今日のテーマは、『日本市場はカミカゼ:神風により、再び輝く時代が訪れるのか??』です。
株式市場は、GWを挟んで6日ぶりの開場となりました。
全体として下落傾向にはあるものの、大きな混乱はなく、
数日間ブランクがあった割には落ち着いたスタートです。
前述の通り、
日本ではGWのまとまった休暇を含む5月第一週ですが、
海外諸国では、大型連休など何もなく『通常運転』です。
むしろ、
今後の経済動向を占う『重要イベント』が連続しており、
潮流転換が起こる重要局面だったことは述べた通りです。
欧米においては、
金融政策決定会合が相次いで開催されており、それぞれ、
政策金利が『ピーク』を付けた可能性が高まっています。
先日から、
米国・中堅銀行が連続破たんした話題を取り上げますが、
それも1つの要因となり、転換点は近いと考えられます。
そして、この期間中、もう1つ注目を集めるイベントが。
それは、
投資の神様:ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社、
バークシャー・ハサウェイが開催した年次株主総会です。
先週末5月6日に開催された、株主総会の席上において、
バフェット氏は日本株に好意的な姿勢を再表明しました。
ご存知の通り、
80年に迫るキャリアの大半で日本をスルーした同氏が、
日本株式を初めて取得したのは2020年8月末のこと。
この時、
日本5大商社(三菱、三井、伊藤忠、丸紅、住友)株を、
それぞれ発行総数に対して『5%ずつ』取得しています。
そして、
今年は再来日を果たすと、5大商社幹部と直々に面会し、
株式の買い増しと、協業に前向きな考えを示しています。
また、
『日本の投資は完了していない』とも話しており、今後、
投資先として有益な日本企業を探すとも表明しています。
元々、
米国市場を主戦場としたバークシャー・ハサウェイ社は、
運用資産総額の肥大化につれて近年は投資先探しに苦慮。
実際、
日本円換算で『10兆円超』ものキャッシュを積み上げ、
新規出資するターゲット探しの『難航ぶり』が窺えます。
そして、
『米国』という水槽に収まらなくなった巨大なクジラは、
自らの存続を懸けて『世界市場』へと泳ぎ出したのです。
当初、
アジア圏では『台湾』も有力な候補地だったはずですが、
昨今の『地政学的リスク』の高まりから脱落しています。
その為、
マーケットの規模等も含めて、総合的に評価された結果、
消去法的に、日本市場が選択されているのだと考えます。
思いがけず、『カミカゼ』が吹くこととなった日本市場、
その恩恵に与り、再び輝く時代が訪れるでしょうか??
私自身はスタンスを変えず、静観したいと考えています。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太