『国家財政』についても、『脆弱性遺伝子』は受け継がれるか??

今日のテーマは、『国家財政についても、脆弱性遺伝子は受け継がれるか??』です。

 

 

昨日の公式ブログでは、

 

 

『ギャンブル依存に関与する、脆弱性遺伝子を知っていますか??』と題して、

『依存症』に強く関与している、『遺伝子』の存在をご紹介させて頂きました。

 

 

記事中でも書きましたが、

 

 

9年前に亡くなった、私の実の父親である人物は、

『依存症』に限りなく近い『ギャンブル愛好家』。

 

 

にも関わらず、

 

 

私自身、『ギャンブル』という対象については、

全く、興味・関心を感じないまま来られました。

 

 

恐らく、

 

 

『遺伝子欠損』があることも、1つの理由ですね。

 

 

少しだけ振り返ると、

 

 

『ギャンブル依存』について、様々なパラメータが有りますが、

『家族歴』という要因は、大きなポイントとして挙げられます。

 

 

しかし、

 

 

それは、『環境要因』を示している訳では決してなく、

スニップ(SNP)で『C』の遺伝子保有をするかどうかで決まります。

 

 

一般的に、

 

 

『ギャンブル』に対して依存リスクの高い『CC型』は5%存在し、

『依存症』の可能性が高い人物が、20人に1人存在することを示します。

 

 

更に、

 

 

『依存症予備軍』ともいえる『CT型』は約35%存在しており、

前述の『CC型』と合計して、約40%の方々が『リスク』有り。

 

 

その他、

 

 

依存症発症リスクの低い『TT型』が約60%となりますが、

この方々も『完全に発症しない』という訳では有りません。

 

 

そう考えると、

 

 

どこかで、『異常』というイメージが付き纏う『依存症』ですが、

想像以上に、私たちの『日常』に存在しているのかも知れません。

 

 

『ギャンブル』以外にも、様々有りますよね。

 

 

『アルコール』『ドラッグ』『恋愛』『セックス』『精神世界』etc.

 

 

混沌として、『未来』が不明瞭になった世の中である為か、

社会は、多くの『依存症』が溢れ返っているのが実情です。

 

 

『借金体質』なんかも、典型的な一事例です。

 

 

多くの方々にとっては、知り得ない『闇の世界』の話ですが、

『公共手段』で融資を受けられなくなった方々は、

日の当たらない場所で、『お金』を工面するようになります。

 

 

そして、

 

 

『表』の世界でブラック・リストに掲載されて、

『裏』の世界を利用し始めた人間の100%が、

二度と帰って来れないということも『真実』です。

 

 

こちらの『依存症』も、『根』が深い問題ですね。

 

 

恐らく、こちらにも『遺伝子』は関与してそうです。

 

 

『射幸心』の感受システムが、明らかに健常者より敏感なのだと考えます。

 

 

それで、

 

 

『遺伝子』というと、『個人』を支配する塩基配列を想像しますが、

『国家全体』としても、遺伝するように見えてしまう時があります。

 

 

悲しい哉、

 

 

私たちが居住する日本国の『借金体質』が、それです。

 

 

2020年、

 

 

本来であれば、『東京五輪』が開催されて、

久々にスポットライトが当たる年でしたが、

『新型ウイルス』の流行により、その期待は脆くも崩れました。

 

 

現時点、

 

 

累計感染者が『1000万人』を突破して増加する状況では、

一旦は『延期』とした、来年の開催も非常に怪しいですよね。

 

 

更に、

 

 

『経済活動』が瀕死の状況に陥り、国民が死活問題に直面した事で、

日本政府は、多額の『経済支援』をしなければならなくなりました。

 

 

ただでさえ、

 

 

毎年『赤字』を垂れ流し続けた日本国の『財政状況』は、

海外諸国と比較しても、壊滅的な状況が続いていました。

 

 

そこに、

 

 

近年、定期的に訪れる『未曾有の経済危機』が直撃し、

日本国の『歳出増大』に、一層、拍車を掛けています。

 

 

分かり易いもので、

 

 

『特別定額給付金(一律10万円給付)』等がありましたが、

その他の『経済支援』も含めて、今年度の日本国は、

エキストラとして『100兆円超』の支出を計上しています。

 

 

、、、、シンプルに、終わっています。

 

 

2019年度末現在、

 

 

対GDP比『230%』と言われていた累計国債発行額は、

僅か3ヶ月間で、同比『240%』と10%も悪化してしまいました。

 

 

*因みに、『地方債』まで含めた累積債務比率は、更に悪化します。

 

 

『個人』で考えた場合、

 

 

生活コストの負債として、年収額『2倍超』の借金を背負いながら、

それでも、『生活水準』を落とすことが出来ず、借金し続けている。

 

 

更に、

 

 

突発的な『経済危機』に見舞われて、2020年度に関しては、

借金の積み上がるペースが『2倍超』に膨れ上がってしまった。

 

 

果たして、この人物に『返済能力』は残っているでしょうか??

 

 

『国家財政』にも、確実に『脆弱性遺伝子』は受け継がれています。

 

 

『個人』も『国家』も、まったく同じことです。

 

 

日本国が、何らかの『経済的有事』を経験することなく、

『財政健全化』を達成することは、中々考えられません。

 

 

その『事実』は明らかですから、『危機』に気付いた方々は、

着実に『準備』を進められることをお勧めしたいと思います。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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