今日のテーマは、『なぜ、お金持ちは暗号資産(仮想通貨)に手を出さないのか??』です。
冒頭お断りしておくと、『仮想通貨』だけではありません。
同様の投資(投機?)対象として、FX(外国為替取引)や、
株式等のデイトレ(単位売買)も該当するとお考え下さい。
要は、
『ギャンブル性』という要素が、少しでも含まれる対象に、
お金持ち(経済的に余裕ある人)は出資しないということ。
なぜ、そのような決断に至るか理解できるでしょうか??
結論、『必要性がないから』の言葉で簡潔に説明できます。
本当に、その一言です。
決して資産形成(投資)という分野に限らず、聡明な人は、
自らの判断・決断・行動に対して、きちんと説明できます。
先日、
『思考する事』の重要性について紹介させて頂きましたが、
本質的に聡明な人は、日頃からそれが習慣化されています。
ですので、
資産形成(投資)においても、根拠を基に取り組みますが、
『ギャンブル』に関しては、全く計算が成立しないのです。
例えば、
『愚か者に課される税金』と形容されている宝くじですが、
当選する(リターンを得る)ことへの対策法など皆無です。
確かに、
毎年、毎年、全国的に『億万長者』は輩出されていますが、
期待値『0.5未満』の事象に、懸け続ける行動こそが愚か。
また、
真の『投資家』の思考回路と、本質的に異なっているのが、
もたらされる利益が、誰かの損失の上に成り立っている事。
よく、
『ゼロサムゲーム』の言葉で表現されることもありますが、
『利益』の総量と、『損失』の総量は等しくなっています。
誰かの負け(損失)の上に成立している勝利(利益)など、
正常な『倫理観』を持っている人は、解せないと考えます。
また、
経済学において用いられる『期待効用の原理』で考えても、
『必要性』がないことは、簡潔に理解することが可能です。
端的に言って、
『ゼロサムゲーム』に積極参加するプレーヤーというのは、
手早く、保有資産を増大させることを願う方々が主流です。
要は、『お金を持っていない人』と言えるかも知れません。
仮に、
暗号資産(仮想通貨)やFX(外国為替)取引をすることで、
短期的に『500万円』ほどの利益を上げたとしましょう。
例えば、
これが、保有資産『1000万円』程しかない方であれば、
一気に『500万円』アップする事も嬉しいですよね??
しかし、
保有資産『1億円超え』の人物が、同じ状況を経験しても、
前者ほど『嬉しさ』は、感じないことが立証されています。
『500万円』の増額は同じ状況なのに、不思議ですよね。
後者(お金持ち:経済的に余裕のある人)にとって、正直、
そのような『端た金』を得ることは、どうでも良いのです。
自然界でも、
『順位』を持って、集団生活を送る動物を観察していると、
人間の『投資行動』に繋がる、興味深い行動が見られます。
何かと言うと、
集団の秩序を乱し、『ギャンブル』的な行動をとる個体は、
総じて、集団内における『順位』が最下層に位置するもの。
つまり、
既存の評価体系では、自らの立場が『不利』なままなので、
ギャンブル的行動により『革命』を起こそうとするのです。
『失うものがない者』が、捨身の戦略にでることに等しい。
対して、
集団内の評価を確立し、上位の『順位』に位置する個体は、
ギャンブル的行動により、『革命』を起こす必要など無い。
自然界を支配する法則を、そのまま適用すること可能です。
繰り返しますが、
お金持ち(経済的に余裕ある人)がギャンブルしない理由、
それは、本当に『必要がないから』の言葉に集約されます。
そして、
皆さんが、資産形成(投資)の世界で成功するかどうかは、
当初から、その思考回路を標準装備しているかどうかです。
あなたは、未だ『ギャンブル』に没頭していませんか??
その『スパイラル』にはまっては、成功は厳しいでしょう。
先ずは、『勝者の思考回路』の獲得から始めてみて下さい。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
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井上耕太事務所
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