今日のテーマは、『人間ドック受診を通して実感したライフプランニングにも共通する真理』です。
40歳も目前に迫り、30代後半に突入した直近数年は、
毎年一日人間ドックを受診することを習慣化しています。
年の瀬迫る中、先日も時間を確保して受診して来ました。
と言っても、身体に何か心配があるわけでは決してなく、
むしろ、自覚症状などまったくない『健康体』そのもの。
1日30分のジョギングは年間300日以上続けており、
飲酒・喫煙の習慣もないのでそもそもリスク因子が無い。
実際、
大学卒業以来20年間、体型はまったく変化しておらず、
肌艶も良いため実年齢より10歳若く見られる事もザラ。
結局、
全体を通して、やはり異常所見などどこにも見当たらず、
全項目『オールA評価』という名誉な通知が届きました。
恐らく、
長期間習慣化した生活スタイルは今後1年間も変わらず、
来年受診した際も『健康体』を確認する作業になります。
この辺り、
拘束される時間(半日)と精神的ストレスを考慮すれば、
私にとって、コスパ・タイパの低い行動というのが本音。
それを理解しながら、来年以降も毎年受診するでしょう。
その理由は、
医薬情報担当者として、医療を傍で見てきた経験からか、
顕在化したリスクは挽回不可能だと知っているからです。
『健康』のテーマで見ても、
世の中の大半を占める人びとは、定期検診自体を怠るか、
日常生活の悪習を改善することなく、日々を過ごします。
そして、
危機が顕在化して初めて医療機関を受診し現実と向き合い、
長い間の悪習から生じた『リスク』の深刻さを理解します。
また、
医師から正論を言われても、理屈としては分かるものの、
染み付いた習慣・体質が簡単に変えられないことも知る。
最終的には、
過去の自分の行動に対して、後悔の念を強く抱きながら、
悲しくも『良くない結果』を受け入れるほかありません。
改めて考えると『ライフプランニング』も全く同じです。
例えば、
健全に仕事をして労働収入を得ている大半の人にとって、
毎月の収支が恒常的にマイナスにでも陥っていない限り、
経済的観点で日々『問題』を感じることはないでしょう。
仮に、
あなたの手取り月収がおよそ『20万円』だったとして、
支出額がその金額以内であれば、取り立てて問題はない。
しかし、
それで『経済的なリスクが存在しないか』と問われれば、
長期的視点では必ずしもポジティブな回答は出来ません。
何故なら、
私たちは例外なく、いつか『働けなくなる時』が訪れて、
その後の人生でも、生活には『お金』が必要になるから。
前述の事例では、
毎月の収支がトントンであれば短期的な問題ないですが、
それではリタイア後の『資産形成』まで手が回りません。
率直に言って、人生全体では『大問題』を孕んでいます。
にも関わらず、
世の中の大半の人たちは将来的な『リスク』に目を瞑り、
それが『顕在化していないこと』を刹那的に喜んでいる。
凡ゆる物事に共通して『リスク』は顕在化したらアウト。
一見、何も起こっていないよう感じられる『平時』から、
きちんと準備・対策できる人たちが成功しているのです。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太