今日のテーマは、『経済的自由を実現するには、先ずはルールを理解すること』です。
昨日の公式ブログは、
『無尽蔵に保有資産を増やすことは〜』のタイトルで、
閾値を超えた保有資産がもたらす欠点を紹介しました。
多くの方々が、『光』のあたる点のみ注目しています。
しかし、
『光』が強まれば、『影』は濃くなることも事実です。
常々、
『プラスマイナス・ゼロ』の法則が自然界を支配して、
両者は、同量だけ存在していることを紹介しています。
また、
『人間万事塞翁が馬』の言葉が示す通り、短期視点で、
善と判断されたものが、長期視点では覆ることもある。
つまり、
物事において『プラス』だけが存在するものなどなく、
必ず『ダークサイド』も内包されているという事です。
とは言うものの、
多くの方々にとって、『30億円』は必要ないにせよ、
『1億円』ほどの金融資産は、到達したい目標ですね。
私自身、
老後資産(60歳以降における退職資産)については、
おおよそ『5000万円』必要と常々発信しています。
これは、
決して、リタイア後に『贅沢三昧』できる基準でなく、
親世代が送る『普通の生活』に必要になる資金レベル。
当然ですが、
30年後、40年後支給の公的年金は減額してますし、
貨幣価値の減少、物価上昇等まで考慮すれば妥当です。
仮に、
『夫婦2人』での生活をモデル・ケースとするならば、
やはり『1億円』程の用意がなければ心許ないですね。
そして、
決して、『年収1億円』のスター選手にならなくとも、
原資と時間を適切に使えば達成可能な目標と考えます。
その為にも、
本日のタイトルにある通り、『ルール』の理解は大切。
以前から、
『金融(投資を含む)』『スポーツ』に共通する部分、
本質的になところで通じるものがあると感じています。
例えば、
野球でも、サッカーでも、ルールを理解することなく、
試合に出て、上手にプレーすることは完全に無謀です。
同様に、
金融(投資を含む)の世界でも、その真理は共通して、
『ルール』を熟知することなく、成功する事は不可能。
先ずは、『最重要原則』を理解して頂けたら幸いです。
21世紀に入り、
有史以来、長期間に渡って、文明社会を支配してきた、
従来型の『ビジネス・モデル』は限界を迎えています。
何かと言うと、
明確な『生産コスト』が存在し『利益』を上乗せして、
『価格』を決定するという、原始的モデルのことです。
いや、
正確には、この『基本形:原版』は消滅はしませんが、
従来モデルに固執していて、新時代は生き抜けません。
既に、
『付加価値』は限界効用(ゼロコスト)を迎えており、
新たなルールで戦う方が、何倍もリターンを得られる。
更に、
『労働』という意味で『仕事』は不可欠なものとして、
稼いだ『お金』を、どのように運用するかも重要です。
冒頭お伝えした通り、
これからの時代、退職資産は『1億円』必要なわけで、
一般的な収入レベルでは、運用なくして到達が不可能。
そこには、
大和民族・日本人が美徳とする『頑張り』は無価値で、
ルールを理解した上で、単純に『結果』で計測される。
それを見極める意味でも『大局観』は必要な能力です。
このように展開して、『新興通貨』に繋がります(笑)
先日お伝えした通り、暗号資産(仮想通貨)は厳しい。
歴史を変える、革新的イノベーションではあるものの、
人類共通の『信用構築』には、未だ、時間を要します。
更に、
話題として扱いたいのは、2019年に構想が上がり、
正式に終焉を迎えた『ディエム』というデジタル通貨。
もしかしたら、
名前にピンと来ない方々も、Facebook社が手掛けた、
『Libra:リブラ』と言えば分かるかも知れませんね。
その構想が、正式に『終焉』した事が発表されました。
元々、
『新興通貨』のカテゴリーに分類されるものの中でも、
『法定通過』と連動させる形態の、他と一線画す存在。
これにより、
暗号資産(仮想通貨)で、繰り返し私が訴求している、
ボラティリティ(変動幅)解消する公算がありました。
更に、
同社(旧Facebook社、現メタ社)が本業で展開する、
SNS事業のユーザー『約30億人』の獲得も目指せる。
当然の話、
『共同幻想』が通用される規模が拡大すればするほど、
『信用創造』が成立する範囲も拡大し、安定性も増す。
現時点、
暗号資産(仮想通貨)市場の基軸ビットコインですら、
全世界で『1億人』を僅かに超えた辺りに留まります。
そのポテンシャルの大きさは、十分に垣間見えますね。
事実、
ディエム(旧リブラ)構想発表直後の反応は好意的で、
金融業界の錚々たるメンツも支持を表明していたほど。
しかし、
金融ネットワークの『既得権益』を有する方々からの、
猛烈な反発に遭い、物ごとは一向に進んでいきません。
残念ながら、
最終的には、『ミエナイチカラ』に握り潰される形で、
ひっそりと、静かな『最期』を迎える事となりました。
確かに、
暗号資産(仮想通貨)を凌駕する革新的構想でしたが、
『法定通過』の持つ既得権益は、簡単には覆せません。
『資産形成』に臨むにあたり、現代は多様化しており、
何であれ『唯一無二の正解』なるものは存在しません。
しかし、
『革新的イノベーション』が出現したからと言っても、
理屈通り『価値基準』の転換が起こることも考え難い。
あなたは、
『何を学ぶべきか??』を冷静に見定める必要があり、
ルールを習得する為、資源を集中することが大切です。
『人生100年時代』と言われても有限に変わりない。
判断を間違うと、『経済的自由』は未達に終わります。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太