今日のテーマは、『一般社会で一流大学出身者は活躍しない、は真実を表すか??』です。
先日、
某著名人の持論展開を聞き、大きな違和感を覚えました。
その方は、
超巨大企業の代表取締役会長を務めており、書籍も多数、
果ては、某学校法人の理事長も務めるとても偉大な人物。
要約は誤解を招くため、そのまま抜粋したいと思います。
『社員の中で一流大学出身者より三流大学出身のほうが、
活躍する例が多くあることにかねて疑問を抱いていた』
*『一流大学』『三流大学』等の定義については触れず、
具体的に、どのような基準で選定しているか不明です。
果たして、これは現実世界で成立するのでしょうか??
もし、某氏の持論が『真実』を表しているのだとしたら、
経営者として、『取るべき行動』は明確に決まってくる。
それは、
社員採用にあたり、急帝国大学出身者等は極力排除して、
名前も聞いたこともない、大学出身者を大量採用する事。
そもそも、存在すら定かでない大学であれば尚善しです。
何故なら、
会社(企業)は、社会に価値提供することが至上命題で、
決して、趣味やボランティア領域で活動していないから。
某氏のいう通り、
『学歴』と『活躍』が、逆相関の関係にあるのであれば、
後者を優先して採用することは、当然のことと言えます。
予め断ると、前述の某氏と私では、立場が違い過ぎます。
その為、両者の意見は間違っても対等には扱われません。
それを理解した上で、私も持論を展開させていただくと、
学歴と活躍が逆相関する説は、間違っていると感じます。
もちろん、
これは『学歴至上主義』を支持するものと完全に異なり、
学歴の要素だけで『優秀さ』が決定するとも考えません。
一般社会には、
学歴がなくても、活躍している方がいるのも事実ですし、
反対に、学歴があっても、価値創出できない人もいます。
しかし、
確率論として、高学歴の人ほど優秀な可能性は高くなり、
まして、2つの要素が『逆相関』するはずがありません。
理由として、
凡ゆる仕事に共通して、求められるのは情報処理能力と、
ゲシュタルト(自分なりの思考軸)構成能力が主だから。
これらは、IQ(知能指数)とはほぼ相関する関係にある。
さらに、
クリエイティブさ(価値創出する力)も求められますが、
こちらは、学歴とは相関なくランダム・ウォークします。
『逆相関』の関係があるなど、聞いたことがありません。
『学歴』が上がれば上がるほど、価値を創出する能力が、
反比例して減少していくなる説を信じられるでしょうか。
同じ話題の中で、
某氏は、社会的成功を収める上でIQ(知能指数)以上に、
EQ(心の知能指数)という要素の重要性を説いています。
この点について、私だけでなく、大多数が賛同しますね。
ただ、
私自身の僅かな人生経験では、『EQ』という要素すらも、
ある程度の範囲内では『IQ』と相関すると感じています。
要は、
『学歴』も高くて、日々、真っ当に働いている方々ほど、
人間的な『質』も確実に高くなる傾向にあるということ。
実際、
医薬品営業職として働いた時代、多くの医師と接する中、
人間的に崇高な人物と、数多く出会うことが出来ました。
また、
ファイナンシャル・プランナーとしての独立・開業後も、
顧客には『一流大学出身者』が相当多く存在しています。
もちろん、
私自身、『学歴』という要素では判断してはいませんが、
お互いリスペクト関係が成立する方々が、そうなのです。
繰り返しますが、個別事例として『例外』は存在します。
しかし、
確率的に高い事実として、IQ(知能指数)が高い人間が、
反比例してEQ(心の知能指数)が低いなどは有り得ない。
現実世界では、両者の間には『相関関係』が成立します。
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