今日のテーマは、『タイパを追い求め過ぎると、あなたは資産形成に失敗する』です。
近年、『Z世代』なる言葉が急速に市民権を得ています。
簡単に説明すると、
1990年代後半から2000年代前半にかけて生まれ、
現時点で、10代後半から20代前半を迎えている世代。
と言っても、
単純に年齢を指すだけでなく、この言葉が使われる時は、
彼ら・彼女らを『新しい価値観』の世代として表します。
私たち『昭和生まれ』の世代とも、確実に異なりますね。
しかし、
予め断っておくと、本日、展開をしていく話題のなかで、
彼ら・彼女らの価値観を否定する気など全くありません。
何故なら、
時代(大衆の支持を得る価値観)の変化を否定する事は、
脳細胞が『老化』することを示すと考えているからです。
話を戻すと、
タイトルにも採用した言葉ですが、昨今Z世代を中心に、
『タイパ』なる概念が最重要視されていると言われます。
勘の良い方はお察しの通り、
『タイム・パフォーマンス』を短縮した完全なる造語で、
『時間効率』や『時間対効果』を表すと言われています。
近年では、
コンテンツの増殖からか、映像を倍速再生で視聴したり、
ファスト映画(違法行為)による消費等も好まれるとか。
また、
『完全栄養食』を謳うファスト・フードも登場しており、
食事という要素にも、『タイパ』の概念が求められます。
そこには、
行間を読み取る、無駄を楽しむ価値観など存在しません。
興味深いのは、
今回ご紹介している『タイムパフォーマンス』の概念は、
一昔前に流行した『時短』と一線を画しているという事。
後者は、
本当に多忙を極めていて、『時間』を節約したい方々が、
目的実現のため、必要に迫られて時間効率を高める行動。
対して、
『Z世代』は、時間に余裕があり『時短』は不要ながら、
あくまで『時間効率』を最大化したいと考えるようです。
本題に入ると、
私が主戦場としている、『資産形成:投資』の分野でも、
『タイムパフォーマンス』という概念は確実に必要です。
むしろ、
『時間』という概念を無視しては、絶対に成功しません。
例えば、
多くの日本人が実行している『定期預金・定期貯金』は、
資産を倍化させるのに『200年超』の時間を要すこと。
『タイパ』の概念が欠落した、典型的な事例と考えます。
しかし、
『過ぎたるは及ばざるが如し』の言葉が示している通り、
『タイパ』を追求し過ぎると、きっと足元を掬われます。
何故なら、
現実世界には、『短縮ができる時間』があることと同様、
『掛けなければならない時間』も、確実に存在するから。
例えば、
『15年から20年』という時間を要して、再現性高く、
保有資産を増大させていく行動は、確実に実行可能です。
これは、
現代版:資本主義が支配する世界は、中長期的な視点で、
経済規模が『無限増殖』していくことが前提となるから。
もちろん、
短期(5年未満)での変動は許容する必要がありますが、
中長期的に時代は繰り返すか、若しくは、韻を踏みます。
もし仮に、
『タイパ』を追求し過ぎて、超過リターン思考になると、
浮き足立つ雰囲気は確実に読み取られて、カモられます。
あなたは、『タイパ思考』に固執し過ぎてませんか??
『時間効率・時間対効果』を追求することも必要ですが、
『自然の摂理』の考え方も、念頭に置いておきましょう。
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