『仮想通貨160億円引き出し不能』報道から考えること。

今日のテーマは、『仮想通貨160億円引き出し不能報道から考えること』です。

 

 

そもそも、皆さんはタイトルの報道を知っていますか??

 

 

日本国内メディアが報道する『トピックス』と海外のそれでは、

往々にして違うことが有りますが、この話題も、その1つだと考えます。

 

 

海外メディアでは、最近、何度か目にしましたが、

日本メディアにおいては、まったく目にしませんでした。

 

 

その比較をするのもとても楽しいので、

たまには、『海外メディア』を覗いてみるのも良いかも知れません。

 

 

本題に入ります。

 

 

カナダの仮想通貨交換会社『クアドリガCX』は、

現在、解決策の見えない2億米ドル(約220億円)の問題に直面しています。

 

 

事の発端は、

 

 

同社創業者兼CEO(最高経営責任者)のジェラルド・コッテン氏が、

昨年末、旅行先のインドで、持病のクローン病合併症により急死したこと。

 

 

享年『30歳』と言いますから、経済的成功を納めたにも関わらず、

あまりにも早く、人生の『終焉』を迎えたことになります。

 

 

そして、

 

 

今回、問題となっている『約160億円』相当の仮想通貨は、

『クアドリガCX』が顧客から預かり、保有している『預金』部分です。

 

 

昨年、

 

 

日本でも『コインチェック問題』で、顧客からの預かり資産である、

仮想通貨の『保有セキュリティ』が問題になる場面がありました。

 

 

しかし、

 

 

今回の事例はその逆で、同社の管理する仮想通貨の多くは、

不正アクセスから守る為、厳重に『コールドウォレット』に保管されていたそうです。

 

 

ただし、

 

 

資金と仮想通貨の扱い、会社の金融・会計面を全て1人で管理した同氏が急死し、

オフラインである『コールドウォレット』にアクセス可能な人間が居なくなったのです。

 

 

この辺り、

 

 

『保管・保全』のセキュリティーレベルを追求するあまり、

完全に『引き出し不能』になるというのは皮肉な結果です。

 

 

あらゆる場面で、

 

 

『メリット』と『デメリット』は表裏一体で存在していますが、

今回の事例は、まさにその典型的なものだと言えますね。

 

 

勿論、

 

 

『クアドリガ』は10万人以上の顧客に返金する方法を模索中ですが、

現在のところ、アクセス・パスワードや回復キー、メモ等も一切発見されていません。

 

 

裁判所文書によると、

 

 

専門家がコットン氏のコンピューター・携帯電話へ侵入を試みたそうですが、

その成果は『限定的』で、一部資産は喪失している可能性もあるとの事。

 

 

当事者ではないので、冷静に静観できますが、

もし自身が同社の『顧客』であれば、保有資産を失う『一大事』ですよね。

 

 

某仮想通貨は、

 

 

一昨年末に過去最高値『2万ドル』を記録しながら、

現在では、8割以上の価値が吹き飛び、『3500ドル』を切るまでになりました。

 

 

『価値喪失』『取引高激減』とともに報道されなくなった仮想通貨ですが、

今回のちょっとした(?)事件では、再び脚光を浴びる事になりそうです。

 

 

未だ、事態はまったく収束していませんが、

この件がどのように解決されるのか、今後も少し注目して見ていきたいと思います。

 

 

ただ、

 

 

少し考えてみるとわかる事ですが、今日取り上げた事例は、

取引対象が『仮想通貨』に限定される話では、決してありません。

 

 

今回、

 

 

企業と顧客(預金者)の間で生じた問題なので社会的話題になっていますが、

個人・家族間で有っても、『保有資産』『アクセス情報』の共有は大切です。

 

 

現在、

 

 

日本においても、『相続』される事なく『国庫納付』される資産は、

『年間400億円』もあり、直近10年間で『2.5倍』も増加しています。

 

 

その中には、

 

 

完全に相続人のいない『おひとり様』も600万人存在するようですが、

『資産状況』を情報共有する事なく、没収されてしまうものも少なくありません。

 

 

財政難に窮する日本政府としては、この数字は朗報かも知れませんが、

私たち、国民本人にとっては、決して『他人事』では済まされないもの。

 

 

『お金』が絡むと何かと『ナイーブ』な事もあるのは事実ですが、

日常から、信頼おける間柄の方と『情報共有』しておく事は大切と考えます。

 

 

何かと目を逸らしがちな『お金』の問題ですが、

普段から、しっかり真正面から取り組んでいく事は必要不可欠なのです。

 

 

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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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