今日のテーマは、『果たして、コロナがもたらす【経済的恩恵】は国民一律か??』です。
すっかり、新型コロナがトップニュースではなくなりました。
恐らく、
多くの人が『新規感染者数』を意識する機会も減少しており、
大阪府下は、飲食店の人数制限を解除する報道も出ています。
海外では、
室内・屋外問わず『マスク』と決別する動きも加速しており、
外国人観光客の受け入れも、一気に加速を見せていますよね。
相変わらず、
この点では、東洋のガラパゴスは遅れを取り続けていますが、
少しづつ、私たちが知る『日常生活』がもどりつつあります。
そんな中、
投資市場(株式、債券、コモディティ)は若干不安定ながら、
経済的観点でも、ポジティブ(?)な話題がつづいています。
コロナ禍、
様々な名目によりばら撒かれた給付金の恩恵もあって(?)、
国民保有資産が『約50兆円』もアップしたというものです。
確かに、
直近2年間、外食・旅行等の支出も強制的に抑制されたため、
その事も結果(50兆円アップ)に起因したかも知れません。
先日、
総務省により公表された、別の調査(家計調査報告)では、
2人以上の世帯の平均貯蓄額は『1880万円』まで増加。
前年比5%増、僅か1年で平均100万円アップしました。
ざっくりした内訳は、
定期預金を含む、現預金が過半を占めて『1200万円』、
保険商品は、資産価値ベース算出で横ばい『357万円』。
コロナ禍、
巣篭もりで、素人トレーダーが量産された事に起因してか、
有価証券は、最も高いアップレーションで『295万円』。
流石、20世紀の勢いは衰えたと言えど、経済大国・日本。
日本全体で考えたとき、『世帯平均』の数字になりますが、
国民一律で『2000万円』に迫る資産を保有しています。
海外諸国を見渡した時、そのような国は圧倒的少数派です。
それでも、
50歳未満の世帯は、平均値として債務超過に陥っており、
純資産は『マイナス』という問題も浮き彫りになりますが。
いかがでしょうか??
ここまで話題を展開してきて、果たして、読者の皆さんは、
コロナが齎らす『経済的恩恵』を実感されていますか??
前述の通り、2人以上世帯の平均資産は『1880万円』。
国民全体で、僅か2年間ほどで『50兆円』増加しました。
これらの『お金』は、あなたに巡って来ているでしょうか。
恐らく、大多数の方々は『NO』と回答されると思います。
実際、
前述の総務省調査では、国民全体の約7割が平均を下回り、
中央値は『1100万円』付近と、大きく乖離しています。
また、
世帯としての保有資産が『100万円未満』の極貧世帯も、
日本全体の『10.5%』存在することが明るみに出ました。
メディアでは、
国民を『ポジティブ』な方向へと先導(扇動?)するため、
マスデータを、好意的な側面のみで伝える傾向があります。
しかし、そのまま受け取って良いかと言うと、それは違う。
確実に、
日本の『経済格差』は、拡大しており、今後も加速します。
現実を正しく捉える事も、資産形成を進める上で大切です。
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井上耕太事務所
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