今日のテーマは、『日本人が資産形成に成功しない不都合な真実とは??』です。
いつも通り、書きはじめが遅くなったので少しだけ。
日本人は、世界的にも『積極投資』しない国民です。
一説には、
『リスク遺伝子』も大きく影響すると言われますね。
何でも、日本人はその保有割合が突出するのだとか。
確かに、
元々、『島国』という世界的に稀な地理的要因から、
2000年を超える期間、独自文明を歩んだ国です。
必然、
陸続き国家に比べて、外敵に晒される機会も少なく、
進化論的に『リスク耐性』が退化した可能性もある。
長期間、
『安定』した国家は『リスク』を取る必要性も低く、
むしろ、『リスクを取らないこと』こそが得策です。
その結果、
2021年現在、日本国民は、世界的にも稀に見る、
『リスク嫌気・安定思考民族』に落ち着いたのです。
もしも『安定』が未来永劫続くなら問題ありません。
しかし、
昨日の記事中もご紹介の通り、高齢化進展の日本は、
既存の『社会保障システム』が徐々に崩壊していく。
その過程、
『リスク』を理解して、『挑戦』が必要になった際、
適切なアクションを起こせるかが、焦点になります。
前述、
日本人の『リスク嫌気・安定思考民族』化について、
先週末(9月17日)典型的な報道も出ていました。
ご覧になられた方も、いらっしゃるかも知れません。
日銀公表の『4─6月期:資金循環統計』によると、
国民保有の金融資産は『1992兆円』と過去最高。
前年(2020年)比較としても『6.3%』増加し、
遂に、『2000兆円』の大台にも肉薄しています。
大きな理由は、
株高に起因する金融資産評価額の増加もありますが、
単純に、『現預金』のキャッシュを積み上げたこと。
実際、
上記『1992兆円』の保有資産の内、現預金率は、
全体の過半数を超える『1072兆円』に上ります。
これは、
前年比として4.0%増加した値で、賞与支給に加え、
コロナ禍、行動制限による『強制貯蓄』の賜物です。
対して、
『株式・投資信託』も前年比30%程増額しますが、
両者を合計しても、時価総額は『300兆円』未達。
単純計算、
保有資産総額全体の『15%』程度の数字ですから、
如何に、日本国民が『投資』しないか示しています。
恐らく、この傾向はドラスティックに変化しません。
ただし、繰り返しますが、それでは何も解決しない。
例えば、
前述の通り、既存の社会保障制度が崩壊する日本で、
自助努力による『資産形成』実現は、必要条件です。
そして、
上記『資産形成』が示している、具体的な基準値は、
数年前、日本政府から示された基準値で不十分です。
あ、『老後資産:2000万円』問題のことですよ。
とてもじゃないけど、この数字では、生活できない。
仮に、
最低基準を、退職時点の『5000万円』とすると、
『現預金』を貯め込む戦略では、実現は不可能です。
何故なら、
冷静に考えれば分かりますが、毎月10万円預金し、
40年間継続できる人間など、存在しないからです。
だからこそ、『運用』という概念が必要になります。
あなたは、適切に『リスク』を負っていますか??
恐れ過ぎていては、到達出来ない目的地があります。
決して、『博打を打つこと』は奨励していませんが、
適度に、『リスク』を犯す行動は人生に必要不可欠。
投資家の世界では常識ですが、リスク:不確実性の、
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