『日本市場』に掛けられた『魔法』が解けてしまう時。

今日のテーマは、『日本市場に掛けられた魔法が解けてしまう時』です。

 

 

昨日の公式ブログでは、

 

 

『世界市場に漂う陽気は、果たして、いつまで続くのか??』と題して、

『ロジック』と逆行する形で『世界市場』に漂う『陽気』についてお話ししました。

 

 

現在、

 

 

世界各国は『金融緩和』『利下げ』等の景気浮揚策を展開し、

堅調に推移する株式市場と裏腹に、市場に潜む『リスク』を、

どうにかして回避しようと躍起になっています。

 

 

しかし、

 

 

市場では、これまでの『常識』がそのまま通用しなくなり、

『リスク資産(株式市場)』に資金投入される状況と、

『無リスク資産(債券)』に資金流入される状態が共存しています。

 

 

何故、

 

 

これが『違和感』を伴っているかと言うと、例えるならば、

『アクセル』と『ブレーキ』を同時に踏んだまま、進み続けているようなものだから。

 

 

そのような、

 

 

相反する『信号(サイン)』を送り続ける運転が、後に『故障』を招くように、

実社会の経済市場においても、いつか『バースト』するのは目に見えています。

 

 

そして、

 

 

一定期間『マスキング』されて、『異次元状態』が継続した後、

突如(のように見える)顕在化する『リスク』は、インパクトが大きな事も。

 

 

今回も、その気配は、プンプンとしています。

 

 

日本経済に目を向けると、

 

 

当初、株価の急激な上昇で、勢いの良かった『アベノミクス』は、

ここ数年は『閉塞感』に包まれ、完全に『出口』を見失ってしまっています。

 

 

来月に迫る『消費増税』が、

 

 

『財政健全化』に直結しない事は、先日の公式ブログでご紹介しましたし、

最近の、その場凌ぎ的な財政政策は、逆に、『財政出動』の圧力を増幅させています。

 

 

最近出てきた報道では、

 

 

『長期金利』について、政府は2022年度までの『0%』を公表しましたが、

これは、日銀が先に示した『(超低金利は)2020年春ごろまで』とする指針を踏み込みます。

 

 

また、

 

 

現時点での政府試算では、今年(2019年)の実質成長率は『0.9%』ですが、

民間エコノミストによる予測平均値『0.5%』から、少なからぬ乖離が有ります。

 

 

更に、

 

 

私も最近知り得たのですが、こちらも政府試算において、2027年度を以て、

国・地方の『基礎的財政収支』は黒字化するとの予測が立てられているのだとか。

 

 

しかし、

 

 

上記目標値を達成する為には、『現状』からかけ離れた基準をクリアする必要があり、

足元で『年率0.3%』まで落ち込んだ、イノベーションを表す『全要素生産性』が、

今後急回復を見せ、2024年度には『年率1.2%』まで高まる必要があるようです。

 

 

その具体的改善策として、

 

 

『特定技能』を保有する外国人に『在留資格』を与えて積極的に受け入れ、

2019年度からの5年間、『累計34万5000人』増加させる計画が進行中です。

 

 

ただし、

 

 

計画初年度である2019年7月末時点での実績は『44人』と、

『年平均6万9000人』からは、大きくかけ離れているのが『現実』なのです。

 

 

数ヶ月前、

 

 

『政府統計の改竄問題』がマス・メディアを中心に報道されて、

暫くの間、世間を大いに賑わしていた期間がありましたよね。

 

 

今回の場合、

 

 

『改竄』というレベルには達していないにせよ、常々、情報発信し続けてきた通り、

『実体経済における肌感覚』と『民間エコノミスト試算』からの乖離は否めません。

 

 

前述、

 

 

2027年度には『基礎的財政収支』が黒字化するとご紹介しましたが、

こちらも、増大し続ける『社会保障費』を目の前にすれば、『信憑性』に欠けます。

 

 

現在、

 

 

『株式市場』『債券市場』共に、日本は『魔法』が掛けられた状態が続きますが、

『自然の摂理』から逸脱して、拡大し続ける『歪み』は、必ず調整される時が来ます。

 

 

こちらも常々お伝えしていますが、

 

 

それが顕在化する『経済的有事』『Xデー』は、

私たちが想像するよりも、相当、『近い将来』なのではないでしょうか??

 

 

2020年。

 

 

東京では、オリンピック・パラリンピックが開催されますが、

その『国家的プロジェクト』が過ぎ去った後の日本は、果たして、無事でいられるのか??

 

 

今から、その事を注視していても、『早過ぎる』ことは無いと考えます。

 

 

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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

人生は、本当に好転していくものだと思います。

 

 

ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。

皆さんに、直接お会い出来るのを楽しみにしております。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
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・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

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・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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