先ず、80歳以上の高齢者に『新規契約』を取ろうとする狂気。

今日のテーマは、『先ず、80歳以上の高齢者に新規契約を取ろうとする狂気』です。

 

 

冒頭、タイトルを見て、何を指しているか分かる方はいらっしゃるでしょうか??

 

 

先日の公式ブログでも、『ゆうちょ』の悪事の数々についてご紹介しました。

*先日ご紹介の記事はこちらです*

 

 

特に、

 

 

地方都市を中心に、そして、私たちの親世代(60代以上)を中心に、

『ゆうちょさん信仰』は、未だに、とても根強いものが存在します。

 

 

確かに、

 

 

1990年代の『10年間』という期間で考えると、

『ゆうちょさん』が販売されていた『定期貯金』は、

市場に存在する金融商品の中でも、トップクラスの『リターン』を提供していました。

 

 

私自身、

 

 

それを実際に『体験』したことは無いのですが、

当時は、『年率10%』にも迫る高い平均リターンがあったとも聞きます。

 

 

実に、

 

 

複利計算の基本公式である『72の法則』で考えた時、

10年間で元本が『200%超』になる数字ですから、

『私たちの親世代』が信仰し続ける気持ちも分かります。

 

 

しかし、

 

 

それから『20年以上』もの時間が経過していることも事実で、

当たり前の事ですが、現在、ゆうちょさんは当時の金利水準で、

『定期貯金』を提供している訳では全く無いのです。

 

 

その事も、客観的に、冷静に、判断しなければいけない。

 

 

ここまでは、

 

 

決して『ゆうちょさん』に責任がある訳ではなく、

『時代』の大きな流れから考えて、致し方ない事です。

 

 

しかし、

 

 

『魅力的な金融商品』が提供できなくなった現在でも、

『ゆうちょさん』は、当時獲得した『信用』を活用し、

高齢者を中心に不当な営業活動を繰り返してきました。

 

 

実に、

 

 

『直近3年半』という短期間の間に、『ゆうちょさん』に対して、

全国で寄せられた苦情・クレームの総数は『1万4000件』にも上ります。

 

 

先日の記事中でも書きましたが、『1日10件超』の超ハイ・ペースです。

 

 

しかも、

 

 

これはオフィシャル(公式)に認識されたものだけですから、

現場レベルでの『実数』は、上記の数字より遥かに大きくなると推測します。

 

 

そして、

 

 

その『1万4000件』の苦情・クレームのうち、

『約60%』を占めるのが、高齢者に対する契約のものだったと言います。

 

 

更に、

 

 

『80歳以上の契約において、他の年齢層より高い割合で苦情が発生している』と、

内部調査の資料においても、その事は明確な『データ』として出ているようです。

 

 

今回の一連の事態を受けて、

 

 

『ゆうちょさん』は、数日後に迫った新年度スタートの4月から、

80歳以上の新規顧客(過去3カ月以内の保険加入無し)の募集停止を発表しました。

 

 

また、

 

 

上記規定の『新規顧客』でなくても、契約者が80歳以上であり、

被保険者が70歳以上となる契約についても勧誘をやめるとの事。

 

 

加えて、

 

 

顧客サイドが希望すれば契約出来るそうですが(そんな人居るのか??)、

その契約について、対応した局員の販売実績には反映させないと言います。

 

 

流石に、全国的にも大きく報道されてしまったので、

それなりの『企業姿勢』は見せる必要があったようですね。

 

 

しかし、

 

 

『厳しいノルマを課す現状を変えない限り、根本的解決にならない』と、

現場からは、今回の対応についてリアルな反応も返って来ていると言います。

 

 

『資本主義経済』を採用している以上、

 

 

企業として『利益追及』することは第一原則と理解しますが、

それでも、一定レベルの『倫理観』『道徳観』は大切です。

 

 

『平成』が終わろうとしている現代にそぐわないかも知れませんが、

『井上耕太』は、未だに『昭和』を引きずり続けて、そう考えます。

 

 

それで、

 

 

今回の『ゆうちょさん』の是正措置云々の話の前に、

そもそも、『80歳以上』の方々に対して、

金融商品の新規契約を勧めるなんて『どやねん?』と思う訳です。

 

 

私自身、

 

 

独立系ファイナンシャル・プランナーとして活動していますが、

もしも、この年代の方々から面談依頼が入った場合を考えると、

『相続』等、よほどの特殊要件がない限り『お断り』します。

 

 

そもそも、

 

 

『お金』はあの世に持って行くことは出来ず、

『資産形成をしたら、生きている間に、使うことも大切』という考え方も前提に有ります。

 

 

そして、

 

 

もしも『資産形成』という選択肢を取るのであれば、

『10年スパン』での運用期間は大前提となる訳で、

『時間』的に、80歳以上の方々に行動取らせる事には大きな懸念がある。

 

 

そう考えを進めた際、

 

 

今回発表された『80歳以上の新規募集停止』は当然で有り、

『そもそも、今更そんな事を公式決定しているのか』と、逆に不信感に繋がる。

 

 

今まで、

 

 

自らの『信用力(過去の栄光)』を巧みに利用して、

『粗い商売』を続けてきたメッキが、一気に、剥がれてしまったと言えますね。

 

 

関係者の方々がいらっしゃったら、申し訳有りません。

 

 

ただ、

 

 

私は、親世代が盲信する『ゆうちょさん信仰』を解き放ち、

自分の親・親族も含めて、『私たちの親世代』を救いたいという気持ちが有ります。

 

 

ですので、

 

 

こういった情報を定期的に発信し続けることは、

自分自身の『信念』に通じるので、今後も継続していく所存です(笑)

 

 

公式ブログ読者の方々も、ご自身の親御さん・ご親族の方々を、

『ゆうちょさん』からお守り頂く為、情報を有効活用して頂けたら幸いです。

 

 

『金融リテラシーを高めて、具体的に資産形成をしたい!』という方に最適なセミナーを、

今月は、神戸開催は終了し、大阪・梅田は本日3月27日(水)の日程にて開催します。

 

 

■2019年3月27日(水)開催!将来のお金の不安が2時間で消えるセミナーin大阪・梅田■

****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****

 

 

■2019年4月25日(木)開催!将来のお金の不安が2時間で消えるセミナーin神戸・三ノ宮■

****セミナーご案内ページはこちらをクリックください****

 

 

『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。

皆さんに、直接お会い出来るのを楽しみにしております。

 

 

セミナーを受講する間でもなく、

 

 

『今すぐ、具体的に資産形成をスタートしたい!』という方は、

ぜひ勇気を持って『お金のセッション』を受講してみてください。

 

 

****プライベートセッションご案内はこちらをクリック****

 

 

****『お金のセッション』ご予約はこちらをクリック****

 

 

井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

■詳細なプロフィールはこちら■
https://michiamokota0421.com/profile