今日のテーマは、『国民一人あたり借金:1000万円は、果たして正しいか??』です。
本日取り上げるテーマは、定期的に話題になります。
タイトルからも分かりますが『国の借金』問題です。
昨日、
財務省は、今年6月末時点の最新データを公表して、
国債、借入金残高『1220兆円』が判明しました。
この数字は、
2020年度末(2021年3月末)から比較して、
『4兆1735億円』ほど増加しているものになる。
先程から、
金額の単位基準が『兆』になってしまっているので、
私たち、一個人レベルはあまり想像すら出来ません。
兎に角、
1年は愚か、数ヶ月という超短期スパンにおいても、
『国の借金』が相当なスピードで増加していること。
そして、
その『借金』は、増加の一途を辿っていくばかりで、
返済見込みがない(?)とご理解頂けたら幸いです。
因みに、
以前公式ブログで触れましたが、2019年末時点、
ご紹介している『国の借金』は、1100兆円ほど。
この時は、
未だ、『新型コロナ』の猛威に晒される前でしたが、
経済対策が入り、順当に100兆円ほど増えました。
数ヶ月前、
昨年度の税収が『60兆円超』と報道されましたが、
国家運営には、その金額を超える経費が掛かります。
実際、
日本国は『借金』を少しずつ積み上げて来ましたが、
積もり積もって『1220兆円』になってしまった。
個人レベルで言えば、借金地獄に陥る典型的な事例、
ここからの起死回生は、現実的に考えて不可能です。
因みに、
日本国のGDP(国内総生産)は、2020年時点で、
おおよそ『560兆円』程にのぼると推計されます。
一般的に、
『国の借金』の深刻さ(ヤバさ)を計測する際には、
『対GDP比』でいくらになるかを見るケースが主流。
そして、
その基準値(国の借金 / GDP)から算出した数値は、
日本国で『約240%』と壊滅的なものになります。
余談ですが、
先日、近年、異次元デノミの展開国としてご紹介した、
ベネズエラのそれ(対GDP比債務)は『約230%』。
しれっと、日本国の方がヤバイ状況にあったんですね。
決して『対岸の火事』でない事が、証明されています。
更なる余談では、
『日本国の借金』は、途上国、南欧諸国よりもわるく、
2010年代初め、実質破綻したギリシャより上です。
少しでも、その『ヤバさ』が伝わっていれば幸いです。
そして、
今回、借金の数字が『1200兆円』を超えてきた事で、
国民一人あたり『借金:1000万円』社会が現実的に。
いよいよ、来ることろまで、来てしまった感がりますね。
ただし、
多くの識者が指摘している通り、各メディアが報道する、
国民一人あたり『借金:1000万円』は、正しくない。
故意かは分かりませんが(?)、
『債務者』と『債権者』、相反する立場入れ換えられて、
全く正反対の『解釈』へと、ミス・リードされています。
簡単に説明すると、
『国の借金』は、字の如く『国家』が積み上げた借金で、
責任所在を明確にすると、政治家たちが積み上げたもの。
報道では、
それを日本国の総人口で除(割算)している訳ですが、
何故、そのような発想が出てくるのかは理解不能です。
恐らく、
その数字(国民一人あたり1000万円)を示す事で、
巧みに『債務者』と『債権者』を転換しているのです。
結論、
『国の借金』という言葉が示す所の債務者は『国』で、
債権者(お金を貸しているサイド)こそ『国民』です。
事実を知れば、先ほどのフレーズの解釈も変わります。
しかし、
私たち『国民』は、理屈上の債権者だからと言って、
果たして、本当に心から安心できるでしょうか??
その解答は、また明日、情報発信したいと思います。
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