今日のテーマは、『投資的観点で見る、清宮幸太郎選手のプロ志望表明』です(^_^)★
本日、2017年9月22日(金)。
『高校野球』『プロ野球』に関わらず、
『野球』というスポーツに興味をお持ちの方なら、固唾を飲んで注目していた会見があります。
早稲田実業・清宮幸太郎選手、今後の『進路』に関する記者会見です。
一高校生がここまで注目されるケースというのは例がなく、
前例を振り返ってみると、もう10年程も前、同校・早稲田実業『斎藤佑樹投手』以来ですよね。
斎藤投手は『ハンカチ王子』として甲子園大会でフィーバーし、
現・NYヤンキースの『田中将大投手』と、史上初の決勝戦再試合を制して全国制覇しました。
その後、
斎藤投手は系列の早稲田大学にそのまま進学し、
田中投手はプロ野球の世界で揉まれながら、日本を代表する大投手になりました。
野球界の『野次馬』連中の間では、
『この4年間の選択の違いが、2人の現時点の差を生んでしまった!』と今でも語り草です。
実は、斎藤投手は大学4年間の間でも、
中心選手として2度全国制覇しており、アマチュア界では申し分ない実績を残しているのですが、、、、。
その辺り、『結果』を残さないと叩かれる、
『プロ』の世界は、本当にとても厳しい世界だと感じています。
話を元に戻すと、
今日の主役、清宮幸太郎選手は『無事』、プロ野球志望を表明しました。
この報道を受けて、『1位使命』を明言する球団が出てきたりと、
早くも1ヶ月後のドラフト会議を見据えた『心理戦』がスタートしています。
清宮選手に対して『1位指名』を検討している球団は9球団と、
高校生としては過去最多指名(福留孝介選手・PL学園・7球団)に迫るのでは?、とも言われています。
一野球ファンとして、私も彼の進路は興味津々ですし、
彼のプレーを、早く『プロ』の世界で見てみたいですね(^_^)
『野球バカ』の長々とした『前置き』が続きましたが、
ようやく、今日の本題に入って行きたいと思います。
『野球のドラフト会議』と『投資』。
この2つの事柄、一見、全く関係ないように思いますよね??
でも、実は、密接に関係しています。
清宮幸太郎選手の『プロ志望表明』のニュースを見て、
私の妻から、次のような質問を受けたんですね(^_^)
『そもそも、なんでプロに行くかどうか迷うの??』
この質問、『本質』だと思うんです。
私も高校まで野球を真剣にやっていたのでわかりますが、
全国の高校球児において、最終目標は『プロ野球選手になる!』から始まったと思うんです。
だいたい、小学生低学年頃から野球をスタートし、
高校終了までの10年間以上、毎週土日を始め、すべての休日を潰して野球の練習に打ち込む。
夏の暑い日も、影一つ無いグラウンドで気を失いそうに練習し、
冬の時期の走り込みなんて、『苦行』以外の何ものでもありません。
何故、それらの練習に耐え忍ぶかと言うと、
『甲子園大会出場』や『プロ野球選手になる!』が頭の中にずっとあるから。
それ無しで練習を続けている人間がいたら、
もう究極の『マゾ』としか言いようが無いですね(笑)
それで、実際になれるかどうかは別として、
高校野球が終了して進路選択をする時に、
『プロ』から指名が入るのは、野球人としては『最高の名誉』ですよね。
本当に、それだけ考えてやってきたので、
正に、その目標実現のチャンスが目の前にある訳です。
清宮選手のように『将来はメジャーで活躍を!』という目標を持っていても、
大学・社会人といったアマチュアの世界に身を置くより、
同じ時間でも『プロ』の世界で揉まれた方が、確実にレベルアップできるはずです。
シンプルに考えたら、『プロに進む』以外の選択肢はありません。
それでも、清宮選手に限らず、
これまでも多くの選手が、『プロ』か『アマチュア』か迷うのでしょうか??
ここからが、『投資的観点』が入って来ます。
『プロ野球選手』になるにあたり、
まず初めに発生してくる『お金』は、契約交渉がまとまった際の『入団契約金』。
これは、現在公表されている数字では、
『1位指名』の選手でだいたい『1億円』ほどです。
対して、
下位指名(5位、6位それ以下)になると、
『3000万円〜2000万円』ほどに落ち着くことになる。
その『ギャップ』は数千万円ですから、
当然、下位指名選手の中には、
『成長して、2年後の上位指名を狙う!』という選手も出てくるはずです。
*これが選択できる選手は、『2年後もドラフトにかかる!』と、
『自信』『実力』共に突出した選手です。
『2年』or『3年』という期間で、
『8000万円〜7000万円』の違いですから、驚異的な『投資リターン』ですよね。
(実際は、税金が引かれるのでここまで大きく無いです。)
更に、
『プロ』の世界は厳しいもので、
球団ごとに所属手数の制限もあるため、『結果』を残さず何年間も在籍することは出来ません。
高校卒業して『プロ』の世界に飛び込んだとしても、
2年、3年で見限られてしまって、二十歳そこそこで『契約解除』になる選手もいますよね。
そう考えると、
自身から見て『実力不足』な今、入団を決心するより、
実力を上げて、体勢を整えてから、
『ピーク』の時期2〜3年に評価された方が、『プロ』としての息も長くなる可能性があります。
高卒で『2〜3年』在籍するために入団するのか、
実力を高めて、プロの世界で『20年間』食っていける選手になってから入団するのか。
生涯の獲得収入から考えたら、
それこそ、選手によっては『数億円』単位の違いになって来そうですね(^_^)
いずれにせよ、
清宮幸太郎選手の場合、どちらの不確定要素も心配なく、
『プロ志望』を表明すれば、確実に『1位指名』で名前が消え、
入団後、もしも結果が出なくても、獲得球団は早々手放すことはありません。
『投資的観点』から見ても、『野球レベル向上の観点』から見ても、
今回の発表は、関係者各位を安心させたことが予想されます。
清宮選手とは比べ物にはなりませんが、
私たちも、自身の価値を『投資的観点』から考えて、進路を決めますよね(^_^)
同じ『会社員』として働くのであれば、
自身を最も高く『評価』してくれる会社に所属したいと考え、
『会社員では、割に合わない!』と考えるなら、
私のように独立して、自らビジネスする道を選択します。
これからの時代、自身の『人的資本』を高めながら、
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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
本当に人生は好転していくものだと思います。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太