膨張し続ける『一般会計予算』を、止めることは、誰も出来ない。

今日のテーマは、『膨張し続ける一般会計予算を、止めることは、誰も出来ない』です。

 

 

昨日の公式ブログでは、

 

 

『日本経済は、迷走から復活する事が出来るのか??』と題して、

残念ながら、『日本経済』が健全化する事はない『事実』をご紹介しました。

 

 

この事については、皆さん、『異論』は無いですよね??

 

 

最近発表された統計データでは、

 

 

日本に居住する『10代』の若者の、将来に『希望』を持つ割合が、

実に、『10%程度』に抑えられているという結果が出ていました。

 

 

この調査以外にも、

 

 

純粋に『経済的観点』のみの議論ではないかも知れませんが、

日本における『10代の自殺率』は、先進諸国間で断トツの『ワースト1』です。

 

 

それを証明するかのように、

 

 

先日、某全国紙で報道されていた記事によると、

日本居住の『10代』の死亡原因で、とうとう『自殺』が第1位になったのだとか。

 

 

『病気』や『交通事故』よりも多いとは、、、、。

 

 

『生きたい!』と考えても、生きられない方々がいる一方で、

自ら『命』を断つ若者がそれ以上にいると思うと、居た堪れない気持ちなりますね。

 

 

現代日本は、

 

 

それだけ、『将来』に対して『希望』を持てなくなっているという事です。

 

 

勿論、

 

 

その原因ついて、『それが全てだ!』とは言いませんが、

『経済的観点』という項目も、1つの要因になり得ていると考えます。

 

 

例えば、

 

 

『日本経済・日本財政は悪化の一途を辿っている』という話を聞いて、

それについては、『その通りだと思う!』と回答する人は多いと推測します。

 

 

しかし、

 

 

そう回答する方々でも、『具体的に、何か対策していますか??』と聞くと、

残念ながら、『具体的には、何もしていません』と答える方が『大半』です。

 

 

結局、皆さん、『他人事(ひとごと)』なんですよね。

 

 

『死ぬのは、いつも他人だけだ。』

 

 

これは、ある偉人の残した言葉ですが、人間の『真理』を表しています。

 

 

私たちは、『心理バイアス』により、今後の『未来予測』についても、

いつも自身に都合の良いように解釈し、物事を『楽観視』してしまいます。

 

 

私自身、

 

 

27歳の時に父親を亡くす経験をするまで、

まさか、『自分の親が死ぬ』などという事は、想像すらしていませんでした。

 

 

もしかしたら、

 

 

公式ブログ読者の皆さんの中にも、身近な方を亡くされた方もいるかも知れませんが、

それを未経験の方と比較した際、人生に対する『エンジン』の掛かり具合は違うと考えます。

 

 

ただ、

 

 

かくいう私も、35年間の人生で『命』を脅かされる経験をしていないので、

その経験をした方々よりも、自身の『命』に関する真剣さは、足りていないと思います。

 

 

結局、

 

 

『人間』は、自身が『経験』して、初めてその物事を理解することが出来、

『望ましくない未来』が確定しているのであれば、その『対策』を事前に打つことは必要ですよね。

 

 

あと半月ほどで『2020年』という年を迎える訳ですが、

 

 

一般的な『平均寿命』から考えて、私たちの大半が『生きている間』に、

私たちが居住している『日本国』は、必ず『経済的有事』を経験します。

 

 

それに対する『具体的準備』が、あなたは、本当に出来ていますか??

 

 

先日、

 

 

来年(2020年)度『一般会計予算案』が公表されましたが、

概算要求ベースで、来年度は『102兆円後半』に上ることが判明しました。

 

 

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

 

 

年度間に『補正予算(積増し分)』も入ってくるので、

概算要求がこの金額だと、全体としては『105兆円超』の規模まで膨らみます。

 

 

数年前、

 

 

総合して『年間100兆円』の大台を突破したことが話題になりましたが、

僅か『3年間』程の間に、『毎年1兆円超』ペースで順次拡大を見せています。

 

 

もはや、『救いよう』が有りませんね。

 

 

前述の『歳出』に対して、『歳入(税収)』は思ったように伸びてはおらず、

満を辞して導入した『消費増税』も、蓋を開ければ、予測値から『2兆円超』の大規模ショートで初年度を終えます。

 

 

上記、

 

 

『一般会計予算』を押し上げる主因は『社会保障費』の増大ですが、

『高齢化』進展による自然増の他、幼児教育・保育、高等教育無償化も、

この範疇に含まれるようで、合計して『35兆円』規模まで膨らみます。

 

 

にも関わらず、

 

 

同じく『来年度』に実施される『診療報酬改定』において、

『本体部分(医師等の技術料・人件費)』は、現行より『0.55%』引上げが確定しました。

 

 

政府の言い分としては、

 

 

『薬価部分」』が『▲約1.5%』と減額される為、

全体としての改定率は『▲約1%』に抑制できるというものです。

 

 

しかし、

 

 

実情は、政治的にも、未だに『強い権力』をもつ日本医師会に屈した形であり、

『財政健全化』という観点で言えば、完全に『逆走』と言える動きになります。

 

 

その他、

 

 

『紹介状無し』での大病院受診時の『自己負担(上乗せ受診料)』増額もありますが、

『歳入増加』『歳出抑制』の両面から考えても、『焼け石に水』感は、否めません。

 

 

最終的に、

 

 

昨日と同様の結論になりますが、本当に『財政健全化』を考えるのであれば、

ドラスティックな『国家の収支改革』は回避することは出来ず、『痛み』が伴います。

 

 

ただし、

 

 

本当にそれを実行に移すとなると、『選挙戦』に負けてしまいますから、

政治家の先生方が、自身の『進退』を懸けて、それに挑むような事は、決してしません。

 

 

結果、

 

 

『日本経済・日本財政』は、緩慢に『死』に向かって歩み続ける事になり、

国家的な『経済的有事』を迎えるポイントは、私たちの想像より遥に『近い将来』になります。

 

 

残念ですが、これが『真実』です。

 

 

私は、『日本』を捨てる覚悟は出来ています。

 

 

そして、

 

 

10年以上前から、それに対する『準備』も着実に進めています。

 

 

皆さんは、いかがでしょうか??

 

 

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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
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