今日のテーマは、『2040年、就業者数1300万人減でも、あなたは仕事を奪われる』です。
なかなか、挑発的なタイトルになりました(笑)
昨日の公式ブログでは、『年金未納リスク論は真実か??』と題して、
公的な年金システムに保険料納付しても、全く意味がない事を書きました。
今の時代、
所属する『国家』『企業』の言う事をきちんと聞いていれば、
後は、『自分ではない誰か』が面倒見てくれる時代は終わりました。
少しだけ振り返ると、
既存の『年金システム』は、国家が手掛ける公共の『ねずみ講』であり、
完全なる『ポンジ・スキーム』であり、『自転車操業』を続けています。
事実、
私たち現役世代が納付する『年金保険料』は、
『ブラック・ボックス』の中で大部分が『給付』へと回り、
運用後、将来自分達に戻される制度では決してありません。
既に、
この事は日本政府も認めているところであり、
50歳未満の国民では『納付額』に対する『給付額』はマイナスが確定。
特に、
現時点で20代以下の若者たちで見ると、
その『マイナス金額』は天文学的かつ、衝撃的な数字になってしまいます。
それでも、
(*私自身、世界最大の暴力機関と呼んでいるのですが、)
『国家権力』による『強制徴収』が原則となっているので、
上記事実が明るみに出ていても、国民は保険料納付しか選択肢が無いんですね。
本当に、
一個人・一民間企業が行えば『犯罪行為』として逮捕される行動も、
『国家』という巨大権力が行えば、まかり通ってしまうから不思議です。
いや、実は、それこそが『世の常』なのかも知れませんね。
何れにせよ、
自分にとって『アンコントローラブル』な事を嘆いてもしょうがないので、
自分自身に『出来る事』を、1つずつ積み上げていくしか仕方ありません。
国民一人一人が、自助努力で『資産形成』を実現していく時代。
この言葉をしっかりと頭に入れて、公式ブログ読者の皆さんが、
堅実に、着実な『資産形成』を進めていって頂けたら幸いです。
それで、
平成最後の『成人式』から一夜が明けて、
今日の新聞各紙でも、なかなか衝撃的な報道が出てきています。
『2040年、就業者人口は2割減少の5245万人に』
1月15日、
厚生労働省から発表された『2040年就業者推計』では、
日本は今後20年間『0%成長』に近い状態が長期継続し、
就労者人口は『5245万人』まで落ち込むといいます。
これは、
2017年の就労者人口として『1300万人』近い減少で、
割合としては、全体の『20%』が消滅する計算になります。
昨日、『新成人』となった若者が全国で『約120万人』ほど。
対して、
毎年の『出生児』は連続して『100万人』を下回りますから、
日本の『少子(超)高齢化』は、私たちの想像以上に早く進んでいるかも知れません。
『就労人口』の話に戻ると、
人間は、年齢的にいつまでも働き続けられる訳ではありませんから、
『20年』が経過すれば、『生産年齢人口』の顔ぶれも入れ替わります。
しかし、
前述の通り、『生産年齢人口』については、今後数十年間から100年程度、
『新規参入者』よりも『退出者』が超過する状況ですから、報道にも納得です。
現在でも、
東京・大阪を中心として大都市部を中心に『人手不足』が叫ばれますが、
今後、この『流れ』もより一層スピード増して加速していく事が考えられます。
ただし、
この時代の流れは、果たして、私たちにとって良い事なのでしょうか??
報道の通り、
『就労者人口が減少する』という部分のみを抜粋すると、
一見、『労働者』としては『引く手数多』で良い状況を描かれるかも知れません。
しかし、
少しだけ『思考回路』を活用すればわかる事ですが、
『就労者人口』だけでなく、日本全体の『人口』が減る社会では、
『社会全体』として求めらる商品・サービスのパイも縮小します。
2040年の日本では、
確実に現在(2019年)と比較して『GDP』も減少しますし、
社会全体を循環する『経済』も、残念ながら減少していくでしょう。
つまり、
商品・サービスの『需要量』が減少する社会では、
求められる『就労者』も減少するか、『数』が変わらなければ、
時間・労働に対する『単位対価』も確実に減少するのです。
石川啄木の世界よろしく、
『働けど働けど、我が暮らし楽にならざりけり、、、、』です。
更に、
昨今のAI技術の革新的進歩により、パイが縮小しなくても、
そもそも、『人』が介在する『仕事』が減少するという問題もあります。
例えば、
私が関わる『金融』という分野ではそれが特に顕著で、
日本のGDP並みの資産を運用する『ブラック・ロック』では、
世界全体で『500人』の従業員削減を、先日発表しました。
もっと凄いのは、
これまで『金融の花形』と考えられてきた、GSの『トレーダー』も、
現行の『600人』から削減されて、何と、残ったのは『2人』です(笑)
これまで、
『年収数千万円』から、運用成績によっては『数億円』稼いでいた人間が、
技術革新の波に飲まれて、一瞬で『お払い箱』になってしまったのです。
彼ら、恐らく、読者の皆さんより頭脳明晰ですよ(笑)
このような事があちらこちらで起こっている状況で、
果たして、あなたは自分自身が『一生安泰』だと考えられるでしょうか??
2040年、
確かに日本の『就労者人口』は減少するでしょうが、
それはそのまま、あなたの『雇用』が確保される事は意味しません。
その観点でも、『資産形成』を進めていく必要性はあるのです。
私の公式ブログでの情報発信をご覧頂き、一人でも多くの方々が、
その『事実』に気付き、具体的な『アクション』を起こして頂けたら幸いです。
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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
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井上耕太事務所
代表 井上耕太