今日のテーマは、『あなたは、増えない(殖えない)リスクを意識していますか??』です。
果たして、タイトルの意味が理解できるでしょうか??
『お金持ち』と言われる人々にとっては、共通認識です。
違う言葉で表現するなら、『機会損失』とも言えますね。
ビジネスの世界で、
本来は『発生する可能性が高い利益』を取り溢すことで、
大学時代、コンビニでのアルバイトで始めて知りました。
勤務時間中、
棚の商品を前に出す作業を、定期的にしていたのですが、
お客さんの目に触れなければ、購入する機会を逸すると。
確かに、
何かを『失っている』訳ではないため『痛み』は伴わず、
センシティブな感覚を持たない人は、損失に気付なない。
こと、
『ビジネス:事業』という分野では重要な考え方ですが、
FPの本業『資産形成』においても、共通して最重要です。
例えば、次のような事例を考えてみることにしましょう。
あなたの手元に、今『1000万円』があったとします。
この時、
大多数の『日本人』と同様に、『銀行預金』しておくと、
その資金は、1年後も未だ『1000万円』のままです。
いや、
正確には、二束三文の『利息』も、付くには付きますが、
市中のメガバンク等では、年間200円に満たない金額。
1年間、路上で拾うことが出来る小銭の方が多そうです。
バカバカし過ぎて、カウントする気持ちすらなりません。
対して、
海外まで目を向けて、『投資適格』と判断される債権で、
同額を『年率4%運用』するとしたらどうでしょう??
この場合、
原資そのまま『40万円』の利子が生まれることになり、
その差が、銀行預金者の『機会損失分』として表れます。
一般の方々の『月収』より、多いのではないですか??
そう考えると、決して『無視』はできない数字ですよね。
私見では、
この程度のお金(40万円)は、それでも端た金であり、
人生に対して、大きな影響を与えるに及ばない金額です。
ただ、
10年、20年と時間の積み重なりを考えると話は別で、
前述の『端た金』は、将来的に『莫大な差』を生みます。
気付けている方々が、果たして、どれほど居るのか??
早いもので、
21世紀も中盤戦に差し掛かりはじめ、2022年以降、
『会社員』の方々の立場は、ますます厳しさを増します。
今後、
維持が厳しくなる資金源は、大きく分けて3つほどあり、
『各種手当て』と『残業代』と『退職金』が該当します。
恐らく、
大多数の企業で、既に削減が始まっていると思いますが、
『手当て』は企業側のサービスなので、簡単に打ち切る。
また、
日本政府が推し進めた、『働き方改革』の副産物として、
日本全体の『残業代:時間外手当て』は、激減しました。
更に、
『退職金』は、直近の『報酬額』を基準に計算される為、
月額報酬が伸び悩めば、必然、こちらも減少傾向に陥る。
そもそも、
常々、『終身雇用』の制度崩壊は情婦発信し続けており、
20世紀の基準との比較自体、ナンセンスかも知れない。
実際、
2022年現在、4年制大卒・正社員の『生涯年収』は、
『2億円』そこそこまで下落していると言われています。
『可処分所得』としては、当然、これ以下の水準ですね。
私自身、
普段、FPとしての面談業務を通して知り得た情報ですが、
有名・上場企業勤務の方々が驚愕の薄給で働いています。
いわゆる『非正規雇用』と呼ばれる方々は、尚更ですね。
現時点、
75歳を迎える方々の『4人に1人(25%)』相当が、
経済的理由により、働くことが辞められないと言います。
当然、
年金の受給減額・支給開始年齢が遅れるこれからの時代、
この割合(現時点25%)は、益々、上昇するでしょう。
お伝えしたいのは、
『資産形成』を実行しない事は『人生放棄』を意味する。
それぞれが、
自ら直面している『リスク』を、正しく認識することで、
その解決のため、具体的に行動していくことが大切です。
『増えない(殖えない)リスク』を意識してみて下さい。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太