今日のテーマは、『生命に危険が懸かる場面でも、当事者意識で考えられない愚者達』です。
本日昼頃、ちょっとした『騒動』に巻き込まれました。
結論から言えば、『事務所』が入るビルで『小火(ぼや)騒ぎ』が起きたのです。
突然、
非常の『警報音』がけたたましく鳴り響いたのが、午後1時半頃。
当初数秒は、
『今日、火災訓練の事前アナウンスあったっけ??』と呑気に考えていましたが、
『近隣の建物で火災発生!避難して下さい!』のアナウンスで、『現実』と認識。
その後、
決して『近隣の建物』などではなく、
『同じ建物の階下から出火』との訂正が入った事で、
一気に、『リアリティー(現実味)』が高まります。
扉を開けた瞬間、
何かが、燻されたような匂いの『煙』が、廊下に充満していた時は、
『本気(マジ)か、、、』と、急激に『恐怖感』に襲われましたね。
そこからは、
貴重品類と重要書類、最低限の仕事道具を一瞬でまとめて、
エレベーターも当然停止しているので、一目散に非常階段を駆け下りました。
ここでも、
『途中、火の手が強まっていたら、終わりやな』など、
非常事態なので、『あらぬ事』をあれこれと考えます。
ご経験ある方なら、理解できると思いますが、
こういった際の『待ち時間』ほど、『永遠』かのように感じるものは有りません。
実際には、
消防車到着までの時間は、『数分程度』だったと思いますが、
感覚的には、『無限』にも感じるほど長い体感がありました。
その後、
続々と消防車が到着し、警察も集結して交通整理を始めて、
現場建物近くは、一時騒然とした空気に覆われていました。
幸いな事に、
『小火騒ぎ』自体は、大した事なく解決に至り、
1時間ほど経過した頃には、私自身、通常業務に戻ることが出来ました。
それでも、なかなか焦りましたね。
これまで、
『火災現場』は、人生で何度か目撃した経験はありますが、
まさか、『自分が入居する建物』が火災になるとは、想像していませんでした。
可能性としては、全然有り得ることだと考えますが、
やはり、人間は『自己都合』でしか考えられません。
リアルに『生命』の危機を感じる出来事(体験)としては、
一昨年遭遇した『北摂地震(震度6弱:大阪市北区)』以来のことです。
しかし、
私が、それ以上に『驚愕』を通り越して『呆れて』しまったのは、
同建物に入居する方々の中に、全く逃げようとしていない人間がいた事です。
私自身、
警報発動から早急に逃げ出して、建物を見上げていたのですが、
驚くべき事に、いくつかの部屋には『灯り』が灯ったままになっています。
最初は、
『電気も消さずに、逃げ出したのかな??』と考えていましたが、
消防・警察が集結して騒然となっている現場一帯を、上階から、
スマート・フォン撮影する姿を、不思議な感情で見上げていました。
『ああ、人って、こうやって死んでいくんやな。』
『自らの生命が脅かされている時に、それを感じないなんて、
この人達は、正真正銘と言える、愚か者やな、、、、』と。
少しだけ、想像してみて下さい。
到着した何台もの消防車から駆け下りてくる消防隊員の方々が、
必死で声を張り上げて、消火活動の準備を進めている場面です。
なかなか遭遇することが出来ないイベントを、
SNSで発信したいのか、友人・知人にシェアしたいのか。
その『感覚』は、私には全く理解することが出来ません。
結果、
大きく延焼することなく、被害も最小限に抑えられたのですが、
『当事者意識』を持つことが出来ない人間を目の当たりにして、
何とも言えない、『怒り』にも似た感情が湧いてきました。
もしかしたら、
公式ブログを読み進めて頂いている皆さんの中にも、
同様の感情を持たれた方が、いらっしゃるかもしれませんね。
今日、私が見たのは、紛れもない『愚者』です。
しかし、
今回遭遇した『小火騒ぎ』も、もっと視点を広げて見たら、
『一般の方々』にも、同様のことが言えるのではないかと考えました。
何のことか??
私たちが居住する『日本国』が抱える、『社会保障』の問題です。
昨夜(3月26日)は、
毎月主催する『資産形成セミナー@大阪』を予定通り開催し、
『資産形成』をスタートされる方々に、個人セッション受講希望を頂きました。
セミナー中もお伝えしましたが、
全体の人口が減少し、『経済全体』が減速傾向にある日本において、
その『未来』は、悲しい哉、決して『希望溢れる』とは言えません。
また、
『社会保障システム(年金・健康保険)』は形骸化しており、
40歳未満の若年層は、誰も『持続可能』だとは考えていないですよね。
世界では、
『SDGs』として、グローバルな視点での『持続可能性』が注目されますが、
私たち日本人は、目の前の課題として『年金持続可能性』を心配すべきです。
昨年(2019)末、
政府が公表した『年金財政検証』では、最悪のシュミレーションとして、
20年以内の『完全賦課方式(自転車操業)』移行まで示されています。
もしも、
その状況に陥ってしまったら、『年金保険料』を納付する、
その時点での『現役世代』の方々から、『暴動』が起きると予想されます。
加えて、
企業年金も『確定拠出制度』への移行が全国的に進んでおり、
『私たちの親世代』が享受したような『厚遇』は、決して期待出来ません。
その事が分かっている状況において、
あらゆる年齢、性別、立場、所属する業界に関わらず、
『資産形成』しないという選択は、『人生放棄』を意味すると考えるのです。
今日、私が目撃した、
『生命の危機』が迫る状況にも関わらず、動画撮影していた方々は、
議論する余地なく、正真正銘の『愚者』であると言えると思います。
しかし、
視点を広げて、『日本国』という非常事態に直面しているにも関わらず、
何も『準備』をしようとしない人間も、全く同等の『愚者』と考えます。
皆さん、『当事者意識』を持つことは出来ますか??
『馬鹿は、死んでも治らない。』
今回の『小火騒動』を体験したことで、その意味を、初めて理解しました。
『金融リテラシーを高めて、具体的に資産形成をしたい!』という方に最適なセミナーを、
来月は、神戸・三ノ宮4月23日(木)、大阪・梅田4月24日(金)の日程で開催します。
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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
人生は、本当に好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに、直接お会い出来るのを楽しみにしております。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太