今日のテーマは、『急速に進行した円安は、近い将来、果たして解決するか??』です。
直近、既存クライアントさん対象の面談が立て込みます。
単純に、世間一般として、大型連休期間に入っている為、
仕事がお休みの方も多く、依頼が集中しているのですね。
中には、
1対1では、数年ぶりに情報交換する方もいらっしゃり、
仕事とプライベート両面で、環境変化しているケースも。
直面している課題や、悩みや不安点も人それぞれですね。
その中で、
全ての方々から、共通して聞かれる質問があるとすれば、
『直近の急速な円安は、解決するのか??』というもの。
確かに、
2022年初、1ドル=115円付近に位置した為替は、
5月現在『1ドル=130円』まで大きく変動しました。
単純計算、対基軸通貨(米ドル)10%の価値下落です。
昨日の公式ブログで、
少しだけ、外貨・国外資産保有の重要性に触れましたが、
この局面で、躊躇してしまう方々がいることも事実です。
そういった方々の、
共通認識としてあるのは、今が『円安傾向』であるため、
少し待てば『円高回帰』があるかも知れないということ。
果たして、その予測(淡い期待)は実現するでしょうか。
確かに、
為替相場にも、当然『絶対』なるものは存在し得ない為、
昨年までの『円高水準』へ回帰がないと言い切れません。
ただ、
自らが今を『円安』と認識するかといえば、そうでなく、
将来的に見て、まだ『円高』かも知れないとすら見ます。
現実として、
固定相場(1米ドル=360円)終焉の1973年以降、
為替相場は、上下動を繰り返しながら推移して来ました。
確かに、
瞬間最大風速で『75円台』を記録した時もありますが、
主要先進国間の需給バランスの不均衡から来たものです。
要は、
直近50年間、前述の『360円』から『75円』まで、
そのレンジで推移してきた、という事実があるだけです。
多くの方々が、
短期的視点で、『今』を基準値にしてしまいがちですが、
それは変動し続ける世界で、刹那の一場面に過ぎません。
以前もお伝えした通り、
日米両国の金利差拡大というシステム上の話だけでなく、
より本質的な、『国力』という観点でも劣勢は続きます。
これは、
米国、欧州をはじめとした、主要先進諸国だけではなく、
すべての海外諸国とのパワーバランスで言えることです。
何故なら、
経済は『成熟期』に突入して、既に30年以上が経過し、
これから暫く、途上国並の爆発的な成長も期待できない。
また、
潤沢に保有している『対外純資産』は、世界一と言えど、
天文学的な数字の『累積債務』も、順次積み上げている。
更に、
有史以来、資源(特にエネルギー源)は恒常的に乏しく、
戦後の経済成長を支えた『技術力』も、衰退しています。
そして、
数ある中でも、根本的且つ、最も重大な問題となるのは、
41年間連続していることが公表された『少子化』です。
勿論、
『少子高齢化』は、先進諸国に共通している課題ですが、
日本のそれは、他の該当国と比較しても突出しています。
実際、
全人口に占める子供比率は、米国・中国の『18.6%』、
英国『17.9%』に対して、我らが日本は『11.7%』。
この数字は、
人口規模が『4000万人超え』の国家として最下位で、
その事実が、数字以上に物ごとの『深刻さ』を表します。
急速に進展した『円安』は、近い将来に解決するか??
将来振り返ったとき、今は最も『円高』かも知れません。
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対面・オンライン開催ともに、5ヶ月ぶりに再開します。
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