日本人の『2人に1人が癌で死ぬ』報道は、真実か??

今日のテーマは、『日本人の2人に1人が癌で死ぬ報道は、真実か??』です。

 

 

昨日の公式ブログでは、

 

 

『第2のオプジーボに、日本の財政は耐えられるのか??』と題して、

今後、上市が予想される『超高額薬価:バイオ新薬』されることで、

『健康保険制度』が迎えるターニング・ポイントについて書きました。

 

 

数年前に大きな話題になりましたが、

 

 

『オプジーボ』という薬剤を、承認当時の薬価、用法・用量で、

『適応患者』に対して、『適正使用』したとしても、

一薬剤で、年間『約1兆7500億円』もの医療費が掛かります。

 

 

完全に、『20世紀の常識』を超えていますね。

 

 

いや、『20世紀』どころか、2000年代初頭にも無かった概念です。

 

 

昨日の記事中では、

 

 

先月(3月)末、日本で製造販売承認が新たに降りた、

『キムリア』という白血病等の血液がん治療薬をご紹介しました。

 

 

その他にも、

 

 

『リンパ腫治療薬:イエスカルタ』『網膜疾患治療薬:ラクスターナ』等は、

海外で既に承認を得て販売されており、今後、日本での導入も予想されます。

 

 

因みに、

 

 

前者『イエスカルタ』は『約4200万円』、

後者『ラクスターナ』に至っては『約9700万円』と、

もはや、『異次元レベル』の薬価が付けられています。

 

 

これを、

 

 

従来通りの『保険適用』の薬剤として承認し、

『高額療養費制度』活用可能にしたら、『国家財政』は確実にパンクしますね。

 

 

今後も、

 

 

製薬業界での『超高額:バイオ新薬』開発の動きは激化するでしょうから、

日本をはじめ、各国の『健康保険制度』は、完全に転換期を迎えています。

 

 

それで、

 

 

昨日は、私が会社員時代に所属した『製薬業界』の話題を取り上げましたが、

今日も、その続きで、以前から1つ気になっていた話題を取り上げたいと思います。

 

 

それが、

 

 

『日本人の2人に1人が癌で死ぬ』という、

最近になって、突如、『都市伝説』のように出てきたフレーズの真偽です。

 

 

この文章が表す所は、果たして『真実』なのでしょうか??

 

 

確かに、

 

 

『がん』も1つの『長生き病』ですから、それが死因となるのは長寿国の証明で、

日本においても、国民の『平均寿命』が延びる程、増加するロジックは分かります。

 

 

また、

 

 

『食文化』の欧米化や、近代社会での『運動不足』により、

国民全体としても、以前より増加傾向にあるのも事実です。

 

 

私自身もそうなのですが、

 

 

不幸にも、親族のどなたかを、

これまでに『がん』で亡くされた経験を持つ方もいらっしゃると思います。

 

 

そう考えていくと、

 

 

『日本人の2人に1人は、、、、』というフレーズも、

一見、正しい表現のように聞こえてしまいますよね??

 

 

しかし、果たして、この表現は本当に『真実』なのでしょうか??

 

 

結論から言うと、

 

 

これは、医療業界、製薬業界、保険業界が結託して仕掛ける、『嘘』です。

 

 

どういう事か??

 

 

国立がん研究センターが公表する『最新がん統計』を見ると、

この『嘘報道』についての『カラクリ』が明確に分かります。

 

 

この調査によると、

 

 

全ての『がん』を総合して考えた場合においても、

男女共、40歳までに罹患する患者さんの割合は、国民全体の『1〜2%』程度。

 

 

これは、

 

 

50歳になっても『男性:5%』『女性:2%』程度であり、

60歳を迎えても『男性:11%』『女性:7%』程度に限局されます。

 

 

結局、

 

 

『女性』に関していえば、一生涯通しても、

『がん』に罹患する方の割合は、全体の半数に到達する事なく『47%』。

 

 

同様に、

 

 

男性についても、80歳時点での罹患割合は全体比『41%』に留まり、

天寿を全うする『一生涯』という域に達して初めて、『62%』まで高まります。

 

 

この数字を見て、皆さんはどう思いますか??

 

 

『がん』に罹患する確率は、前述のフレーズで表現される程、高いでしょうか??

 

 

先程は、

 

 

3業界が結託して、公表するようになった『誤報道』としましたが、

このフレーズを主導して創出した『諸悪の根源』は、間違いなく『保険業界』です。

 

 

皆さんも、聞いたことがありますよね??

 

 

『国民2人に1人が癌に罹るから、がん保険に入りましょう』、と。

 

 

しかし、

 

 

現実には、男女共、70歳までの罹患率は『2割』程度に収まり、

全体から見た該当率に関して、決して『高い数字』とは言えません。

 

 

実際に、

 

 

世の中、もっと『生起確率』が高いイベントはいくらでも有ります。

 

 

正直、

 

 

『がん』に限らず、対象イベントが起こった際にも、

『お金』を十分に保有していれば対応可能なわけで、

それをわざわざ『がん保険』で対応する必要性は全く有りません。

 

 

*『がん保険』に加入した瞬間から、その期待値は『1』を割込み、

 『保険料』の総支払額から考えて、あなたは確実に損するからです。

 

 

また、

 

 

『保険業界』が頻りに煽る重粒子線治療等の『先進医療』ですが、

この治療も、罹患患者数全体の『1%未満』しか該当する事なく、

そもそも、実施可能医療機関も、全国で20未満に限られます。

 

 

要は、『ほとんど受ける機会が無い』とご理解ください。

 

 

『日本人の2人に1人が癌で死ぬ』は、確実に誇張された表現です。

 

 

決して、

 

 

この『誤報道』に煽られて、『がん保険』に加入し過ぎてしまい、

『資産形成』から『逆走』してしまうような行動を取らないでください。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

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