『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★
『お金』の話を続けます(^_^)
今、経済政策について、
日本政府?は『禁じ手』を出し続けています。
今日はその話。
1つは『国債』です。
皆さん、気付いてますか??
先日、ちょっとした報道が出ました。
日銀保有の国債額が『300兆円』を越えた、と。
全体としての比率は『30%』です。
対して、民間・公的金融機関の保有率は減りました。
日本国債は、もともと『海外』の保有率は10%無いです。
この報道、皆さんも見られたと思います。
で、このニュースから何が言えるか、
わかってる方はいますか??
おそらく、日本人のほとんどがわかってない。
これ、『禁じ手』です。
日本経済の『実態』が、
今、まったくわからない状況になってます。
まず、基本的な話から進めます。
『国債』
何かわかってますか??(笑)
『国家』が発行する『債権』です。
その国ごとの『信用度』によって、
『割引率』『利率』が決定されます。
『人』で考えるとイメージしやすいです。
金融機関で融資を受ける場合でも、
『信用度』が高い人ほど、『利率』は低く融資される。
『返ってくる確率』が高いから、
利率が低くても確実に回収できるからです。
逆に、『信用度』が低ければ、
『返ってくる確率』が低いので、早めに回収しようとする。
結果、融資の利率は高くなります。
『融資した次の日に破産!』なんてことは、
なかなか起こらないことやからね。
とりあえず、返せる間にがっぽり返してもらう。
『信用度』と『利率』は、相反する関係です。
国債の『価格下落』もしくは『利率上昇』は、
『信用度』の下落を意味します。
このへんの数字が悪くなってきたら、
国家としての『デフォルトリスク』も高まる。
そんな指標です。
ところで、『日本国債』の今の格付けをご存知ですか??
・ムーディーズ:A1
・S&P :A+
・フィッチ :A
こんな感じです。
だいたいどんな感じかわかりますか??
この『信用度』、決して高くないです。
対して、最高ランクの『ドイツ』では、
・ムーディーズ:Aaa
・S&P :AAA
・フィッチ :AAA
『A』の数、多いでしょ??(笑)
一目見て、『格』の違いがわかりますよね(^_^)
因みに、他の最高ランクの国々を見ていくと、
『ルクセンブルク』『オランダ』『スイス』『シンガポール』などの金融センターを置く国や、
『カナダ』『オーストラリア』などの金融先進国が並びます。
ここまでが、国の『信用度』の話。
それで、今の日本国債の『利率』を知っていますか??
新発10年物が基準になりますが、
昨日『0.260%』と最低利率を更新中です。
この利率がどれだけ『異常』か、
各国と並べてみるとわかりやすいです。
・日本:0.26%
・米国:2.20%
・英国:1.83%
・豪国:2.76%
・独国:0.55%
『!?』みたいな感じですよね(笑)
『信用度』の高いドイツ国債の利率が低いのは納得です。
『償還』の可能性が高いから、低率でも確実性がある。
『信用度』の低い『日本国債』の利率が、
なんでドイツのそれよりも低いんですか??(笑)
日本国債だけ、訳わからんロジックです。
『償還』される『信用度』は低いのに、
『利率』だけはめちゃめちゃ低い、みたいな。
『返ってくる確率』が低い人に対して、
めちゃめちゃ低率で融資してるようなのんです。
誰ですか??そんなお人好しは??
ここで、出てくるのが『日銀さん』ということ。
だいぶ、見えてきましたか??
自分とこで発行した『債権』を、
自分とこで買ってる状態。
つまり、『自作自演』です。
より正確に言うと、
『本社』が発行した債権を、『子会社』が買うみたいな。
本来、『信用度』が低い『債権』は、
『利率』が高くなければ誰も買ってくれません。
で、その『利率』がさらに上昇すると、
その債権自体の『信用度』も疑われてしまう。
それを身内で買って自作自演することは、
まさに『債権の利率操作』です。
今後も、日銀は『年間80兆円ペース』で、
『日本国債』を買い入れていくそうです。
2018年には保有比率は全体の50%を越え、
保有額も日本のGDPを越えてくるそう。
もう、驚異的な数字です。
本当に、『禁じ手』を乱発して、
今の日本の『経済状況』を見えなくしてます。
沈黙の臓器:肝臓と同じです。
気付いたときには、ゲームオーバー。
日本経済は、まさにそんな状況です。
普通に生きてたら、
『その他大勢』と一緒に海に沈みます。
そろそろ、本気で『お金』を考えませんか??
この情報に『反応』できる人だけ、
『お金のセッション』を受けに来てください(^_^)