『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★
昨日の記事では、
『国債の利率マイナス』という『異次元』の状態を例に、
『現在の日本では壮大な実験が行なわれている』と書きました。
そして、その『行き先』『結果』は、
誰にも予測不可能な事態になっている、と。
今日は、そもそもその引き金となった、
日銀の『マイナス金利』導入に関して書こうと思います。
結論を言うと、これも『ファーストインパクト』が勝負だった。
世間の皆さんが、
『マイナス金利』をどこまで理解されているかわかりませんが、
ここで言う『マイナス金利』とは各金融機関が日銀に預ける、
『当座預金』に『マイナス金利』を導入するというものです。
金融機関は投資先がないので、
自身の金庫の中で『お金』を眠らせておく訳にもいかず、
仕方なく僅かな利息を求めて日銀に預け入れていました。
しかし、政府・日銀としてもこの状況は好ましくありません。
『お金』が眠って市中を駆け巡らなければ、
一向に経済状態は上向いていかないからです。
そこで、導入したのが禁じ手『マイナス金利』。
日銀当座預金の『お金』にマイナス金利を導入することにより、
各金融機関に日銀預け入れ幅を縮小させ、市中に『お金』を還流させようとしたのです。
まさに、『押し出し』のパワープレイ★
なかなか意表を突かれ、
そして年初からの世界経済混乱もあり、
市場は当初はどうして良いかわからず狼狽えました。
しかし、ここで少し間違っていることもあります。
これは、『マイナス金利』を少しだけ知ってる人に多い間違い。
日銀当座預金のうち、
『マイナス金利』が導入された部分を知っていますか??
もちろん、全部じゃないですよ。
早速『答え』を言ってしまうと、
『準備預金残高の10兆円分だけ』です。
総額約『240兆円』に占める割合の、
実に『4%』程度の規模。
これまでの利率『+0.1%』で発生する利子『100億円』、
今回の導入で『−0.1%』となり被る損害『100億円』。
合計『200億円』の損害を、各金融機関で分け合う形になります。
個人としてはなかなかの金額に思えますが、
信用創造をしている金融機関からしたら、
そんなに大きな影響は無いんじゃないかと思う金額です。
特に、大手都銀のような金融機関はね。
当初『異常事態』のように見えた『国債利率マイナス』も、
もう何ヶ月も続けば慣れっこになってしまいました。
日銀からパワープレイで押し出され、
世間に流されるよう意図された『お金』も、
押し出されたからといって魅力的な投資先が増える訳でもなく、
行き先を失ってまた滞留し始めています。
何が言いたいかと言うと、
『万策尽きた』感がある、ということ。
『ファーストインパクト』が勝負でしたが、
もう市場は慣れてしまって、変な平穏が流れている。
終焉は、近いと見てます。
ここから暫く、伊勢志摩サミットや選挙が続きますね。
ターニングポイントになる局面が目白押しです。
僕個人の意見としては、
『日本』に限局した経済は、今後は暫く衰退?縮小?に進むということです。
人口減少に加えた高齢化率の進展、
『人口オーナス』を迎えることから考えても必然です。
バブル経済絶頂期の日経平均最高株価、
『39,000円』を回復すると考える人もいないでしょう。
だから、『日本』だけで投資をしていても埒があかない。
『資産』を保全して有効に運用するには、現代では『世界』に目を向けるしかないと考えます。
島国『日本』の特有な考え方で、
僕たちは『日本』のものこそ安心という変な偏見があります。
今まではそれでもいけてましたが、
じゃあ、今の日本市場のように苦境に立ってしまったら??
その『色眼鏡』を外すことができた時、
『資産形成』はよりスムーズに出来てしまうかも知れません(^_^)
どんな分野でもそうですが、
『頑固』をやめれば全て上手くいきます★
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