今日のテーマは、『21世紀の成熟経済下、絶対利益追求は実現できるのか??』です。
タイトルの言葉を、聞かれたことはあるでしょうか??
『絶対利益追求』
シンプルに説明すると、世界市場の動向如何に関わらず、
どのような局面でも『利益』を上げるとされる運用手法。
当然、
経済の循環速度が速い局面で利益を積むのは簡単ですが、
現在のような下落局面でも、保有資産を増大させること。
数十年前、
20世紀後半の『ヘッジ・ファンド』投資が全盛の時代、
『絶対利益追求』が、未だ『目新しい概念』だったころ。
その時代であれば、ある程度、機能したことは確かです。
しかし、
情報テクノロジーの発展も伴ってか、凡ゆる物ごと同様、
その手法も、急速に『共有化』されるようになりました。
この時代において、『独り勝ち』はムリと考えています。
元も子もない話ですが、
世界市場が上昇する局面は、運用資産の評価額も増加し、
反対に下落する局面においては、評価額も減少している。
完全ではないにせよ、
両者(経済動向と保有資産額)が相関関係にあることが、
2022年のスタンダード(世界標準)と言えそうです。
実際、
昨年(2021年)末、世界市場の最高値から比較して、
株式時価総額が『20%』を超えて下落している市場で、
世界的資産家たちの資産評価額も大きく毀損しています。
もちろん、
株式の個別銘柄を選択している方々等、限定的な要因で、
保有資産の一部を増加させている方々もいるのでしょう。
ただし、
本人も理解している通り、ギャンブルの領域を脱し得ず、
『再現性』という点では、まったく機能しない方法です。
ここまで長々とお伝えしてきて、何が言いたいのか??
それは、
運用資産の『一時的下落』を受け入れることなくして、
資産形成(資産を増加させること)にも成功し得ない。
一般的に、
日本人は『元本保障』が大好きな国民性と揶揄されて、
片時も『損(評価額減)』したくないと考えがちです。
しかし、
自然の摂理を理解せずに、度を超えて執着することが、
『元本保障詐欺』に遭う要因になっていることは皮肉。
詐欺には遭わないまでも、間違った概念を持つことで、
資産運用の機会自体を遠避けてしまうのは残念ですね。
2022年現在、『絶対利益追求』という手法自体が、
現実世界には存在していない、という事実と知ること。
哲学的に締めなりますが、
資産形成(投資)も人生同様『痛み』を知ることなく、
本質的な『喜び』は、得られないように出来ています。
大切な考え方なので、ぜひ、理解しておいてください。
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