今日のテーマは、『あなたが、魑魅魍魎の世界を賢く生き抜くために:前編』です。
本日は『不動産』を話題に、記事を書きすすめますが、
決して『不動産』という対象限定の話ではありません。
同時に、
『不動産』という業界に集中して批判する訳ではなく、
凡ゆる分野で、共通した『物事の見抜き方』の話です。
先日、
スマートフォンのニュースタイムラインを見ていた所、
某不動産査定サイトのネット広告が目に留まりました。
私自身、
クライアントさんに『持ち家不要論』を唱えている為、
当然、査定サイトのお世話になる必要はないのですが。
大方は、次のような展開です。
・日本国内の不動産市場は、『バブル』に達している。
・不動産市場が堅調に推移したのは、東京五輪の恩恵。
(*1年延期、海外流入なし、無観客開催なのに??)
・政府、中銀(日銀)が推しすすめる金融緩和により、
インフレ(貨幣価値下落)物価上昇が起こっている。
・不動産業界が提唱する『2022年問題』が存在し、
3大都市圏・都心部でも、住宅が大量に供給される。
*生産緑地の期限満了により宅地転用されるロジック。
少し調べたら分かりますが、簡単に起こり得ません。
*2022年問題:生産緑地の宅地化転用については、
他に譲りますが、ご興味ある方は調べてみて下さい。
・諸々の理由で、既存の住宅価格は近い将来大暴落し、
今のうちに、自宅を『高額売却』するのが得策だと。
このように話題展開して、どう感じるでしょうか??
もしも『確かに』と納得したら、あなたは善人ですが、
魑魅魍魎の世界で、化け物の餌食になってしまいます。
では、どのような視点・思考回路が必要になるか??
私であれば、1つ、次のような大きな疑問を持ちます。
近い将来、不動産市場『バブル崩壊』を予見しながら、
なぜ、業者は物件を買い取ってくれるのだろうか??
もしかして、
私たち善良な市民を、バブル崩壊の『損失』から救う、
『救世主』として、出現してくれたのでしょうか??
もちろん、違います。
不動産業者も、当然ながら、企業(営利団体)であり、
『買って、売る』のシンプルな事業モデルで動きます。
自ら『バブル』を喧伝しながら、なぜ、買うのか??
単純に、それ以上の価格で売却し、利益が上がるから。
不動産業者は、
一方では『バブル崩壊』を煽りながら物件を買い漁り、
もう一方では、『今がチャンス!』と売却を進めます。
『ダブルスタンダード』と言えば聞こえが良いですが、
より正確な表現では、完全なる『二枚舌』と言えます。
『なぜ、この人はそのように話題展開するのだろうか』
『なぜ、相手(企業含む)はそのように行動するのか』
必ず『理由』が存在するので、考えることが大切です。
魑魅魍魎の現代社会を、賢く生き抜いていきましょう。
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