今日のテーマは、『会社員という立場でも、経営者マインドが必要な理由』です。
一般的に、
『経営者マインド』という言葉を使う時、その思考回路は、
あたかも、『経営者』のみ必要な知識と捉えられがちです。
恐らく、
『経営者』としての思考回路を学んでいる会社員は皆無で、
学びたいのは、将来の起業を目指す野心家ばかりですよね。
確かに、
両者(経営者と会社員)は『対極』に位置する存在であり、
生涯会社員を自負する人にとって、経営者マインドは不要。
『金持ち父さん』の著者である、ロバート・キヨサキ氏は、
『両者は、テーブルの異なるサイドに座る』と表現します。
実際、
現実社会において、両者の立場は完全に異なっているので、
『経営者マインド』を理解することは、厳しい道のりです。
その証拠に、
自らの所属企業の業績をトレースする会社員は皆無ですし、
売上減少した際、給与を返納する従業員など存在しません。
むしろ、
『従業員マインド』の思考回路は、それとは『正反対』で、
義務遂行如何に関わらず、権利は全て主張する人間が大半。
私自身、
クライアントには『経営者』という立場の方々もいますが、
いつも、面白おかしく『従業員』について話してくれます。
『給与を維持したまま、週休を増やせと言ってくるんです』
『短期留学に行きたいけど、ポストは残しておいて欲しい』
などなど。
従業員にとって、給与はあること・支払われるのが当然で、
それは、所属企業の業績と完全に乖離した存在なのですね。
『経済感覚』が、極めて育ちにくい環境であると言えます。
そして、
それこそが会社員が『経済的自由』を実現できない理由で、
金融資産『1億円超』に占める割合は、『1%未満』です。
この辺り、
『会社員』なる立場の方々が、日本全体で半数に匹敵する、
『約6000万人』存在することを考慮すると、驚異です。
しかし、
社会的立場(経営者、従業員・会社員)の違いに関わらず、
『経営者マインド』を持つことはすべての人に必要不可欠。
何故なら、
実際に『企業』を経営して『事業』を展開していなくても、
全ての人が『自分自身』の経営者であることは事実だから。
私たちは共通して『自分自身』を無視して生きられません。
『経営者マインド』という言葉は、とても抽象的な表現で、
必然、それが指し示すポイントも多岐にわたると考えます。
ただ、
本日のテーマで、『経営者マインド』として取り上げたい、
最重要ポイントを、簡潔に表すと『資金繰り』がそれです。
決して『法人』に限らず、
月々(若しくは年間)の『キャッシュフロー』を改善して、
『内部留保』を積み上げる行動は『個人レベル』でも鉄則。
また、
手持ち資産(内部留保)も、放置していては増えないので、
流動性を確保しつつ効果的に運用する術を学ぶ必要がある。
この辺り、
『経営者』という立場であれば、好む好まざるに関わらず、
定期的(最低でも年1回)に直視する必要性を迫られます。
だからこそ、専門とする業種・業界に関わらず、経営者は、
すべての人に共通して、『お金』に強くなっていくのです。
反対に、
『会社員』という立場は、必要に迫られる場面も少ない為、
自ら意識しなければ、『お金』と向き合う事がありません。
そして、
自らの『お金』と、真正面から向き合うことを放棄しては、
『経済的自由』の実現など、達成し得るはずがないのです。
あなたは『経営者マインド』を持っているでしょうか??
『会社員』だからと言って、不要な言い訳にはなりません。
自分自身の人生に責任を持つことが、最初にすべき事です。
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