今日のテーマは、『90歳現役オマハの賢人に集まる、投資家の注目』です。
8月7日(金)、8日(土)と2日間、
公式ブログの更新が止まっていました。
時世的に批判されるかも知れませんが、
以前から決定していた、キャンプに参加していた為です。
2020年、夏のイベントが相次ぎ中止されたので、
『唯一』と呼べる、『夏らしい』イベントでしたね。
2日間、なかなかのハード・スケジュールで展開したので、
公式ブログを更新している今、殆ど『握力』が有りません(笑)
その辺り、
体力的にも、精神的にも『リハビリテーション』を兼ねて、
久しぶり(2日ぶり)の記事更新をしていこうと思います。
早速、本題に入りますね。
私がキャンプ・イン2日目を迎えていた『8月8日』、
米国では、1つの注目イベントが開催されていました。
市場関係者(投資家)の方々は、お分かりになると思います。
米国・投資会社『バークシャー・ハザウェイ』による、
2020年第2四半期(4月ー6月)の決算発表です。
ご存知の通り、
同社CEO(最高経営責任者)を務める人物は、
『世界No. 1投資家』と評されるウォーレン・バフェット氏です。
現時点(8月9日)、正確な年齢は『89歳』ですが、
今月末(8月30日)には遂に『90歳』を迎えます。
そして、今尚『現役』を貫く。
『11歳』での株式投資スタートから、
約80年間『金融』に身を置きますが、
『金融街』に距離を置くスタイルから、
『オマハの賢人』との別名も有ります。
私自身、
20代前半で『投資』をスタートした際に知った人物ですが、
まさか、21世紀も『実在』する人物とは思いませんでした。
勿論、
それから10年以上が経過した『2020年』現在、
『現役』を貫いているとは、当時は予測出来ません。
正に、『レジェンド(生きる伝説)』ですね。
前述の通り、
今月で『90』歳を迎える、バフェットじいちゃんですが、
『投資』の世界で今尚、『最注目される人物』の一人です。
それは、
『バークシャー』が、本格的に『投資会社』に鞍替えした1967年以降、
30年以上に渡り、『年率20%超』リターンを叩き出した事によります。
一般的に、
ウォーレン・バフェット氏は『投資家』と表現されますが、
より正確な言葉で表すならば、『事業家』が正しいですね。
実際、
『バークシャー』は、単なる『株式』を保有する投資会社ではなく、
『企業』を丸ごと買収することが多い、『コングロマリット』です。
『お気に入り銘柄』には、
銀行、保険といった、本業『金融』に関わる企業は勿論、
新聞等の『メディア』や、『飲食業界』世界的ブランド、
エネルギー、鉄道といった『インフラ事業』まで多岐に渡ります。
このように、
『生きる伝説』が運営する『バークシャー社』ですが、
2010年代以降、組織が超肥大化したことも起因し、
かつてのようなパフォーマンスが叩き出せていません。
昨日(8月8日)の決算発表では、
2020年4月ー6月期の純利益は、
262億ドル(約2兆8000億円)、
前年同期比『+87%』の好業績を記録します。
これは、
世界的にも『株式市場』が大荒れとなった、
2020年第1四半期からの『リバウンド』も含まれています。
しかし、
一見、『好業績』のように見られるこの数字の裏では、
これまでの『バークシャー(バフェット氏)』からは、
『考えられなかった動き』が隠されていました。
それが、
同時期に『バークシャー社』が乗り出していた、
50億ドル(約5500億円)規模の『自社株買い』です。
原則として、
バフェット氏の『投資哲学』の中には、一貫として、
『株主還元』よりも『新たな投資』を優先するものがあります。
短絡的には、
前者(株主還元)を行った方が、投資家は喜びそうですが、
より『長期的な視点』で見た時、『後者』を選択した方が、
投資家に『最大リターン』を与えられると考えるからです。
しかし、
前述の通り、『バークシャー』自身が肥大化したことにより、
その『投資哲学』遂行難易度は、年々高くなりつつあります。
例えば、
『ミジンコ』が身体の向きを変えても、海流に変化は及びませんが、
『クジラ』がその行動を取ると、周辺海流にインパクトを与えます。
同様に、
世界に溢れる『一投資家』の動きは市場に影響は与えませんが、
バフェットクラスは、『自らの動き』そのものが変化を起こす。
また、
前回の金融危機(2008年:サブプライム・ショック)以降、
世界経済が、期間全体としては『混沌』とする状況も相まって、
『バークシャー』も身動きが取れずにいる時が長くなりました。
この時期を経て、
同社が積み上げた『キャッシュ(現金保有高)』は、
実に『1500億ドル(約16兆円)』に達します。
そして、
この『1500億ドル』を抱える鯨が、今後どう動くか、
市場関係者(投資家)の間では、注目され続けているのです。
先ほど、
『50億ドル規模の自社株買い』という事例をご紹介しましたが、
これは、『バークシャー株主』からの圧力という要因が、大きい。
バークシャーと言えど、
『キャッシュ(保有する現金)』からは『利益』が生まれませんから、
『有望な投資先が無いなら、自社株を買え』というプレッシャーです。
バフェット氏は言います。
『今日が、株を買う良い日かどうか分からない。』
『20~30年という長期保有なら上手くいくだろうが、
2年(短期償還)なら(利益を生むか)分からない。』
90歳を迎える『レジェンド』の動向・思考回路は、
これからも、私たちに影響を与えることになりそうです。
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