今日のテーマは、『無能なマスメディアの報道により、日本人の無関心は作られていく』です。
昨日(10月27日)は衆議院総選挙の投票日でしたね。
恐らく、
良識のある、公式ブログ読者の皆さんのほぼ100%は、
(期日前含めて)投票に行かれていることと想像します。
予め断ると、
昨日の選挙結果を踏まえて、政治的な見解を展開したり、
国政が進むべき方向性を述べる気などは更々ありません。
ご存知の通り、
私自身、それを専門分野に活動するわけではないですし、
政治に限らず考え方の多様性は尊重するつもりですので。
ただ一つ、
投票当日、某メディアの報道に強い違和感を覚えたため、
それに対し警鐘を鳴らす意味で記事を書こうと思います。
番組内では、
前回の総選挙、令和4年の参院選の投票データを用いて、
10代、20代といった若年層の投票率の低さを問題視。
実際、
それぞれの投票率は約4割、約3割と低い水準に留まり、
30代以降の年代と比較すると落ち込みはより顕著です。
また、
街頭インタビューを紹介するパートでは不自然なことに、
投票に行かない派のバカの意見を数珠つなぎ形式で放映。
『自分が1票投じたところで、社会は全然良くならない』
『今までの人生において政治に興味を持ったことがない』
『結局、投票率の高い高齢者の意見ばかりが反映される』
等々、
よくもまあ、自ら投票の経験すらないバカたちのくせに、
分かった風な口が聞けるなと呆れさせられてしまいます。
さらに、
若年層の投票率が約8割と高水準にあるアジアの隣国で、
ネット上で5000以上の賛同を集めた議題に対しては、
実際に国会で審議する必要性があるという仕組みを紹介。
あたかも、
その仕組みがないから、日本人は政治に対して無関心で、
特に若年層の投票率が低水準に留まるような言い草です。
論理展開の稚拙さに、怒りを通り越して呆れ倒しました。
仮に、
この番組が、本当に若年層の投票率の低さを問題視して、
改善させたいと考えているならやるべきことは真逆です。
具体的には、
ランダムでも4割、知性の高い層では8割あるであろう、
投票者サイドの意見・考え方を集めて重点的に報道する。
そうすれば、国民全体の意識は確実に上げられますよね。
確かに、
選挙制度を含めて、世の中全ての物事は完璧ではないし、
人生にアンフェアなことや理不尽なことは溢れています。
だからと言って、
自らの義務を果たさず、不平不満ばかりを口にしている、
そんな人物の人生がより良く展開するはずがありません。
話を戻すと、
なぜメディアがそのような番組構成にするのかと言えば、
ネガティブな報道をするほうが数字(視聴率)が取れて、
スポンサー収入が得易くなるというシンプルな理由から。
その業界に携わる人たちの大半に誇りなどありません。
このような事実があるからこそ、知性の高い人達ほど、
メディアの報道は鵜呑みにせず構えながら見ています。
果たして、
そのように報道することでどのような人たちが得をして、
どのような方向に大衆を先導(煽動)していきたいのか。
無能なメディア報道により、日本人の無関心は作られる。
易きに流れず、常に、私たちは賢くなる必要があります。
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昨年(2023年)よりセミリタイア生活に入っており、
今後の主催セミナー(オープン形式)の開催は未定です。
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代表 井上耕太