今日のテーマは、『学歴社会が崩壊した今、富裕層は一流大学に何を求めるのか??』です。
20世紀、栄華を極めた日本を象徴する『神話』の1つ、
学歴社会が崩壊したと言われて、久しく時間が経ちます。
かつて、
一流大学を卒業すれば、一流企業入社の可能性が高まり、
『一生安泰』のユートピアに到達すると考えられました。
しかし、
経団連すら終身雇用の終焉をオフィシャルに宣言する今、
かつての『理想郷』の優位性は、確実に揺らいでいます。
また、
一流大学出身者の中にも、仕事の出来ない人間は存在し、
それが明らかになるにつれ『シード権』の効力も弱まる。
それでも、
今尚、一流企業の新入社員選考で学歴カーストは存在し、
枠組から外れた人間のESは担当者から見たらゴミ同然。
一瞥もされることなく破棄されているのが『現実』です。
それに対して、
道徳性を求めるのはナンセンスで、企業も営利集団の為、
『経済的合理性』の観点で間違いなくその判断は正しい。
前述の通り、
極一部の『例外』は存在するものの、確率論から考えて、
一流大学出身者に仕事のできる人間が多い事は明白です。
少し飛躍しますが、
世界標準で見ても『超一流』の学歴を得るための戦いは、
2023年現在、益々ヒートアップしていると言います。
例えば、
ハーバードに代表されるアイビー・リーグのエリート校の、
受験対策コンサルティングを請負う会社が求める手数料は、
総合的なアドバイスを含めて、総額75億ドルに上ります。
現行為替レートで、日本円換算『1億円』を突破する金額。
もちろん、
コンサルと本人の努力が結実して、実際に入学出来れば、
別途学費はかかるため、総額2億円コースが完結します。
良い所、
多くても生涯年収3ー4億円が限界の日本の会社員では、
到底、到達できない世界がそこには存在しているのです。
必然、
エリート校に入学することで世界的一流企業に入社する、
『可能性』のあるプラチナ・チケットを手中に収めます。
元々、
『転職』によるキャリア・アップが前提にある海外では、
スタートが上位にあることは、日本以上に理に適います。
しかし、
富裕層が、自らの子どもに『学歴』を追い求めることは、
直接的な理由以外に、大きく2つ理由があると考えます。
1つは、
人は、置かれた『環境』に強く影響を受ける生き物の為、
潜在意識に刷り込む『基準値』を自然に引き上げること。
もう1つは、
エリート校の卒業生は、その後の社会でも要人になる為、
学生生活を通して築く人脈は、途轍もない宝になること。
私自身、
自らの子どもに対して、教育費用を惜しむつもりはなく、
『超』が付くか別にして一流大学に入学させたいと思う。
頭の中のもの(知識)は、他人に奪われないことも然り。
人生を歩むうえで、勉強することは必須条件と考えます。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太