今日のテーマは、『青い鳥を追い求めると、資産形成は上手くいかない』です。
先日、クライアントさんから、1つの質問を受けました。
『世の中には、資産形成をきちんと継続できている人と、
継続できず、離脱してしまう人がいるのは何故か??』
シンプルですが、本質を突いた、哲学的な質問ですよね。
質問のきっかけは、この方からご紹介いただいた人物が、
直近、資産形成をドロップ・アウトしてしまった事です。
質問された方自身、
私とは長い付き合いで、10年近く資産形成している為、
道半ばの今回の離脱は、理解できないという印象でした。
その方(離脱した方)の場合、私の面談を受講してから、
具体的に『資産形成』に臨んでいた期間は、僅か5年程。
離脱の理由は、
自らが進めていた資産形成手法が、取り組んだ該当期間、
『米国市場インデックス』の運用成績に劣っていたため。
確かに、
その方の意見も『一理ある』ということを認めたうえで、
私自身、客観的に『問題点』を考えてみる事にしました。
①投資期間が短期であり、評価するには時期尚早である。
私見では、
凡ゆる投資対象において、最低運用期間は10年であり、
『5年間』という期間は、評価する時期にないという事。
この辺り、
『合法的な税金の繰延べ』という合理的スキームながら、
NISA(繰延期間5年間)に手を出さない理由に等しい。
確かに、
『5年間』で、株価を上げる銘柄は存在するでしょうが、
その『勝ち・負け』はギャンブルの領域を脱し得ません。
また、
30歳まで、製薬企業で営業職を担当していた経験から、
『刹那的データ』の無意味さも、十分に理解しています。
②『青い鳥』を追い求めはじめてしまうと、際限がない。
離脱の理由は、
『米国市場インデックス』の運用成績に劣った事ですが、
もしも、該当期間、これを上回っていたらどうでしょう。
果たして、その方は満足(?)してくれたのでしょうか。
残念ながら、他の『比較対象』を探されたと想像します。
日本市場??欧州市場??エマージング(途上国)??
それとも、オセアニア??BRICSは再浮上するのか??
更には、
株式より商品(コモディティ)市場が活況な時期もあり、
場合によっては、不動産バブルを迎えるかも知れません。
このように、
常に『隣の芝生』は青く見えるもので、他人との比較は、
行き過ぎては、自らの足場(軸)を見失ってしまいます。
以前もお伝えしましたが、
『資産形成:投資』という行動をしているにも関わらず、
上手くいかない人の共通点は、細々と出資し過ぎること。
恐らく、
地球に存在する投資対象で、最も運用成績が優れている、
『ベスト』を探し求める心理が、そうさせるのでしょう。
しかし、
『ベスト』を追い求めることが、最善策とは限りません。
自ら信じた手法を、初志貫徹で追求する覚悟も大切です。
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