日本国の【借金体質】は、未来永劫【改善】は期待できない。

今日のテーマは、『日本国の借金体質は、未来永劫、改善は期待できない』です。

 

 

昨日、展開したテーマの『続編』とご理解ください。

 

 

古今東西、一般に広く集められた『他人のお金』は、

懐を痛めない管理者によって、簡単に浪費されます。

 

 

昨日事例で挙げた、小さなコミュニティーでも然り。

 

 

また、

 

 

組織規模が大きくなる程、責任は所在不明ですから、

自治体、国家単位では、正に『やりたい放題』です。

 

 

決して、『善・悪』の話をしようとはしていません。

 

 

私自身、

 

 

凡ゆる物事について論じる時、共通する前提として、

人間は、そこまで『崇高』ではないと考えています。

 

 

当然、

 

 

国家中枢に位置している人間(政治家・官僚等)が、

国民の『血税』を浪費する現状は、全く許せません。

 

 

しかし、

 

 

聖人君子・救世主(メシア)が登場するかと言えば、

その考え方も、まったく現実的ではありませんよね。

 

 

是く言う私も、

 

 

ここでは、『正論』を展開する立場にあるのですが、

いざ、前述の『既得権益層』になれば分かりません。

 

 

繰り返しますが、

 

 

人間、そこまで『出来た存在』ではない事が前提で、

置かれた立場・環境により、流され易い性質を持つ。

 

 

『人間の性』とも言える性質は無視すること出来ず、

世の中の真理は、理解しておいた方が良いでしょう。

 

 

最も、

 

 

自ら『聖人君子』を謳い、『崇高』と装う人物程、

個人的には、『怪しい』と感じてしまうのですが。

 

 

話を戻すと、

 

 

一般大衆から、広く集められた『他人のお金』を、

政治家・官僚等が浪費しない事など有り得ません。

 

 

彼ら・彼女らは、絶対に『浪費』をしつづけます。

 

 

それを証明する事例は、枚挙にいとまありません。

 

 

先日、

 

 

某報道機関が、独自に調査した興味深い結果では、

国家基金事業で、資金溜め込みが暴露されました。

 

 

この表現では分かり難い為、事例を示しましょう。

 

 

例えば、

 

 

2007年度設立の港湾地区:再開発支援事業は、

国土交通省お墨付きの港湾開発を目的とした基金。

 

 

単純計算、

 

 

設立14年経過して、7億3千万円保有しますが、

出資実績『1件:6300万円』のみと散々です。

 

 

にも関わらず、

 

 

『年間3〜4件』の相談を見積もりの根拠として、

未だ、年間数億円単位の支援計画を示しています。

 

 

そして、

 

 

余剰資金の国庫返納は『1億5200万円』に留り、

上記の資金(7.3億円)を積み上げるに至りました。

 

 

一般的に、

 

 

港湾開発は用途制限が厳密に決められている事から、

今後についても、開発支援事業は低調と予測します。

 

 

しかし、

 

 

この基金は、来年以降も同様の支援計画を示す事で、

恐らく、使途不明の資金を自らの懐へと蓄えていく。

 

 

この事例など、序の口で、氷山の一角中の一角です。

 

 

他にも、

 

 

施設園芸事業者に対する燃料高騰の損失補塡事業は、

2012年設立されて『120億円』を埋蔵します。

 

 

事業計画に対して、平均支援実績8.8%ですから、

民間企業としては、有り得ない見積もりですよね。

 

 

また、

 

 

ニート等に対する就労支援や、脱炭素事業の出資、

素材分野の国内投資補填事業等も、対見積もり比、

15%〜30%未満の『超低調』な出資実績です。

 

 

極め付けは、

 

 

1990年設立、肉用仔牛農家の経営支援事業で、

30年を超える存続期間中『支援実績ゼロ』です。

 

 

完全に、大人(日本国民)を舐めていますね(笑)

 

 

今回、

 

 

某報道機関が、独自調査した『185基金』の内、

30基金が、毎年計画に対して出比率30%未満。

 

 

更に、

 

 

そのうち『10基金』は、計画の10%も未達と、

ここまで来たら、事業実態すら疑われる有様です。

 

 

また、

 

 

前述185基金中、丁度6割の『111基金』は、

設立から、1度も出資計画の達成がないのだとか。

 

 

もはや、『計画』の言葉の定義すら見失いますね。

 

 

ただし、ここまで怒りを含みながら述べてきても、

どこか、反応が薄めの方々もいるかも知れません。

 

 

『いや、どこか、問題点はあるんでしょうか??』

 

 

『確かに、国費は塩漬けになっているようだけど、

 お金を使わないことは、良いことなのでは??』

 

 

確かに、そのように疑問持たれるのも分かります。

 

 

しかし、

 

 

少しだけ『思考回路』を働かせて考えて頂ければ、

そのような『基金』は、誰が運営しているか??

 

 

そうです。

 

 

勿論、政治家・官僚等、国家中枢を担った方々が、

『天下り』として莫大な数在籍しているでしょう。

 

 

前述、

 

 

『出資計画未達』『実績ゼロ』と紹介しましたが、

そこに働く職員の報酬は、支払われ続けています。

 

 

先程、

 

 

実績確認で判明した通り、無数に存在する基金中、

事業実態・存在価値ある基金など、ごく少数です。

 

 

しかし、

 

 

そこには『職員』という形で人が介在しますから、

彼ら・彼女らの在籍に応じて、報酬は発生します。

 

 

該当する方々は、

 

 

現役期間中、日本国民の血税で高額収入を得た後、

引退後も、みの隠れしながら脛をかじり続けます。

 

 

流石に、

 

 

国庫由来の資金を『数億単位』で着服・横領する、

『鬼畜』な人間は、存在していないと信じますが。

 

 

それでも、

 

 

コロナ禍、減収や雇用打ち切りに喘ぐ一般人よりも、

『裕福な生活』ができる収入であることは確実です。

 

 

本気で調べ始めたら、本当に『吐き気』がしますよ。

 

 

日本国の【借金体質】は、【改善】は期待できない。

 

 

これらが全てクリーンになる事など有りませんから。

 

 

実現不可能な『幻想』は、早めに捨て去ることです。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

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