今日のテーマは、『あなたは、未だに20世紀の幻想に囚われていませんか??』です。
21世紀に入り、
あらゆる分野に共通して、『変化』の激しい時代になり、
情報をアップデートすることの重要性が、増しています。
必然、
旧態依然の『情報』や『概念』に囚われたままでいては、
物事を冷静に、客観的に評価することは不可能でしょう。
先ほどは、
『21世紀に入り』という言葉を使いましたが、すでに、
今年で『2023年』を迎えて約4分の1が経過します。
にも関わらず、
時の流れを正しく理解することなく、変化に気付かず、
幻想(昔の概念)に囚われる人は多いと感じています。
先日、
東南アジア主要6カ国(*)における確定値が出そろい、
2022年GDP(国内総生産)成長率が公表されました。
*ASEANを構成する主要6カ国。フィリピン、ベトナム、
インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイが該当。
昨年は、
世界全体で、新型コロナ拡大に伴う行動制限が緩和され、
約3年ぶりに、『個人消費』が回復・拡大した年ですね。
例外なく、前述6カ国も揃ってプラス成長を記録します。
特に、
マレーシア、ベトナム、フィリピン、インドネシアでは、
GDPで前年比+8%台、急激な経済成長を遂げています。
これらの国々では、
首都圏はもちろん、人口100万人を超える主要都市も、
確実に近代化が進み、日本の大都市とも遜色ありません。
むしろ、
テクノロジーという観点で、日本に先行する側面もあり、
『発展途上国』という言葉は意味を為さなくなっている。
この状況を以って、
未だ、日本は世界の『先進国グループ』に位置しており、
東南アジア諸国より優れるという思い込みは正しくない。
これは、
私自身、本業とする資産形成(投資)だけに限定されず、
反対に自らのポジションを貶めるリスクを孕んでいます。
そもそも、
『1人あたりGDP』の観点では、日本はシンガポールに、
とっくの昔(2010年)に抜き去られてしまっている。
これは危機的状況で、
国土、人口、資源、産業が日本以上に恵まれない国家に、
1人あたりの生産性で負けることは、完敗を意味します。
*シンガポールの人口(600万人弱)は兵庫県と同等、
国土(728.6平方km)は香川県の面積の4割未満。
また、
2015年には、平均給与で韓国にも抜き去られており、
日本人は、韓国人より安月給で働いているのが現実です。
仮に、あなたが海外労働者だったとして、どちらの国を、
出稼ぎをする際の『行き先』に選択するでしょうか??
更に、
以前も紹介した『ビッグマック指数』では、韓国は愚か、
東南アジアの『タイ』よりも低いという現実があります。
ポジティブな意味ではなく、今、日本は『安い国』です。
早急に、情報・概念をアップデートする必要があります。
そうしなければ、完全に『平和ボケ』している日本人は、
気付いた時には全員『茹でガエル化』しているでしょう。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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*井上耕太事務所(代表)michiamokota0421@gmail.com
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太