今日のテーマは、『コロナ禍、日本国民の茹ガエル化は着々と進んでいます』です。
首都・東京や、大阪、兵庫、京都の関西エリアのみならず、
遂には、私の地元・岡山県含む、広島、北海道に至るまで。
『緊急事態宣言』を再発令されるエリアが拡大されて、
全国的に、再び、物々しい雰囲気が漂って来ましたね。
活動拠点・大阪の日内新規感染者数は、直近数日間は、
1000人を下回り、一時よりも落ち着きを見せます。
ただ、
日本政府の杜撰な『水際対策』の結果、インド変異株も、
既に、渡航歴のない人への市中感染が確認されています。
そのことを考慮すると、一時的な感染者数の減少傾向も、
そのまま素直に喜び切れない状況にあるのは明らかです。
私自身、正直、『自粛生活』に限界を感じていますが、
腹を括って『もう1年間』は継続すると見た方が良い。
この状況で、
3ヶ月後、『五輪開催』は正気の沙汰とは思えませんが、
様々な『柵』もあるでしょうから、致し方ありませんね。
それでも、
もしも、どんな形式であれ、開催されるようなことがあれば、
流され易い日本国民は、それなりに熱狂するでしょうが(笑)
兎に角、『人』と会うことができる環境が自然に思える、
『日常』が、1日も早く戻ってくることを願っています。
それで、
日々の報道が『新型ウイルス』関連に占拠されて久しいですが、
その状況下でも、日本が抱える『根本的課題』は変わりません。
他の経済成熟国同様、
『少子高齢化』が進み続ける日本国における『財政問題』は、
恐らく、今後100年間スパンで抱え続けることになります。
仮に、
もしも100年経過しない時点、2050年辺りで解決したら、
それはそれで、何か『経済的有事』が起こっているということ。
シンプルに、
『収支バランスの崩れ』から、債務積上構造になっているものが、
ドラスティックな変化なくして、健全化に向かうことは無いです。
正確に言えば、
世界の凡ゆる物事に共通して『生起確率ゼロ』は有りませんが、
政治家の先生方が『聖域』にメスを入れる事は想像出来ません。
要は、
年金・健康保険に代表される『社会保障費削減』のことですが、
彼ら・彼女らの関心事は、次回の選挙における自らの当選です。
間違っても、
100年後、200年後の日本国を良くしようなどという、
『崇高な志』を持つ人間を、期待しない方が良いでしょう。
毎年、
きちんと確定申告して、適切に納税する善良な国民としては、
『マイナス』の方向に言い切れてしまうのは、悲しいですが。
コロナ禍、
どうしても、『新型ウイルス』ばかりに注目が集まりますが、
日本国の『財政問題』は、相変わらず、悪化し続けています。
いや、むしろ『悪化スピード』は、急速に速まっています。
事実、
先日、財務省が公表したデータでは、2021年3月末時点、
日本政府による国債発行総額は『1216兆円』を軽く突破。
実に、
前年度(2019年度)比『約102兆円』増額した事になり、
例年で言う『一般会計予算』分が丸々『借金』で賄われました。
記述している私自身、ヤバ過ぎて『実感』が伴いません(笑)
直近数年間、
日本国『一般会計予算』は、大台『100兆円』を突破しますが、
昨年度は、3度の『大型補正予算』が組み込まれことで大幅増加。
もちろん、
『経済循環』も大幅減速した中で『税収』は期待できませんから、
前述した通り、その殆どが『新規発行国債』により賄われました。
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果たして、莫大過ぎる、この『ツケ』については、
誰が、どのタイミングで支払うのでしょうか??
恐ろしくて、この質問に対する『解答』は、ここでは言えません。
こちらも前述、
日本国が直面する『根本的課題』は、成熟国共通と書きましたが、
その主因である『少子高齢化』は、日本がトップ集団牽引します。
つまり、私たち(日本国民)が最もヤバいということ。
それを証明するサインも、定期的に出てきていますね。
例えば、
本日、厚生労働省が公表したデータによると、全国加重平均として、
月額の『介護保険料』は、初めて『6000円』突破したとのこと。
私自身、
40歳未満の為、加入対象者には該当していませんが、
数年後に迫る身としては『ひとごと』とは思えません。
この制度自体、
2000年度に新設されて、スタートしたものになりますが、
当時のそれ(全国加重平均)は、月額で『2911円』ほど。
僅か、20年ほどの間で『約2倍』に跳ね上がったんですね。
本業とする資産形成(投資)の分野で考えると、悪くない(笑)
しかし、自ら『負担』を強いられる立場であれば、別問題です。
余談ですが、
『介護保険料』は、運営される自治体ごとに変動幅は大きく、
全国ワーストの東京都某村においては、月額『9800円』。
対して、
全国ベストと言える、北海道・群馬県の2自治体においては、
月額での保険料負担は『3300円』に据え置かれています。
これ(介護保険料)以外にもパラメータ(変数)はありますが、
自身の『居住地』を決定する、1つの要素にはなりそうですね。
話を戻すと、
国家全体としての『財政』は悪化し続けているにも関わらず、
私たち自身『恩恵』に与った記憶は、残念ながら有りません。
昨年、
『100兆円』もの純増債務が積み上げられたと前述しましたが、
巨額資産は、果たして、どこに消えてしまったのでしょうか??
そして、
繰り返しますが、その『ツケ』は、いつ、誰が支払うのか??
私たち(日本国民)は、着々と【茹でガエル化】されています。
定期開催する『資産形成セミナー』は、2021年以降についても、
『リアル(大阪)/ オンライン(Zoom)』を並行して開催します。
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受講希望される方は、この機会を、ぜひ有効活用して頂けたら幸いです。
(*予告なく終了する場合もありますので、ご了承下さい。)
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井上耕太事務所
代表 井上耕太