今日のテーマは、『成功への鍵は、少なくとも10年間の時間を投資する覚悟を持つこと』です。
昨日の公式ブログでは、
『なぜ人は冷静に行動することが出来ないか』と題して、
損失(痛み)回避に行動するヒトの性質を紹介しました。
危機の最中で、
私たちが未来を不安視して先取りして感じる『痛み』は、
身体的なそれと同等か、より強く認識するかも知れない。
その状況では、
一刻も早く『痛み』から解放されることを臨んでいる為、
冷静沈着と対極の刹那的な判断・決断をしてしまいます。
特に、
スタートで明確な出口戦略や運用方針を定めることなく、
安易に儲かりそうだと始めた人ほどその傾向は強いです。
また、
『経済的』に余裕がないことが根底にあると思いますが、
『精神的』な余裕がなくなってしまう人たちも同様です。
ここで、一旦、冷静さを取り戻して考えてみてください。
世の中全体として、
資産形成(投資)で自ら思い描く経済的ゴールを実現し、
成功していると言える人は多く見積もって5%未満です。
つまり、
大多数を占める95%と同じ思考回路・行動をしていて、
あなた自身が『上手くいく』ことは決して有り得ません。
実際、
両者を別つポイントは挙げれば無数に存在していますが、
大きなものの1つは『10年間』を投資に費やす覚悟力。
何故なら、
世界全体の経済成長を享受できるよう安定運用するなら、
最低限の期間を設けなければ1サイクルしないからです。
しかし、
世の中の95%を超える多数派の方々は、原則を無視し、
自然の摂理に反して、早く『結果』を求め過ぎています。
元も子もない話、経済余裕のなさがそうさせるのですが。
先日、
少しだけショックだったことは、昔からの知人の一人が、
怪しげな事業出資の斡旋ビジネスを始めていたことです。
残念なことに、
相談の名目で話を聞くと、月利数%のポンジスキームに、
真偽不明ながら(?)心酔してしまっているという様子。
それでも、
自らが、それに資金を拠出しているというだけではなく、
斡旋サイドに足を踏み入れていることは予想外でしたが。
果たして、
得た収入を確定申告しているのか否かもさることながら、
業法違反に該当している認識があるかどうかも疑わしい。
何れにせよ、
5年後、10年後には明確な答えが出ているはずですが、
恐らく、良い結果にならないだろうことを案じています。
人間は、
経済的に追い詰められて、併せて精神的な余裕を失うと、
真っ当な判断が出来ないどころか、逆走すらしてしまう。
倫理観・精神的余裕の大切さを、改めて実感しています。
資産形成は『時間』をかける覚悟も決して欠かせません。
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昨年(2023年)よりセミリタイア生活に入っており、
今後の主催セミナー(オープン形式)の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太