今日のテーマは、『果たして、日本円は新興国通貨に成り果ててしまうのか??』です。
昨日の公式ブログでは、
『外貨預金でジャパンリスクは回避できるか』と題して、
巷で活況を呈する行動の、個人的懸念点を紹介しました。
その後も、一向に『円安進行』が留まる所を知りません。
9月7日付、
対米ドルの為替レートは『144円台』に突入しており、
先日、書き進めた時点から、更に一段売り込まれました。
次なる節目は、
1998年来、24年ぶりの安値となる『147円』で、
その水準到達まで、阻害要因がないとの見方が優勢です。
そもそも、
2022年初来、公式ブログで『日本円』という通貨が、
主要国通貨で一人負けしている事は繰り返し触れました。
昨日は、
年初来、その価値を『約20%』下げたと書きましたが、
直近2ヶ月ほどの間にも『10%』近く下落しています。
さらに、
覇権国・米国をはじめ、欧州、豪州、カナダ等について、
2022年現在、政策金利の『利上げ』が世界標準です。
それに対し、
世界の潮流と逆行して『緩和維持』を堅持する日本では、
将来的にも、ポジティブに評価できる要因がありません。
金利差拡大により、まだまだ劣勢は続くと予想されます。
直近半年間、
『貿易赤字』が歴史的レベルで悪化していることからも、
『国力』という観点で、日本円を懸念する見方も広がる。
ご存知の通り、
あらゆる分野において『輸入依存度』の高いこの国では、
短期間のうちに、急速に進展する『円安』は致命傷です。
実際、
欧州レベルではないと言われますが『物価高騰』が続き、
国民の生活を、目に見える形で『圧迫』し始めています。
この状況で、
日本政府・中央銀行が揃って『具体的な対策なし』とは、
果たして『存在意義』自体があるのか、大いに疑問です。
近年、
暗号資産(仮想通貨)億り人の台頭や新規上場等により、
個人投資家が、機関並の資金を動かすようになりました。
もし仮に、
『日本』という国家が単独で『為替介入』に着手しても、
以前ほどの効果は発揮されず、限界は近いと見られます。
現在の状況は、
投機対象としての『新興国通貨』が、博打の対象として、
各方面から『売り』を浴びせられる姿に酷似しています。
『安全資産』の称号も、既に失われたのかも知れません。
私たち日本人も、『日本円』という通貨に対する評価を、
冷静に見極めて、改める時期に来ているのだと考えます。
この分野でも、『思考回路』のアップデートが必要です。
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代表 井上耕太