日本人に限らず、
世界のほとんどの人達が取りたがらないものです。
『リスク』
人間は本能的に、これを避ける方向に行動します。
でも、時にはそういった行動が、
逆にめちゃめちゃ大きな『リスク』になることもある。
最近また、そんなことを感じました。
『リスクを取らないように行動している』
という人に出会ったときのこと。
その方がしている『資産運用』は、
『日本国債』の購入でした。
確かに、『国債』は『無リスク資産』と呼ばれます。
あらゆる時代、あらゆる国において、
まずこの『基準値』に対してのリターンの考え方が主流になる。
特に、それが『日本円』ともなると、
世界的に『無リスク』という評価を得るかも知れない。
でも、本当にそうなのでしょうか??
例えば、今の『日本国債』の長期金利は、
『約0.40%』前後を推移しています。
仮に、額面『100万円』分を保有するなら、
税引き前の年間利子所得は『4000円』そこそこ。
『100万円』という元本を保障されながら、
年間『4000円』のリターンを得る。
これだけ見ると、一瞬だけ『無リスク』に見えます。
じゃ、聞きます。
『為替リスクは??』
『日本円』の価値は、ずっと一定なん??
僕と時間を過ごすこと多い人には、
いつもお伝えしてることがあります。
『この3年間で、
日本円の価値は約40%吹っ飛びました。』
つまり、『日本円』保有は『約▲40%』のリターンです。
まるまる『キャッシュ』で持ってたら、
純粋に3年間で『約▲40%』の運用成績です。
これが『日本国債』で保有すると??
識字率の高い日本の皆さんなら、簡単にわかると思います。
そうです。
『0.40%』+『▲40%』=『▲39.6%』
『資産』を保全しようとするなら、
『キャッシュ』の自由度を長期に奪われるのなら、
『40%』のリターンを得て丁度とんとんな訳です。
*3年間トータルの話をしてるので、
厳密には細かい数字は違いますが。
*でも、ほとんど変わりません。
『無リスク』といって、
『数字』の確保にいったことで失う代償は大きすぎます。
他の分野にも通じます。
例えば、『会社員』を続けること。
確かに、『短期的』に見たら『安全』に見える。
『無リスク』に見えます。
でも、その代償は、
『価値を生み出せない人になること』、です。
それが、40代、50代なら??
そんな時期から、本当に変わることが出来ますか??
ドラスティックに成長するでしょうか??
何気なく過ごしていくことで、
いつの間にか、人生の『主導権』を手放すことになります。
『リスクを取らないことが、最大のリスク』
『リスクを取れば、一時的に足場を失う。
リスクを取らなければ、自分を失う。』
どちらも、超有名な言葉です★
でも、重要なのは『行動』のみ。
ところで皆さん、『リスク』取ってますか(^_^)??