今日のテーマは、『波乱疲れの見える投資家に、一足早い春は訪れるか??』です。
振り返ると、昨年は、投資家にとって厳しい時期でした。
欧米をはじめ、
世界の株式市場は1年間通して『低迷』し続けて、遂に、
前年に記録した『過去最高値』を超えることはなかった。
いや、
超えることはないどころか、その数字に迫ることもなく、
回復基調に入った年末も、1割ほど下落した水準で終焉。
体感として、
感じていた『厳しさ』と少し乖離はあるものの、年初来、
米国の指数インデックスは『19%』下落したようです。
*ここでは『S&P500インデックス』を指しています。
シンプルに、市場全体から『2割』の富が消失しました。
これは、
2008年以来、14年ぶりの下落幅で、ご存知の通り、
この時はサブプライム危機が世界経済を飲み込みました。
『100年に一度』と形容された未曾有の経済危機です。
昨年は、それだけ悲惨な投資環境だったということです。
しかし、
そこから一転、2023年の投資環境は、深刻ではなく、
個人的には、久々に高揚感を感じるものになっています。
前述の通り、
昨年の投資環境が良くなかったが故、世界の株式市場は、
全ての『ネガティブ材料』を折込み済で、上昇しかない。
当初、
2023年末がピークとされた政策金利の『利上げ』も、
今秋を目処に『前倒し』される可能性も、十分あります。
もし仮に、
2月開催のFOMC(*)で『利上げ幅』が抑制されれば、
先行して、株式市場が上昇に転じていくかも知れません。
*連邦公開市場委員会:米国における金融政策決定会合。
1月上旬、
公表されたCPI(消費者物価指数)は順調に低下しており、
12月度の雇用統計も、市場予想を大きく上回りました。
もちろん、
潜在的な『リスク』が弾ける可能性は、常にありますが、
2023年内、新たなパーティー開始の確率は高いです。
余談ですが、
米国・某調査会社の調べでは、市場が1割強下落する時、
1950年以降、翌年の反発率は平均15%だそうです。
未来を正確に予測することは出来ず、参考に留めますが。
一足早く、『春』は目前まで迫っているかも知れません。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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代表 井上耕太