今日のテーマは、『緩やかに進行する円安リスク、日本政府は決断を下すことが出来るのか??』です。
直近の半月間、出張に明け暮れたことは話した通りです。
その経験を通して実感できたことは、何をするにしても、
様々な場面における『コスト』が増大しているという事。
特に、海外渡航した際に感じるそれは凄まじいものです。
何も考えず、
気軽に海外を楽しめた10年前(2013年頃)と比べ、
同じことをするのに、今では『2倍』のコストがかかる。
事実、
私がこよなく愛している、香港・KFCのエッグタルトは、
この5年間で日本円換算の価格が2倍にアップしました。
もちろん、現地通貨ベースの値上がりも影響ありますが、
円換算した際の価格急騰は緩やかな『円安』が主因です。
昨年(2022年)、
32年ぶりに『1米ドル=150円』を突破したことは、
恐らく、多くの方々にとっても記憶に新しいと思います。
その後、
為替介入の効果もあってか若干円高回帰したのも束の間、
足下では、再びジリジリと『円安』が進行し続けている。
現に、
6日時点で『1米ドル=144円前後』で推移しており、
8ヶ月ぶりとなる円安水準に突入しているのが事実です。
しかし、
日本政府は、一旦介入を匂わせるポーズは取ったものの、
直近の変動率が低下した為か、静観を決め込んでいます。
奇しくも、
米債権市場では幅広い年限の国債利回りが上昇しており、
金利動向に敏感な2年債は『5.1%』を突破する場面も。
更に、
RFBによる将来的な2回の『利上げ』を市場は折り込み、
金利差拡大の観点から円高になる要因は見当たりません。
そう言えば、
今回海外渡航の際、今までで1番のピンチがありました。
それは、
日本に帰国するフライトに向けて現地空港に移動する際、
乗っていたバスが事故に遭い、運転手が姿を消したこと。
こちらも切羽詰まっていた為、最後まで真相は不明です。
人生初、フライトに遅れることを本気で覚悟しましたね。
バスが立ち往生する中、咄嗟の判断で外に出た私たちは、
運良くタクシーを捕まえられたことで事なきを得ました。
と言っても、
その後の全行程を、文字通りダッシュ(全力疾走)して、
出発予定時刻のオンタイムにゲートに到着したのですが。
正直、
バスが立ち往生して動かなくなった際、見知らぬ土地で、
それを乗り捨てることは大きな『リスク』を伴いました。
しかし、
自ら、主体的に動かなければ、事態は好転しないと思い、
リスクがあることを承知で『決断』を下すことが出来た。
それが『九死に一生』を得る結果に繋がったと考えます。
果たして、日本政府は『決断』を下すことが出来るのか。
それを先延ばししていては、事態は一向に改善しません。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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代表 井上耕太