『年金』はこれから厳しさを増す★

今日のテーマは『年金はこれから厳しさを増す』です(^_^)★

 

 

先週、あるニュースが出ました。

 

 

『2017年度の年金受取額0.1%下げ 3年ぶりの減額』

 

 

見られた方も多いかも知れませんね(^_^)

 

 

ご存知の方も多いと思いますが、

現行の年金制度では物価変動により受給額が変更されます。

 

 

今回のこの発表も、

同日発表の消費者物価指数の下落を受けての発表です。

 

 

これにより、

 

 

国民年金受給者は、前年度比67円減の『6万4941円』、

厚生年金は標準世帯で考えて、227円減の『22万1277円』の支給になります。

 

 

それぞれ、月額での減額、支給額の値です。

 

 

『標準世帯』というのは、

夫が会社員として40年間働き、妻が専業主婦の場合を言うようです。

 

 

でも、

 

 

現在の社会情勢から考えると、

この『標準世帯』も既に形骸化してるかも知れませんね。

 

 

未婚の男女が急増することに加え、

結婚した場合も、妻が専業主婦でいける世帯がどれほどあるのでしょうか??

 

 

この辺は、普段面談を受けていても大いに疑問。

 

 

話を『年金』の話に戻すと、

今回の減額、それほど大きな話じゃないですよね。

 

 

月額で『67円』と『227円』の減額。

正直、生活支出のどこかをコストカットすることで容易に賄える数字です。

 

 

この一部分だけ見ていたら、大したことない。

多くの方からは、次のような声も聞こえてきそうです。

 

 

『年金制度もヤバい言われてるけど、それほどでもないやん。』

 

 

『なんだかんだ言うて、このまま逃げ延びれるんちゃう??』

 

 

果たして、そうでしょうか??

 

 

『減額』の話とは別に、

注目しておかなければいけないポイントがあります。

 

 

国民年金の保険料負担は『230円』アップ、

厚生年金保険料も0.118%上がり『18.3%』になるという事実です。

 

 

受給額は『減額』されているのに、

年金保険料負担は『増額』されてしまっている。

 

 

会社員の方々は、実に『18.3%』が年金に取られてるんです。

 

 

このことにあまり実感がわかないのは、

 

 

『源泉徴収』で天引きされてしまっていることと、

『労使折半』で会社が負担してくれているからです。

 

 

それで、

 

 

一応、国民年金、厚生年金共通のこの増額も、

04年の法改正により2017年度でストップすることになってます。

 

 

でも、

 

 

おそらく、『そうはならない』というのが私の見立てです。

 

 

何も『先見の明』や『千里眼』がある訳ではありません。

 

 

きちんと数字を把握していて、

義務教育レベルの判断・計算能力があれば誰でもわかる話。

 

 

個人セッションやセミナー、

そして、このブログを通しても何度もお伝えさせて頂いること。

 

 

現在の日本の借金累計額は『約1,100兆円』。

 

 

これを国内の金融機関(銀行、保険、証券)に買い取らせて消化してますが、

その原資である国民資産(預金、保険料etc.)にも限界は必ずある。

 

 

その状況にも関わらず、

 

 

日本の『一般会計(単年度会計)』は、

予算『約100兆円』に対して、税収は『約60兆円』。

 

 

1000兆円以上の借金を積み上げているにも関わらず、

毎年新たに『40兆円』ほど借金を積み上げていることになります。

 

 

そして、

 

 

『毎年積み上げる借金』の主な原因が、

今日の話題の『年金』をはじめとした『社会保険料』。

 

 

その辺りは、私の書籍により詳しく書いています。

 

 

このセクションも『わかりやすい!』と好評でしたので、

まだお読みでない方々は、ぜひご覧頂けたら幸いです(^_^)★

 

 

*この記事横に、書籍ご案内ページリンクがあります(^_^)

 

 

つまり、

 

 

『社会保険料』を減額しないと、

日本の財政は『正常化』しないということです。

 

 

今、物凄い『借金体質』なんです。

 

 

だから、まずは毎年毎年の会計で、

『マイナス』を無くしていかなければいけない。

 

 

その為には、『社会保険料』、

その中でも『年金』に手を付けずに解決するのは不可能です。

 

 

では、『年金に手をつける』とは、

具体的にはどのような事を言うのでしょうか??

 

 

これも、本当にシンプルな話。

方法は、次の2パターンしかありません。

 

 

①『年金保険料負担』を上げる。

(国民から年金保険料を多く受け取る。)

 

 

②『年金支給額』を減らす。

(国民に支払う金額を減らす。)

 

 

以上です。

 

 

これが、マイルドながら起こってきているという話。

 

 

少しずつ、少しずつなので、

皆さんも気付きにくくなっています。

 

 

『国民年金』は経営者・自営業者が主体なので、

一般の方よりは見方がシビアになります。

 

 

なので、より徴収しやすい『会社員』の方々から、

保険料率を上げてバンバン取るようにしています。

 

 

給与明細の『厚生年金保険料』の項目の、

数字の変化に気付く人なんて少ないですからね(^_^)

 

 

そして、

 

 

もう1つ気になる話もあります。

 

 

今後の『年金』支給のルールについて、

『現役世代の賃金が下がった場合、受給額も減額される』というもの。

 

 

これは『物価変動』は関係ありません。

 

 

もしも仮に、インフレで『物価』が上昇しても、

 

 

現役世代の賃金が下がる社会になれば、

『皆苦しいから、高齢者も我慢してね。』という時代になります。

 

 

政府がこのような発表を出すということは、

『今後は、現役世代の賃金が下がる』と読むからです。

 

 

『賃金』は下がる。

 

 

『年金保険料』負担は上がる。

 

 

受け取れる『年金』は下がる。

 

 

ここ数十年栄華を極めた日本経済は、

これから暫くは厳しい時代がやってくることになります。

 

 

20代、30代、40代の『私たちの世代』は、

『親の世代』とは確実に時代が異なる。

 

 

このような状況にも関わらず、

あなたは、まだ何も『変化』せずに日々を過ごしますか??

 

 

『確定拠出年金』も、公務員、主婦も加入できるようになりました。

 

 

これはどういう事かというと、

 

 

『年金資産については、自己責任の時代だよ。』と、

明確に意志表示された時代に入ってきたという事です。

 

 

上場企業を中心に普及が進んでいるこの制度。

 

 

従来は積立不足額を『企業』が負担してくれていたものを、

『個人責任』に移行する形にした制度です。

 

 

よく、お伝えしているメッセージです。

 

 

これからの時代は、『資産形成』は自らする時代です。

 

 

『国』『企業』が、一生面倒見てくれる時代ではありません。

 

 

『今までの感覚』を引きずっている方々が、

将来はとても困窮する時代がやってきつつある。

 

 

それに対して、

 

 

『変化』に気付き、しっかり『行動』した方々は、

どんどん『自由』を手にしていく時代とも言えます。

 

 

あなたは、どちらサイドにいますか??

 

 

もし、まだ何も『変化』できていないなら、

これから具体的に『行動』をスタートしてみませんか??

 

 

『やろう!』と思った時が、ベストタイミング。

『スタート』に、遅過ぎるという事はありません。

 

 

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スタートアップに最適なセミナーがあります。

 

 

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『具体的に行動したい!』と、

ご興味持って頂ける方は、ぜひご参加ください。

 

 

あなたにとって、最適な『きっかけ』になると思います(^_^)★

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

■詳細なプロフィールはこちら■
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