今日のテーマは、『2022年、東京ー大阪間を徒歩移動する人などいません』です。
時間も遅くなってしまったので、少しだけ書きます。
先ず、タイトルについて触れなければいけませんが、
現代で、東京ー大阪間を徒歩移動する人はいません。
いや、
もしかしたら、時間を持て余した大学生やニートが、
興味本位で徒歩移動するケースがあるかも知れない。
しかし、
私が言うのは、勿論、そのような『極論』ではなく、
あくまで、一般的な『移動手段』の話をしています。
例えば、
大阪に在住している会社員の方が、東京出張する際、
徒歩を選択したら、近親者と盃を交わす必要がある。
何故なら、
東京ー大阪間を徒歩にて往復する場合、少なくとも、
次回、会うことが出来るのは、数ヶ月以上も先の話。
また、
その道中で『山賊』に襲われるようなことがあれば、
『生命』さえも奪われてしまう可能性すらあります。
しかし、
2022年現在、2都市間は陸路、空路共に結ばれ、
『1日で』『生命リスクなく』往復が出来ますよね。
『文明の利器』は有効活用した方が良いと考えます。
それは、『金融・経済』の世界においても同様です。
いつもの如く、本日、興味深い報道を見つけました。
『世界の大富豪10名、2年間で保有資産2倍に!』
直近2年間と言えば、ご存知の通りコロナ禍ですね。
一般社会では、
雇用面・収入面ともに、負の影響を受ける人は多く、
どちらかと言うと、『困窮』がフォーカスされます。
しかし、
そのような時期に関わらず、世界の大富豪10名は、
この期間中、保有資産の『倍増』を成功させました。
10人の総額『7000億ドル(約80兆円)』が、
『1.5兆ドル(約170兆円)』に増えたようです。
数字が天文学的すぎて、よく分かりませんよね(笑)
因みに『10人』の顔ぶれは、
テスラ・モータース『イーロン・マスク氏』は勿論、
アマゾンCEOや、旧フェイスブック創始者などなど。
私のように20世紀を生きた人間としては、未だに、
ビル・ゲイツ氏の名前があることにも驚愕しますが。
話を戻すと、
前述、世界の大富豪10名の保有資産が増えたのは、
明らかに『実業』の影響とは異なる部分での事です。
分かり易く言うと、
何か、商品・サービスを生み出して得たのではなく、
単純に、有価証券等の評価額が、相対的に上昇した。
ご存知の通り、
一昨年『コロナ・ショック』発生直後、世界各国は、
瞬間的な危機回避を目的として『金融緩和』を実行。
その結果、
キャッシュ(現金)の価値は、急速に下落し続けて、
『投資』されていた資金は、相対的に上げたのです。
別に、
『コロナ禍』などにも関わらず、速度の差こそあれ、
現代版資本主義の世界で、日々起きている現象です。
基軸通貨『ドル』だけでなく、我らが『日本円』も、
緩やかに、その価値を目減りさせながら推移します。
その中で、
キャッシュを握り締めて、『投資』をしない選択は、
東京ー大阪間を『徒歩移動』しているのと同じこと。
生み出される価値と、投資により得られるリターン、
両者は本質的に異なり、増殖する速度が違うのです。
一般社会において、
労働収入で『月額100万円』を得る人は稀ですが、
投資収入であれば、決して、不可能な数字ではない。
下手をすれば、
その程度の利益で良ければ、夜寝て、朝起きたとき、
何も『労働』することなく増えることもるでしょう。
それほど、両者は『性質』が異なるということです。
間違って伝わって欲しくないのは、私自身、決して、
『労働収入』を否定しているわけではないことです。
むしろ、
私自身、『労働収入』を得ることには肯定派であり、
労働による価値提供が、自らの存在意義と考えます。
しかし、
『保有資産を増加させる』点において、労働と別に、
資産形成(投資)の必要性を感じていることも真実。
勿論、
『労働』『預貯金』に励む愚直さも美しいのですが、
それだけでは、経済的な問題は、全く解決しません。
あなたは、『徒歩移動』しようとしてませんか??
それは、恐ろしく『非効率的』な手段かも知れない。
『文明の利器』があるなら、有効に活用しましょう。
行き過ぎた『愚直さ』は、美談にもなりませんから。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太