していきます。
『企業』も『国家』も、いずれはそうなる運命にあるんですね。
それで、
その『国家』の(本当の)財政状況と、
有事を起こすタイミングの両方を知っているのは、
紛れもなく、その国家を治めている方々です。
経済分野はじめ、日本の今後の政策は『与党』主導で決定しますし、
その事は、『国』が変われど、各国間で大きく差は無いと考えます。
特に、
経済的にも『体力(資力)』のある経済大国と言われる国ほど、
上記の『有事』を起こす時期はコントロール可能です。
経済的資力の乏しい国であれば、資金が枯渇する時期に大差ありませんが、
経済大国は、なまじ『お金』がある分、決断を下す時期が後手になりがちなのです。
極端な話、
昨日ご紹介したように、日本の経済状況は悲惨なままですが、
経済的な『生活改善(支出を減らし、収入を増やす)』をしなくても、
その場凌ぎの『自転車操業』をすれば、数十年間延命可能かも知れない。
でも、
それは問題の『根本解決』には全くなっていませんし、
それを実行した上で、いよいよヤバいとなった時には、
本当に、挽回不可能なほど『リスク』が増大し過ぎている恐れがあります。
わかりやすく言うと、
『経済』が瀕死の状態に陥り、
生活必需品・食料品・医薬品等が究極に欠乏するようになると、
国民の大半がその状況に耐えきれずに死んでしまうという事です。
流石に、
そこまでなってしまっては、世界第二次大戦以来の惨劇なので、
良き所で、国民が平均して『痛み分け』するタイミングで、リセットが行われると思います。
それでも、なかなかの大打撃だと思いますが、
そうしない事には、累積赤字は未来永劫、解消することが出来ない事をご理解ください。
話は変わりますが、
数年前、『パナマ文書』なるものが世間を賑わせたことがありました。
『タックスヘイヴン(オフショア)』という地域にある金融機関を通じて、
各国首脳が資産保有していたり、法人経由で所得隠しをしていたというものです。
間違って認識している人もいるでしょうが、
上記の地域を活用して、『資産保有・保全』する事は、世界的に何の違法性もありません。
『海外(国外)』『国内』関わらず、『税金』を違法に脱する事がわるい訳で、
それを混同している方々が、世間一般的にはまだまだ多い事には驚かされます。
ただし、
『国家』としては前者の資金も把握しにくくなる為、
後者と混同させて、イメージ戦略的に『海外=違法』と報道しているのかも知れません。
ここでは、
その事の『良い』『悪い』を語るつもりは全くなくて、
私は、この報道が流れた時、全く違った観点でそれを見ていました。
『それが答えだ』
この言葉を聞いて、ウルフルズの曲が頭に流れ出す人は、
私と同じく30代中盤からそれ以降の方々ですよね(笑)
『それが答えだ!えんやこら明日へ大爆走!』のフレーズの名曲ですが、
世界各国首脳が『海外(オフショア)』で資産保有・保全する事実から、
私自身、『資産形成』については『それが答えだ!』と思っています。
前述もさせて頂いたように、
『国家』の政治・経済の中枢に精通しており、
むしろ、その政策に決定を下すサイドの方々が、揃ってその地域で資産保有している。
コントロールする側の人間が、『それが正解だ』と言っているのです。
学生の方々は、現在試験期間の真っ最中かも知れませんが、
先生が、試験に出す問題を『これ!』と教えてくれているレベルの分かり易さです。
学生時代を振り返って見たらわかりますが、
成績が優秀だった生徒は、決して、クソ真面目な『がり勉君』ではありません。
それよりも、
出題者サイドとの心理戦に勝ち、
相手の発信する情報を的確に捉え、動きを見抜く洞察力に長けた人たちだと思うのです。
『資産形成』においても、これは然りです。
しっかりと『経済的自由』を達成するのは、
決して、思考をストップして、真面目に働くことだけに集中し、
預貯金を繰り返して、一般道を地道に来た人間ではありません。
それはそれで美しいのですが、『愚直』だけでは、報われない時代になっているのです。
現在、
『海外投資』を実行している方々は、日本全体の推計で、
増えたといえど、それでも未だ『数十万人』程度と言われています。
国民総人口から考えたら、余裕で『1%未満』の値です。
今日の公式ブログで述べてきた事実を知ったとしても、
それでも未だ、あなたは『昔ながらの思考法』を継続しますか??
『それが答えだ!』というものが目の前に現れているにも関わらず、
それでも未だ、それから目を逸らして『がり勉』を続けるのでしょうか??
『時間』『お金』『労働力』等々も、他のものと同様に、『有限』な資源です。
それらを効率的に有効活用することで、
経済的な面でも、自身が定めた『目標』を実現していけると考えます。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太