今日のテーマは、『想定より早く訪れた潮流変化、2024年からの上昇相場が幕を開ける』です。
13日深夜から、為替が急激に円高へシフトしています。
今月(12月)初め、
米ドル・円レートは148円前後で推移していましたが、
現在は141円台と日本円からの視点で高騰しています。
僅か2週間ほどの間で、割合として5%もの上昇ですね。
様々な理由で、円建で外貨支払いをしていた方にとって、
突然の転換は、想定外の幸運になっていると想像します。
それでは何故、為替が大きく変動しているのでしょうか。
それは、
現地時間12ー13日に開催されていたFOMC(*)で、
米国の金融(金利)政策に大きな方針転換があったから。
*FOMC:米・FRBが開催する金融政策決定会合のこと。
年内ラストとなる今回、
統計データとして堅調に推移している米国経済を背景に、
最後の『利上げ』が実行される事が予測されていました。
実際、
フライング気味に利下げ転換を窺う市場の期待に対して、
パウエル議長は『時期尚早』と牽制を続けてきましたね。
それが、
市場に織り込まれていた『最終利上げ』を見送ると共に、
13日のFOMC終了後に開かれた会見の席で姿勢を一転。
記者団に対して、
『引き締め終了が視野に入り始めている』ことに加えて、
具体的な時期について『本日協議した』と述べています。
会合参加者の証言では、
24年末の政策金利は4.50−4.75%を想定しており、
これは現行水準(*)から0.75%引き下げられたもの。
*現在は政策金利5.25−5.75%に設定されています。
仮に、
来年の利下げがミニマム(0.25%)で実行された場合、
1年間で『3回』の利下げが見込まれる事を意味します。
これを受けて、為替のみならず、株式市場も顕著に反応。
NYダウ平均株価は、
2021年初につけた過去最高値を約2年ぶりに更新し、
『3万7,000ドル』を突破して堅調に推移しています。
そして、
これは序章に過ぎず、余程想定外のトラブルがなければ、
2030年に向けての数年間は中期的な上昇相場が続く。
当然、
短期的な視点での『上下動』は繰り返されるでしょうが、
今回の上昇気流の『ピーク』は相当高くなると考えます。
あくまで私見なので、参考程度に留めて欲しいのですが、
NYダウ平均は50,000ドルの大台を射程圏に捉える。
株式市場の次元が1段階上がると言って良いと思います。
もちろん、長期的な視点では、必ず冬も訪れるのですが、
一投資家として、暫く春の陽光を楽しみたいと考えます。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太