今日のテーマは、『司馬遼太郎に見る、本気の人間の仕事』です(^_^)★
*この記事は2016年10月に起業塾生限定配信したものを、
2017年9月に加筆・修正、一般公開したものです。
昨年(2016年)のこの時期、石垣渡航が夢に終わり、
関西でリフレッシュ期間を過ごしていたのは先日書いた通りです。
台風直撃により航空各社全便が欠航し、
大阪伊丹空港では途方にくれて、ロビーに2時間立ちすくしてしまいました。
が!!!!
折角、仕事を入れていない日程が4日間もあったので、
『近場(関西)で、以前からやりたかった事をやろう!』と思い、行動に移しました。
その1つが、『司馬遼太郎記念館』への訪問★
所在地の『東大阪』は何かと縁がある街でしたが、
なぜか今まで、全く訪れることなく来ていました。
『司馬遼太郎』
言わずと知れた、大阪が生んだ大作家です(^_^)
日中戦争から日露戦争までを描いた、
秋山兄弟の物語『坂の上の雲』。
これは、未だに多くの経営者の方々が、
『絶対に読め!!』と推薦される渾身の一作。
私も以前読んだことがありますが、
まず、書店で見つけた時、文庫版でさえ『8冊シリーズ』であることに買う事を怯みますね(笑)
皆さんも、機会があれば読んでみてください。
明治維新の鎖国状態から、
欧米列強を一気に追い付け・追い越せと駆け上がった時代。
『坂の上の雲』を読むと、
司馬遼太郎の類い稀な表現力・描写力・想像力が発揮され、
その時代の『勢い』がビシビシと伝わってきます。
時代は100年ほども昔の話なのに、
秋山兄弟のグローバルな『視点』と『行動力』は、
今の私達よりも断然チャレンジ精神に溢れてます。
*秋山兄弟は実在の人物で、全て、実話をもとに描かれています。
ちょっとした有名大学出てるだけで、
また、その後、一流企業といわれる会社に就職しただけで、
自身を『エリート』と勘違いしてる人は読んだ方がいいよ。
『いや、俺、全然ショボいやん。』と、明確に気付く事が出来るので(笑)
私も含めて、たまには、鼻をへし折られる経験も大切です。
それを乗り越えるからこそ、人は成長していく(^_^)
司馬遼太郎の書籍を読んだ人ならわかりますが、
驚愕するのは、その圧倒的な時代背景に関する情報量です。
司馬作品を読むなら、まず、
その作品の時代背景を理解するための、『歴史』の勉強が必要です(^_^)
書く側の司馬遼太郎氏はもちろんですが、
読む側の私たちも、かなりの『エネルギー』を要します。
ここまで深い作品を続々と発表出来た理由が、
今回の記念館訪問でわかりました。
司馬遼太郎の蔵書、実に『6万冊』!!
いや、もう普通に図書館です(笑)
実際に生活していた家屋の隣が記念館ですが、
そこには、『世界観』を感じるために『2万冊』があります。
それだけでも、圧巻の大迫力ですが、
さらに、家の中には残りの『4万冊』が置かれています。
記念館の映像で見られましたが、
これだけの量になると、もちろん書斎だけに留まらず、
玄関や普通の生活スペースの壁という壁が本棚になってます。
単に『6万冊』と言っても、
今みたいな1000円で売られている『ビジネス書』などと言った、ライトな物では決してないです。
『鹿児島県史』『高知県史』といった、
もうどちらかというと『辞典』レベルの本がほとんどです。
おそらく、
司馬遼太郎氏が『書籍』に費やした投資総額は、
現在価値に換算すると、『数億円』を優に越えてます。
これらの蔵書の知識が、
司馬遼太郎の頭の中には、絶えず、絶えず流れ込んでいた。
正直、
『歴史』なんて、詳細な所の『真実』は誰にもわかりません。
でも、
だからこそ、得られる情報を全てインプットし、
独自の歴史に対する『世界観』を確立していった。
あれだけ優れた作品を、続々と排出し続けられたのは、
司馬遼太郎が『独自の世界観確立』に、『命』を懸けて取り組んでいたからこそです。
そう考えると、この人は、
普通の人の何倍も濃い人生を送ったのだと感じました。
先日の『君の名は。』の新海誠監督に続き、
この日も『本気の人間の仕事』に触れました。
私も、このレベルで仕事が出来るように、
『これからの日々も、精進していこう!』と感じた訪問でした。
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