本当に、【日本国債】はデフォルト(債務不履行)しないのか??

今日のテーマは、『本当に、日本国債はデフォルト(債務不履行)しないのか??』です。

 

 

昨日、公式ブログで展開したテーマの続編ですね。

 

 

2021年6月末時点、

 

 

『国の借金』総額が『1220兆円兆』を記録し、

国民一人あたり『約1000万円』になりました。

 

 

いや、

 

 

この表記は、まったく以て『真実』は伝えておらず、

巧みに、債務者・債権者の関係を逆転させています。

 

 

少し復習ですが、

 

 

国民一人あたり『借金1000万円』と言われると、

あたかも、国民サイドが債務者かのように映ります。

 

 

しかし、

 

 

本来、債務者(借金の借り手)は日本政府であって、

極論言えば、政治家のオッサン・オバハン連中です。

 

 

そして、

 

 

巧みな表現(?)で責任を転嫁される国民サイドは、

真実としては、債権者(借金の貸し手)となります。

 

 

事実、

 

 

2021年現在、『日本国債』の大半は国内消化で、

その原資は、国民が金融機関に預け入れている資産。

 

 

お偉い先生方は、

 

 

口が裂けても、この『事実』を語ろうとしませんが、

無意識に、国民は『実質的債権者』になっています。

 

 

それで、

 

 

冒頭ご紹介した『国の借金:1220兆円』ですが、

客観的に、冷静に判断しても、『最悪』の水準です。

 

 

実際、

 

 

対GDP(国内総生産)比較『200%超』の借金を、

背負ったまま、運営している国家は他にありません。

 

 

例えば、

 

 

EUの問題児とされる南欧諸国の1つ『イタリア』は、

直近急騰しているものの、比率は『150%』未達。

 

 

2010年代前半、

 

 

実質的国家破綻に追い込まれた『ギリシャ』ですら、

その数字は『180%』程にコントロールされます。

 

 

また、

 

 

海外先進諸国の大半は『100%』程の水準を保ち、

財政健全国として名高いドイツは、実に『70%』。

 

 

私自身、決して『借金=悪』とは考えていませんが、

皆さん『身の丈』相応の借金で国家運営しています。

 

 

翻って、

 

 

日本国のそれ(対GDP比債務)は『240%』で、

数字的には経済混乱が続く『ベネズエラ』より下。

 

 

個人でも、

 

 

『大借金』しつつ、楽観的に生きる人もいますが、

国家全体として、そのような状態が常態化します。

 

 

未来永劫、『幻想』に生きられたら良いのですが。

 

 

それで、

 

 

前述通り、日本国の『財政状態』をご紹介した時に、

『日本はデフォルトしない論』展開者が出て来ます。

 

 

彼ら・彼女らの言い分は、いつも決まっていますね。

 

 

大きく分けて、次の『4つ』と考えます。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

①日本国は『資産:600兆円超』を保有している。

 

②日本国は『対外純資産:300兆円超』保有する。

 

③国民の金融資産総額は『1900兆円』存在する。

 

④国債は全て円建て発行で、大半が国内消化される。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

以上です。

 

 

1つ1つのフレーズは偽りなく、全て『正論』です。

 

 

しかし、

 

 

現実社会で起こる、凡ゆる物事に共通の真理として、

『正論』は、そのまま成立することは有り得ません。

 

 

簡単になりますが、1つ1つ検証していきましょう。

 

 

①日本国は『資産:600兆円超』を保有している。

→財務省HPで国家の『貸借対照表』は公開済ですが、

 政治家の先生方は、この点に言及したがりません。

 

 

②日本国は『対外純資産:300兆円超』保有する。

→『債権』は、順当に償還されて初めて効力を持つ。

 

 

③国民の金融資産総額は『1900兆円』存在する。

→『債務者』『債権者』の関係性は整理済みですが、

 これ(国民の保有資産)を見込むことはお門違い。

 

 

④国債は全て円建て発行で、大半が国内消化される。

→確かに、前述したギリシャと状況は異なりますが、

 かと言って、『債務』の存在は全く消滅しません。

 

 

以上です。

 

 

『日本はデフォルトしない論者』が、どの立場から、

日本国財政の『安心・安全』を語るのかは不明です。

 

 

ただ、

 

 

それも、巧みに(?)視点を変えて論じているので、

国民サイドに視点固定すれば、常に『リスク』です。

 

 

結論、

 

 

日本国が、身の丈を超える『借金体質』で運営され、

返済不可能な『債務』を積み上げたのは、事実です。

 

 

確かに、

 

 

私たちは、歴史上、最も恵まれた時代に生きますが、

潜在的『リスク』も、無意識に抱えて生きています。

 

 

本日ご紹介したので、今後は、ぜひ意識して下さい。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

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